雲神様の箱 名もなき王の進軍 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 72
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041098639

作品紹介・あらすじ

一族の秘具<雲神様の箱>と共に山をおりたセイレンは、湖国の若王・雄日子の守り人となり大王への反逆の旅路についた。しかし一族の神の怒りが、セイレンや周囲の者達へ容赦なく襲い掛かり……

感想・レビュー・書評

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  • この時代の話が好きなので飛びついて、未出版のカクヨムに掲載の部分まで一気読み。
    守り人仲間たちを中心に魅力的な登場人物がいっぱいで楽しく読みました。ただ、後半になっていくにつれ恋愛要素多くなり結構甘めな印象。。あと私の読解力のせいか、登場人物の動きの描写がちとわかりにくかった。
    セイレンの心情の移り変わりをきめ細かく描いてくれてるのは良いなぁ〜言葉遣いが可愛くて好きだし、3巻が出たらきっと読むかな?

  • 歴史考察の一説では、嘘をつかない古くからの一族(土蜘蛛や熊襲)を騙し討ちしたヤマト政権とも言われているそうですね。
    平和の為に謀をする雄日子の心内が切なく感じました。
    犠牲になるものが身近な人になった時、その痛みや苦しみをリアルに感じながらも進まなければいけないのはとても苦しい。

  • 着実に足場を固めていく雄日子。
    だが途中ではぐれてしまったセイレンと藍十。
    そこで出会った土雲と祖を同じくするもう一つの一族。
    ファンタジーと歴史物語が同時進行していく面白さに、主人公を追い詰めようとする勢力が近づいて来るスリルがある。
    恋に狂う人物は好きだが、石媛はなぁ。
    現実が見えていないというか、自分のことさはか頭にないのが痛い。
    石媛が一番セイレンをひとりの人としては見ていないのだろう。
    セイレンにも雄日子を守りたいと思う気持ちが出てくる。
    見たことのない世界へ連れていってくれる人物への期待もあるのだろうが、純粋に彼女自身から出たものなのかな。石媛からの感応もあったりして。
    しかしセイレン、虐げられていたとはいえ人里で暮らしていたのに色恋に鈍いし、夫もわからないというのは疎すぎやしないか。

  • シリーズ2作目。
    セイレンの気持ちの変化が見ていて楽しいです^^
    少し恋愛要素も交じりつつ?? 
    読みやすいのでさくっと終了でした。
    物語も進んで続きも気になるで次巻も続けて読もうと思います。

  • 面白い

  • 物部氏から麻佐良と麁鹿火の親子が登場

  • 高天彦神社で土蜘蛛塚を見てなんだろうとググった記憶が
    遥かなるロマンだなあ
    続きはカクヨムで

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著者プロフィール

滋賀県在住。第4回カクヨムWeb小説コンテスト キャラクター文芸部門特別賞を『雲神様の箱』にて受賞し、デビュー。

「2022年 『鳳凰京の呪禁師』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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