高校事変 VIII (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 454
感想 : 37
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041098745

作品紹介・あらすじ

生徒や教職員が気持ちを新たにする始業式の日、犯罪史上最凶のテロリストを父に持つ優莉結衣が迎えたのは、心躍る新学期ではなかった。田代ファミリーが総力を結集し、酸鼻極まるサバイバルゲームを挑んでくる。突如行方をくらました男子生徒の謎、担任教師となった伊賀原の暗躍……。午前零時、“結衣狩り”が始まるかに思えたが、事態は思わぬ方向に転がりだす。武蔵小杉高校事変以来、最大規模の頂上決戦。その結末は?

感想・レビュー・書評

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  • 胸糞悪い場面も多くて嫌だなとも思うこともあるのに、読み続けていよいよ8巻に突入。

    高校3年生の新学期。結衣はかつての高校に再編入される。
    しかし気持ち新たに新生活とはいかない。
    初っ端からの不穏な展開。結衣によって崩壊寸前まで追い詰められた田代ファミリーが、結衣に莫大な懸賞金をかけ、半グレらに総動員をかけてなりふり構わず殺そうとする。
    絶対に殺し損ねないように個人による原爆の製造が出てくるとか、驚き通り越して笑ってしまったのは私だけか。

    結衣本人は望んでいないけれど、どんどん半グレが集結してまとまってきているという皮肉。
    これまでの敵味方が再登場するのみならず、他に10人以上いるという結衣のきょうだいも次々に参戦する。
    互いに悪態をつきあい、時には敵対して殺し合いながら、生い立ちも、忌み嫌われ監視され続ける立場も、実はわかりあえるのは彼らしかいない。

    結衣以上の天才肌という長男も今後出てくるのだろうか、いやほぼ確実に出てくるよね?
    警察の組織とか、検察審査会の手続なんかたぶん無茶苦茶なんだと思うのだけど、まぁそもそもがぶっ飛んでるので気にしないことにする。
    細かいこと突っ込んでたらキリがないからね(と言いながらつい突っ込んじゃうんだけど。笑)

  • 僕がこよなく愛する史上最強最凶最恐の美しき女子高生・優莉結衣ちゃんが活躍する本シリーズももう8巻目。
    今回は、結衣にいままで煮え湯を飲まされまくった田代ファミリーがなりふり構わず結衣を殺しにかかってくる。

      優莉結衣を殺せば最大12億円超えの賞金

    このニュースが日本中に振り撒かれ、日本中から半グレ連中が集まり、結衣を殺そうと奮闘するのだが・・・。

    なるほど、血で血を洗う殺戮が繰り返されるのかと思いきや、ストーリーは田代ファミリーの思惑道理には進まず、意外な方向へ進んでいく。

    いや、第8巻も面白い。

    過去に登場したキャラクターが再登場し、結衣の敵になったり、味方になったりと大混乱(笑)。

    第4巻で結衣があえて殺さなかった韓国人不良グループの美少女刺客・ヨンジュがここで再登場してきました。
    いつ出てくるか楽しみだったんだよね~。
    期待どおりの活躍をしてくれます。
    さらに本シリーズお約束である、中三なのに凄腕という結衣の妹、優莉凛香も、お姉ちゃんの結衣につかず離れずで、この姉妹のやり取りは楽しい。

    という訳で、本巻ではかなり結衣の兄弟姉妹の消息が分かってきます。
    一番、わからないのは長男だな~。結衣と同じポテンシャルを持っているとか怖すぎるだろ(笑)。

    今後、いつか登場するんだろうけど、敵になるか、味方になるのか。楽しみすぎますね。

  • 高校事変シリーズの8作目。幼い頃から父親に戦闘マシーンとして育てられた主人公の結衣と、宿敵田代親子との半グレや警察を巻き込んだ死闘が描かれる。本作は今まで以上に結衣とその兄妹との絆に重点を置いて描かれていて、その点は良かったが、田代親子との闘争にはそろそろ飽きてきたのも否めない。

