SIGNAL

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  • KADOKAWA (2020年10月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784041097908

作品紹介・あらすじ

それは破滅への予兆か、人類への福音か――。

電波天文台が奇妙な信号を捉えた。
調査の結果、三百万光年離れたM33さんかく座銀河からの人工的電波だとわかり、人類史上初めて地球外知的生命が確認されることとなった。
中学二年の芦川翔は、この人類史上最大の発見に大興奮するが、周囲の友人は冷めていた。
誰かと感動を分かち合いたい芦川は、高等部の先輩で天文学者を母に持つ男子生徒・朱鷺丘昴の存在を知る。
先輩なら、当然この大発見の意味も僕以上に理解しているはずだと確信し、朱鷺丘先輩に話しかけようと試みるが、先輩は極端に無口で滅多に人と交わらない変人だった……。
一方、宇宙から謎の信号を直接感知する人々が現れる。呼び集められた彼らは、ある実験を試みる……。
十七年後、研究者となった朱鷺丘が、シグナルの解析に成功する。
電波を発するようになって百年余りの人類に向けて、宇宙の彼方からシグナルを送り続ける「彼ら」の目的とは? 
「彼ら」は地球にやってくるのか? 果たして人類の運命は――。
『百年法』『代体』の著者が放つ“アオハル”SF長篇!

みんなの感想まとめ

宇宙からのシグナルと、それに伴う友情の物語が描かれています。三百万光年離れた銀河からの電波が、地球外知的生命の存在を示唆し、主人公の芦川翔はその発見に心躍らせますが、周囲の反応は冷淡です。彼は、天文学...

感想・レビュー・書評

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  • M33星雲から地球にシグナルが送られてきた。地球以外にも知的生物はいるのか。シグナルの解読はどうなるのか、M33ETIの目的は一体何なのかなどの謎がどうなるのかという期待で引っ張っていくが、あくまで芦川翔、朱鷺丘昴、滝沢修太朗の3人の友情とシグナルが声として聞こえるレセプター7人の絆の話なのだ。変人の朱鷺丘に必死に挑んでいく芦川翔の純粋さが眩しい。結構、理詰めに進んでいく会話も面白い。M33ETIについては、最後ちょっと肩透かしだが、でもなかなかいい話だった。
    時間についての「風という流れがまず存在して、その流れに乗って気体分子が動いているのではなく、気体分子の集合的な流れを、風という概念で捉えるのと、時間も同じ」というのと、知的生命が誕生するための条件が「①中心の恒星が、銀河において、星が密集していない比較的安全な場所に位置する②その恒星が太陽と同じくらいの寿命を持つ③ハビタブルゾーンに地球と同サイズの惑星がある④その惑星に適切な比率で大陸と海が存在する⑤惑星が防御バリアとなる地磁気を持つ⑥同じく適切な濃度の酸素と二酸化炭素が存在する⑥温度調節機能を果たすプレートテクトニクスが存在する⑦スタピライザーの役割を担う適度な質量の衛星を持つか、ほかの要因によって自転軸が安定している⑧その惑星の外側の軌道に、彗星や小惑星から守ってくれる巨大惑星が一つないし二つある」という話が展開されているのも面白かった。なるほどねえ。

  • 浪漫と興奮の一冊。

    あの「三体」を思い出す面白さ。

    三百万光年離れた銀河から送られてきたシグナル。
    それは地球外知的生命からのシグナルだった…もう、これだけで浪漫一色の無限の世界へ連れ出された気分。

    このシグナルの意味、送った彼らの目的は何なのか?さまざまな仮説に興奮の嵐。

    壮大な遥か彼方の宇宙の鼓動を感じたくなるし自分の鼓動を重ね合わせたくなる。

    今、この瞬間にどこかでシグナルが交わされていたら…浪漫と興奮をもらえた幸せな時間。

    壮大な夢を追い続けるアオハル、熱い想いもキラリと良かった、小難しくなくSFを楽しめる作品。

  • 海外の作家さんばっかり読んでたと思ったら急に日本の作家さんが続きました
    揺り戻しが凄いw
    そしてミステリーばっかり読んでたのでSFが読みたくなり本作です

