里山奇談 あわいの歳時記 (角川文庫)

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本棚登録 : 23
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041098707

作品紹介・あらすじ

桜祭りの帰りに見た宙に浮く柔らかな光、川で投網を打つ人を襲った足元の砂の奇妙な動き、山道で「おおい、おおい」と呼びかけてくる声、憑物を籠めているという壺の秘密……不思議でどこか懐かしい短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 微妙に不思議な話もあり。
    その方がリアルかも。

  • 「たけくやしき」「憑物壺」「玉かんざし」の3篇が印象に残りました。
    中でも「憑物壺」かなぁ。呪物を扱う恐ろしさと、その存在を受け入れていたということが怖いです。各地の狐憑きの伝承とかは、「憑物壺」の話のような家の存在があったからなんでしょうね。
    そういえば、MASTER KEATONで狂犬病を利用した殺人事件の回ありましたね。思い出しました。あの話は、犯人の狂気が恐ろしかったですが、職業にしているという「憑物壺」は、理性があってのことなので、違う怖さです。
    狂気は理解できないけど、職業ということになると職務内容はともかく、仕事をする、という行為は理解できてしまうので。

    「たけくやしき」は漢字にすると「猛悔しき」とでもなるのかな。そういう言葉があるのならば、勉強不足ですみません。自分が大事にしていることだけど、生活のためにはどうしても後回しにしてしまっている現実。その罪悪感をついて、心の弱さ隙間につけこんでくる言葉を、否定できない不甲斐なさ、もどかしさ。
    そんな感情を吹っ飛ばしてくれたのは、守るべき存在でした。感謝です。

    遺された想いを昇華させることのできた「玉かんざし」。
    こういう話は、やはりいいです。理不尽に失ってしまった人生の心残りを、救ってあげることのできた話は、心に残ります。せめて、ささやかな安らぎを。

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著者プロフィール

漫画家、画家、カメラマン。著書に『今日の早川さん』(1~3巻)、『異形たちによると世界は……』など。表紙絵に新井素子『…絶句』、『マンガでわかる宇宙の仕組み』など。写真と書き下ろしイラストに『ずかん ハチ』がある。

「2021年 『里山奇談 あわいの歳時記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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