天使の爪 上 新装版 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (624ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041097847

作品紹介・あらすじ

麻薬密売組織「クライン」のボス、君国の愛人の体に脳を移植された女刑事・アスカ。過去を捨て、麻薬取締官として活躍するアスカの前に、もう一人の脳移植者が敵として立ちはだかる。

感想・レビュー・書評

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  • 天使シリーズ「天使の牙」の続編。
    脳移植により、別人の体を持つ、神崎アスカは麻薬取締官と成る。
    一方、アスカの脳移植を行ったポーランド人のコワルスキー博士は、アメリカで脳移植の実験をしていたが、アメリカでは脳移植が許されないため、ロシアに移った。
    ロシアで、脳移植を行い、アスカに次ぐ二人目の脳移植を成功させた。
    ロシアで脳移植された人物は殺し屋だった過去を持つ「狼(ヴォールク)」と呼ばれる男だった。
    ヴォールクは、自分と同じ脳移植者のアスカの存在を知り、並々ならぬ興味を抱く。

    チェチェン人、中国人、ロシア人、などがアスカの前に立ちはだかる。

    上巻は620ページ、下巻は593ページと、「天使の牙」よりも大幅なボリューム増だが、緊迫する物語の展開に、上巻は一気に読み終わってしまった。
    下巻も一気読みになるか?

  • 脳移植によって生まれた麻薬取締官・アスカの前に現れた<狼>の正体は!?

    麻薬密売組織「クライン」のボス、君国の愛人の体に脳を移植された女刑事・アスカ。過去を捨て、麻薬取締官として活躍するアスカの前に、もう一人の脳移植者が敵として立ちはだかる。

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著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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