    つまりは海外ミステリーの反対語は日本のSFということですね(決定事項)

    山田宗樹さん、初読なんですが読みやすかったです
    そして面白かったです
    途中までちょっとまどろっこしいところもあったんですが最終的に色々きれいにまとまったかなと

    これはねあれですね
    自分は山田宗樹さんの仮説に基づいた論文だと思ってます
    なんかありそうっていう
    3年くらい前の新聞に載ってそうっていう

    そんな感じ

  • We are not alone. But…  #日本SF読者クラブ M33銀河からの電波信号が確認されたとき、中学2年生の少年の「宝石のような時間」が始まった。、それはETI(地球外生命体)からのものか? そして一体何を意味しているのか?

     電波信号とは別の<波>も送られてくる。それは、特定の人たちの脳に直接に話しかけてくる。何故?

     それから17年後、大人になった少年は「信号」と<波>の意味を探ろうとする。青春SFストーリーと言ってよいのdが、ちょっとあっさりしすぎのの感がある。

  • 人類は、さんかく座領域にある渦巻銀河M33から解読不能なメッセージが繰り返し送られていることを発見した。300万光年の彼方に地球外知的生命(ETI)が存在することに気づいた瞬間だった。同時期、一部の人々(M33レセプター)は、M33ETIから送られてくる〈謎の波〉を音声としてキャッチしており、彼らが一ヵ所に集まって意識統一すると、600万年前の地球の姿や地球に向けて出発する大艦隊の映像が現れたのだった。

    17年後、ETIからのメッセージがやっと解読された。果たしてETIが地球を目指す意図は、共存なのか侵略なのか? 自分たちが目撃してしまったことの重みに耐えながら生きてきたM33レセプターたちも、真相を待ち望んでいた。

    いや~、面白かった。大好きだった映画「コンタクト」(ジョディ・フォスター主演)を懐かしく思い出した。

  • BOOK-OFFに行った時に偶然、山田宗樹の名前を見つけた。「ヘルメス」がとても良かったので、そこにあった本書「シグナル」と「人類滅亡小説」を持ってレジに向かった。帯には「さんかく座銀河から送られる信号の正体とは?地球外知的生命体に魅せられた少年たちは、三百光年を越えて届くシグナルの解読に挑む。」と書かれていた。これは最優先で読むしかない。

    序盤読み進めると、あれ?これって、最近読んだ春暮康一の「一億年のテレスコープ」に雰囲気が似ている。主人公三人組も同じ設定だ。となると、ある疑惑が出てくる。これは調査だな。シグナルは2020年10月に発売の書き下ろし。一億年は2024年8月の書き下ろし。これはもしかしたら・・・とも考えたが、両者ともその頃に見ていた参考文献が共通していた可能性が高い。作品の完成度は、残念ながら一億年の方に軍配が上がる。しかも、かなり水をあけられている。新しい技術に関する具体的な話が少ないことと、思いつきレベルの話(目的?侵略?共存?移住?相対性理論・光の速さを越えられるか?)が延々と続く。芦川やレセプターの仮説もこれも延々とグルグル回っている。これでページ数を稼いでいるのかとも誤解される。この様に中盤から後半にかけての停滞感が否めない。ただ、最後の展開は面白かった。一種の謎解きが解明されて、溜まりに溜まったモヤモヤ感が一気に解消できた。ただ、内容が最後に集中・凝縮し過ぎなので、いくぶん前の方に緩和、少し広げればバランスが良くなると思う。でも山田宗樹作品のエンディングって、読む人に希望・勇気を与えてくれる。これがいいんだよね。