  • 優莉結衣に再三苦杯を舐めさせられてきた田代ファミリー。彼女を抹殺せんとその首に懸賞金をかけ、欲に目の眩んだ半グレ集団他様々な賞金稼ぎが殺到。
    さらに、直接の戦闘では埒が明かないとみた田代ファミリーは、遂に大量殺りく兵器で片を付けようとする。核兵器=原爆という最終手段。
    戦闘はスケールアップするばかり!
    一方、武蔵小杉高校事変以来の彼女の行動を立件できない警視庁は、検察審査会に申し立てを行う。しかも特別公開手続きで結衣本人の出席を要請。
    起訴となると、結衣は逮捕?
    様々な戦闘場面では危機を脱してきたが、警視庁相手にどう切り抜けるのか、ますます目が離せない。
    田代勇次のファンミーティング会場での戦いで、凛香や篤史たちと兄弟の絆が芽生えた結衣。
    勇次との次の戦いが、いよいよ最終決戦となるのか?

  • 今までで1番すんなり読めた。感情描写が比較的抑えられていたのが良かったように思う。とりあえず第1部完というとこかな。次回作から市村凛編か?田代勇次がどう出てくるかも注目。

  • 今回もハラハラさせる展開で大ボスも登場、豪華。でも過去のキャストや兄弟の名前が頻繁に出てきて、前作から間が空いているだけに理解に苦しんだ。本筋に関係ないなら出さなくてもいいのでは?

  • 2020年8月角川文庫刊。書き下ろし。シリーズ8作目。優利結衣に懸賞金がかけられ、田代ファミリーの猛追がかかる。原爆まで持ち出して、あっさり不発にするあたりは、お笑いのようで、少し残念。ドタバタ気味の展開でしたが、結衣が無事でホッとしました。

  • うーん…
    確かに面白いよ。
    でも、まさか核爆弾まで出てくるとは…

    市村凛や田城勇次絡みで、次に続くんだろうけど、落とし所はどこだろう。

  • 優莉結衣が暴力に暴力で立ち向かい全て返り討ちにするので、とうとう敵は彼女一人を消すために核兵器を持ち出してきた…えっ!?!?な8巻。
    核爆弾を製造するのは高校の化学教師なのでどうしても『太陽を盗んだ男』を思い出すし作中でも出てきました。ジュリーはプルトニウム精製して作ってたけど、伊賀原先生は濃縮ウランで製造。しかもジュリーは目的なく原爆作ったから作ったあと(どうしよ…)ってなってたけど、伊賀原先生には明確な目的がありました。仕掛けたのは宇都宮。
    結衣に懸賞金かけられて命狙われるけど、女子中高生たちの機転が凄いし、餃子店での半グレ・パグェ・田代ファミリーの下っ端たちとの気まずいオフ会を想像したらちょっと笑いました。笑い事じゃないけれど。彼らは見捨てられてるとはいえ、結衣側につくのは物凄く……フヂタ作品信者にはたまらない展開です。
    米谷くん頭良い…スタンガン渡されただけでやること理解するの株上がる。伊賀原先生は意味がわからなかったけれど。普久山先生は死亡フラグ立てまくりながら折ってたけど、伊賀原先生には難しかったですねぇ…田代槙人側についたのが運の尽き。
    田代夫妻が死んだので(槙人を殺したのは結衣だけど、美代子を殺したのは里緒子。。)、遺った人たちは結衣側についてる。こりゃ警察の危惧が本物に、だけれど結衣は優莉匡太になることはない。
    次男の篤志は対決するかと思ったら初めから味方のようなものだし、妹の凜香とはやっと本当に和解しました。更に下の妹の弘子はもう出てこないかもだし、結衣の双子の姉・智佐子も戦力にはならないので兄弟姉妹で共闘するのは篤志・結衣・凜香の3人だろうな。長男カイトも後々でてくるだろうけれど。てか匡太の名付けセンスが謎…認知してるから匡太が名付けしてると思ってるけど、キラキラネームとか新しめの名前つけてる子もいれば、昭和かなみたいな名前の子もいる。。
    田代勇次は死んでないだろうし、人殺し部主将対決は今後の展開に。宮園弁護士も格好良かったです。嘉島姉妹もありがとう、日本にもダブル・ジョパディーみたいな制度あるのか。。梅田刑事と綾野刑事も小笠原署に飛ばされてるけど満足そう。良かった。

  • シリーズ第八作。今回は田代ファミリーとの対決。敵と思った次男・篤志と四女・凜香が味方となり共に戦う。長女であり双子の姉・智沙子、五女・弘子が救出される。

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2022年 『ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 VI 見立て殺人は芥川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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