- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041097779
作品紹介・あらすじ
御神木に見守られる町・御森には大樹に嫁入りした巫女の末裔である百目木一華が取り巻きの妖怪と暮らしていた。
一華は常世の者と心交わすことができる、人間離れした妖艶な雰囲気が漂う高校生。
一華のクラスに編入した、藤谷潤という気弱な少年もまた、見えないはずのものが見えてしまう霊感の持ち主だった。
ある日、妖怪に襲われてしまった潤を一華が助け、二人の距離は少しずつ縮まる。
その後も妖怪に追われ続ける潤を目撃し、一華は原因を探すべく奮闘するのだが……。
『幽落町おばけ駄菓子屋』『華舞鬼町おばけ写真館』シリーズの著者・蒼月海里の待望の新シリーズ、スタート!
感想・レビュー・書評
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蒼月海里先生の作品が好き。不思議でほんわかホラーで面白い。出てくるモノノケも素敵。
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第一話 一華との邂逅、潤の憂鬱
第二話 一華の住まいと潤の受難
第三話 一華の過去と潤の展望
余話 御森商店街にて
見目麗しそうな男子二人。モノノケ杜の物の怪たちとあれやこれや。
余話で少しホッとする -
「一華との邂逅、潤の憂鬱」
彼が越して来た理由は。
息子が怪我をして帰ってきたら嫌でも両親は気にするだろうし度が過ぎれば、もしかしたらと学校に確認だってとるだろうな。
余程暇なのか、自分より弱い立ち位置に居たのが彼だけだったのか分からないが態々来るなんて。
「一華の住まいと潤の受難」
本当に住んでいる人数。
自分に実は兄姉が居たかも知れないという事実だけでも驚きだろうに、家に居るのはその子だと知った気持ちは複雑だろうな。
水子となってしまった子の話などしたくないだろうが、忘れられた様に感じそうだな。
「一華の過去と潤の展望」
友人を悪く言われた後に。
彼らは見えない人間なのだから、嘘か本当かわからないことを信じている分には構わないが友人である者に対し煽る様に酷い言葉をいうのは良くないだろう。
自業自得と言えばそれまでだが、どんな時でも一番怖いのは生きた人間だというのを痛感したな。 -
夏目友人帳が好きな私はこの本の世界観は好み。ただ、第三話の一華の過去編に行くまで何度も集中が切れちゃって寝落ちしました…学がない私には、難しい漢字が多くて少し疲れる本でしたね。猛省とか、慇懃無礼とか…第三話は物語が動きをみせるので刺激的で楽しく読めました。
著者プロフィール
蒼月海里の作品