    トピックスのまとめ
    〇 主人公の芦川翔は哀川翔のパクリか?
    〇 さんかく座銀河はM33、アンドロメダ銀河はM31、オリオン大星雲はM42。我々の天の川銀河はアンドロメダ銀河と約40億年後に衝突するが、さんかく座銀河も同時期に衝突すると予想されている。朱鷺丘先輩、いや朱鷺丘主任研究員は、さんかく座銀河生命体は絶滅を回避するための地球に移住してくると結論付けているが大丈夫か?さんかく座銀河生命体は、また別の銀河に向けて移住する二度手間を選択するだろうか。これについて解説が欲しい。
    〇 さんかく座銀河生命体は残念ながらさんかく座を脱出できなかったものの、地球人の科学レベルとは雲泥の差。早急にシグナルを解析して宇宙に羽ばたくことを切に願う。でも、シグナル以上の科学力を磨かなければ、地球人も結局はさんかく座銀河生命体と同様に滅亡することになる。頑張れ!地球人。

    幾つかの事柄について辻褄が合わないものの、ワクワクする内容を提示してくれただけでも感謝したい。ブルーバックス等で仮説に仮説を重ねられるよりも、こちらの方が誠実な仮説物語と言えよう。今後もブルーバックス等の仮説を題材・拡大したSF小説が立て続けに出てくる可能性も高い。まだまだネタには困らない宇宙SF小説、楽しみだ。

  • 三百万光年離れた銀河から送られたシグナル。
    それを受け止めた人達。
    すごく壮大なスタートの割には
    こじんまりした展開ではあったが
    それはそれで面白く読めた。
    なんと言っても朱鷺丘先輩の強烈なキャラ。
    再会までの間に何があったのかを是非とも読みたいものだ。
    [図書館·初読·10月26日読了]

  • ある日、さんかく座にある渦巻銀河M33から人工電波が届いた。 
    人類史上初めて地球外知的生命が確認されたのだ。
    中学2年の芦川は胸をときめかせ、この思いを語りあえる先輩たちと出会う。 

    同時期、M33銀河からの『声』を聞いたという6人が集められた。 
    M33シグナルのレセプター(受動体)と称される6人は、あるビジョンを目にする。 
    果たして、M33からのシグナルは、人類にとって福音となるのか? 
    電波受信から17年後、ついに人工電波の暗号が解除される。 その内容とは・・・ 
    ファーストコンタクトものに入るのでしょうが、大人になった芦川と先輩達、レセプター達との関わり合いが重点になる話ですね。 
    これはこれで良いものです。 

  • 宇宙の話しはワクワクします。
    内容がJPホーガンの星を継ぐものっぽいところがあったけど、やっぱりロマンがあるなあと思う。

  • 知らないほうが幸せでいられることは、世の中にたくさんある。
    でも、知ってしまった以上は、それを引き受けるしかない。

  • 軽ーい感じで読みやすかった。
    もっと、ドロドロした内容でもよかったかも。

    人類が滅びるとき
    これまで人類が積み上げてきた事実
    それが誰にもどこにも残らなくて
    そのもの自体が無駄だったってことになるのは悲しいな。

  • 奇跡の惑星、地球。

    惑星にも寿命があり
    生命が育まれる環境の惑星はごくわずか。
    遠く三百万光年離れた知的生命体が
    地球に送ってきたメッセージ。
    命を繋ぐという物語。

  • 余分かと思った部分をすっ飛ばしながら、ストーリーを追う形式で読んだ。すると、面白い。 オチもなかなか良い。理論は短く、やさしく、面白くして欲しかった。文句言ってすんません。

  • SF作家さん…というイメージは最初なかったんだけど、もうそうとしか思えなくなってきた。今作は、とある星からの信号を受け取った地球の人々の話。ざっくりいえば。
    受け取り方、立場、頭脳によって、その信号との関わり方が違っていて、でもどれもなんか凄い。信号の解読に挑む。信号よりも前から「声」を聞く。信号の意味を考え続ける。…ロマンだなぁ。ロマンを感じる人生、いいなあ!

