ある晴れた日に、墓じまい (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 82
感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041097731

作品紹介・あらすじ

離婚して古書店を経営する、44歳の正美は乳がんを患ったことから、実家の墓じまいを決心する。母親はすでに亡く、頑固な小児科医の父親も高齢。兄姉はあてにならず、特に兄は勘当同然で家を出ており、鐘の無心しかない。この先自分に何かあったら墓は無縁仏だ。今後を考えて決めたことだが、父親は大反対。抗がん剤の治療を受けながら、あれこれ考える正美だったが、突然、父親が心不全で亡くなる。墓じまいを済ませる前に、大黒柱が死んでしまった。いや、今や大黒柱は自分か。しっかりしろ、わたし! しかし、父の愛人疑惑が起きるは、遺産分けがなかった兄夫婦がやけになって警察沙汰を起こすは、どうなる、墓じまい? 少子高齢化の日本が抱えるお墓事情がしっかりわかる、イマドキの家族小説。

感想・レビュー・書評

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  • 自分が乳がんになったことがきっかけで自宅の墓じまいを考えることになる正美。
    姉は施設にいて、兄は大学時代に家を出てそれっきり、父親は頑固で人の言葉を聞かない頑固おやじ。

    結婚したものの、相手があまりにもひどかったために離婚して、古書店を営みながらの一人暮らし。

    癌を患ったために自宅の墓じまいを考えていた時に、父親が心不全で急死。

    主人公の気持ちもよくわかるのだけれど、私自身、自分の家の墓じまいをする立場なので共感するところもあるのですが、男性陣があまりにひどくて(;^_^A。

    うちはこうならないといいな。

  •  バツイチで家族とも疎遠の正美。乳がんを患い、癌保険に加入して居なかったので金銭的にも苦しくなった。姉はダウン症で施設暮らし、兄は金の無心をしてくる。癌になった事で墓守が居なくなることを懸念した正美は、墓じまいを思い立ち…

     正美がとにかく不憫。顔だけで選んだ旦那とは上手くいかずに離婚。父は開業医だけど性格に難ありで金銭的にも余裕なし。姉は施設暮らしで亡くなった母からは姉を面倒見させる為に産んだとか言われるし、兄と兄嫁はお金の事しか言わない。これだけでも災難なのに、癌にまでかかって。それでもやさぐれず、真っ直ぐ前を前へ向かう正美は凄いです。

     墓じまいがここまで手間がかかるのも知りませんでした。

     経営してる古書店の店員のヒロコがカラッとしてて唯一の救いでした。

  • なんとなく、ドタバタ劇場みたいな話。
    特になにか思うことも無く、読了。

  • 墓じまい。
    子どもの頃参った墓は父母のそれぞれの実家の墓だった。両親が建てた墓に最初に入ったのは父だった。その墓は長男である弟が引き継いだ。後のことは彼にお任せになるだろう、きっと。
    さて わが夫は長男で子供は皆独身…… どうなることやら

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著者プロフィール

1964年、青森県生まれ。2006年『闇鏡』で第18回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞。主著に『幻想郵便局』『幻想映画館』『幻想日記店』『幻想探偵社』『幻想温泉郷』『幻想短編集』『幻想寝台車』『幻想蒸気船』の「幻想シリーズ」、『大奥の座敷童子』『小さいおじさん』『月夜彦』『魔法使ひ』『オリンピックがやってきた 猫とカラーテレビと卵焼き』などがある。

「2021年 『幻想商店街』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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