天使の爪 下 新装版 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 93
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041097854

作品紹介・あらすじ

最重要軍事機密である、脳移植の稀有な成功例、アスカ。彼女の前に突如現れた、脳移植が生んだロシアの怪物との戦いの行方は!?

感想・レビュー・書評

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  • 脳移植シリーズ2作目。麻薬取締官・神崎アスカがその美貌を使って闘うことを身に着ける。
    のっけから若い女性による殺戮から始まる。
    ありえないから面白い小説。アスカの心と体が全く異なる事による葛藤がしっかりと描かれていて、単なる刑事物(ではないかもしれないけど)だけではない人間模様。
    現代では起きえない脳移植だが、著者はそうなった時に起こるであろう感情を考え尽くして描いた感があり評価できる。
    第一読んでいて面白すぎます。

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著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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