  • 宇宙という人類にとってほとんど未知であるが故のロマンと恐怖、少年の成長、大人の成熟がきれいに織り込まれた、現代科学にプラスアルファなSFでとても楽しく読めた

  • 【Entertainment】シグナル / 山田宗樹/ 20201230 (38/836)/ <207/132233>
    ◆きっかけ
    日経書評

    ◆感想
    エイリアン襲来、オカルト的な様相もありどう転ぶかドキドキしながら読んだ。最後はとても切ない話。ただ、締めくくりがお粗末。。。

    ◆引用
    なし
    ===qte===
    宇宙から謎の電波信号 小谷真理氏が選ぶ3冊
    シグナル 山田宗樹著
    2020/11/19 14:00日本経済新聞 電子版
    いっぷう変わったファーストコンタクト・ストーリーである。
    まず、アンドロメダ座と牡羊座の間に位置するさんかく座方面から謎の電波信号が、地球で受信される。これが極めて人工的な信号を含んでいたことから電波源は、高度文明を持つ存在と考えられた。
    主人公の芦川は、中学生時代からこの信号に熱狂し、長い年月をかけてこの謎に取り組む。
    電波天文台で受信される信号のみならず、一部のヒトに受容される特殊信号の話も登場し、ワクワクするような謎解きが展開する。エイリアンが華々しく登場するわけではないが、現実的な研究の積み重ねからの推理は、しっとりとした、せつない考察を引き出す。誠に、衝撃的な結末であった。(KADOKAWA・1700円)
    ★★★★
    ===unqte===

  • 12月-19。2.5点。
    300万光年離れた星から、電波が定期的(40分毎くらい)に届く。何かのメッセージが隠されているのか。

    後半、余りにもあっさり真相が述べられる。
    イマイチ共感出来なかった。

  • 壮大な内容。宇宙に関心を持てた。宇宙と量子力学の本を読んでみたい。

  • 山田宗樹さんの新刊SF小説。電波天文台が300万光年離れたM33さんかく座銀河からの人工的電波を捉えて、人類史上初めての地球外生命体が確認される。中国の大ヒット小説『三体』っぽい雰囲気ありつつ、好奇心旺盛な中学二年生の主人公と、変人で天才の高等部の先輩+ピンチになったら助けてくれるイケメン先輩による青春小説としても読むことができる(山田さんの代表作である『百年法』や『代体』と比べると比較的サクっと読める)。

  • 宇宙の彼方から奇妙な信号をキャッチする。それは遥か300万光年先のM33さんかく座銀河からの人工的な電波だった。史上初の地球外知的生命(ETI)の発見は中学二年の芦川翔を歓喜させ、高等部で天文学者を母に持つ朱鷺丘昴先輩の存在を知り話しかけるが、朱鷺丘先輩は無口で人と交流を嫌う人物だった。
    一方で同時期、ある声が聞こえる人々が集められ実験が行われる、そしてその声はM33からの信号だった。
    それから17年が経ち、朱鷺丘昴は研究員となりM33銀河からの電波の解読に成功した。
    この電波が示すものは一体何なのか.......ある声が聞こえる人々の意味とは.......記者になった芦川翔、そして人類の運命は.......。
    壮大な宇宙、地球外知的生命の存在、彼らは来るのか?目的は一体なに?読み進めていると頭上に無数に輝く星が浮かび、宇宙空間に溶け込むような感覚.......そして、彼らの存在をそばに感じドキドキいや、ゾクゾクする。天文学や物理の話もあり、なかなか興味深かった。
    青春SFストーリー。
    ✩✩✩✩ 4.0

    「SIGNAL シグナル」

    目次

    第一部
    第一章 CONTACT 7
    第二章 TRY 43
    第三章 THEY 56

    第二部
    第一章 VISION 77
    第二章 REIMS 132
    第三章 REUNION 162
    第四章 DIRAC 186
    第五章 SIGNAL 208
    終 章 FUTURE 256

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著者プロフィール

1965年愛知県生まれ。筑波大学大学院農学研究科修士課程修了後、製薬会社で農薬の研究開発に従事した後、『直線の死角』で第18回横溝正史ミステリ大賞を受賞し作家デビュー。2006年に『嫌われ松子の一生』が映画、ドラマ化される。2013年『百年法』で第66回日本推理作家協会賞を受賞。その他著作に『ジバク』『ギフテット』『代体』『人類滅亡小説』『存在しない時間の中で』など。

「2022年 『SIGNAL シグナル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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