高校事変 VIII (8) (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041098745

作品紹介・あらすじ

生徒や教職員が気持ちを新たにする始業式の日、犯罪史上最凶のテロリストを父に持つ優莉結衣が迎えたのは、心躍る新学期ではなかった。田代ファミリーが総力を結集し、酸鼻極まるサバイバルゲームを挑んでくる。突如行方をくらました男子生徒の謎、担任教師となった伊賀原の暗躍……。午前零時、“結衣狩り”が始まるかに思えたが、事態は思わぬ方向に転がりだす。武蔵小杉高校事変以来、最大規模の頂上決戦。その結末は?

感想・レビュー・書評

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  • 遂に!
    田代ファミリーと最終対決〜!
    やけど…
    既に、田代ファミリーは、ボロボロ状態やな。
    金借りて、これで勝負に負けたら壊滅ってとこまで、追い込まれてる。

    結衣ちゃんの首に10億以上!
    こんなけ、賞金つけたら、いけるって思ったか…

    なのに、結衣ちゃんを追い込むのは、自ファミリーのメンバーは、自分達の中で、使い捨てと思ってる奴らを使うの?
    確かに、最終兵器を用意してるにしても…それが発動したら、メンバー終わってしまうけど…
    今まで、どんなけ、裏をかかれてんねん!って思ってしまう。
    学習能力が無いというより、自信過剰なんやろな!絶対、大丈夫って思ってる…
    やっぱり、学習能力がないって事か^^;

    まぁ、結衣ちゃんと田代ファミリーの大きな差は、モノ(武器とか、傭兵とか)より、ココロの差なんかな…
    金で繋げるんやなく、自然に繋がるっていう…
    カリスマ性っての?
    善悪はともかく、お父ちゃんの血は濃く残ってる?

    勇次は生死不明…
    これからも、対決は続きそう…

    次!次!

  • 何なんだ、優莉結衣(次女)。人生の中で最強の女性は峰不二子、クロスファイア・青木淳子など思い出すが、余裕で優莉結衣。今回も数百人は殺したのでは?内容は凄かった!武蔵小杉高校の事件などで田代ファミリーが優莉結衣1人に妨害され、田代ファミリーの復讐が始まった。優莉結衣に12億円の懸賞金をかけ、狙われる優莉結衣。しかし、彼女のきょうだい(次男、4女)が田代ファミリーを返り討ちに応戦する。今回もハードなバイオレンス劇だった。優莉結衣の魅力を存分に感じられた。長女、5女の救出という重大な局面もありラストまで疲れた⑤

  • 高校事変シリーズ第Ⅷ弾

    面白かった。
    シリーズ第8弾では、結衣1人を殺すために、新たな兵器登場か。
    今回、結衣のお値段は12億7000万円。
    読んでて化学のことは私にはさっぱり分かりませんが、的確に次々と対処する能力はさすがです。
    次第に兄弟姉妹との関係性も明らかに。
    そして結衣にも涙が・・・。

  • 僕がこよなく愛する史上最強最凶最恐の美しき女子高生・優莉結衣ちゃんが活躍する本シリーズももう8巻目。
    今回は、結衣にいままで煮え湯を飲まされまくった田代ファミリーがなりふり構わず結衣を殺しにかかってくる。

      優莉結衣を殺せば最大12億円超えの賞金

    このニュースが日本中に振り撒かれ、日本中から半グレ連中が集まり、結衣を殺そうと奮闘するのだが・・・。

    なるほど、血で血を洗う殺戮が繰り返されるのかと思いきや、ストーリーは田代ファミリーの思惑道理には進まず、意外な方向へ進んでいく。

    いや、第8巻も面白い。

    過去に登場したキャラクターが再登場し、結衣の敵になったり、味方になったりと大混乱(笑)。

    第4巻で結衣があえて殺さなかった韓国人不良グループの美少女刺客・ヨンジュがここで再登場してきました。
    いつ出てくるか楽しみだったんだよね~。
    期待どおりの活躍をしてくれます。
    さらに本シリーズお約束である、中三なのに凄腕という結衣の妹、優莉凛香も、お姉ちゃんの結衣につかず離れずで、この姉妹のやり取りは楽しい。

    という訳で、本巻ではかなり結衣の兄弟姉妹の消息が分かってきます。
    一番、わからないのは長男だな~。結衣と同じポテンシャルを持っているとか怖すぎるだろ(笑)。

    今後、いつか登場するんだろうけど、敵になるか、味方になるのか。楽しみすぎますね。

  • 勇次は生きてるっぽいな。

    次のシリーズも楽しみ。

  • 松岡圭祐『高校事変 VIII』角川文庫。

    シリーズ第8弾。武蔵小杉高校事変から始まったダークヒロイン優莉結衣の闘いは続く。

    第7弾はイマイチの出来だったが、この第8弾で巧く軌道修正出来たようで安心した。

    今回は何と優莉結衣を殺害するために、ついに核兵器を使用する刺客まで現れる。

    12人を数えると言われる最凶のテロリスト優莉匡太の子供たち。今回は次女の結衣に、お馴染みの妹の凛香、兄の篤志、双子の智沙子が登場する。そして、病院から姿を消した凛香の母親の市村凛は次回への伏線か。

    韓国系極悪半グレ集団『パグェ』を率い、武器兵器の密輸に手を染める田代槇人が優莉結衣に12億円以上もの巨額な懸賞金を懸ける。

    深夜0時に田代ファミリーが総力を結集し、優莉結衣に懸けられた懸賞金を狙い、半グレたちが一斉に襲い掛かる。結衣の通う高校の教師である伊賀原はあろうことか核兵器を製作し、田代ファミリーの半グレ共々、結衣の抹殺を図るが……

    本体価格860円(古本540円)
    ★★★★★

  • 高校事変シリーズの8作目。幼い頃から父親に戦闘マシーンとして育てられた主人公の結衣と、宿敵田代親子との半グレや警察を巻き込んだ死闘が描かれる。本作は今まで以上に結衣とその兄妹との絆に重点を置いて描かれていて、その点は良かったが、田代親子との闘争にはそろそろ飽きてきたのも否めない。

  • 優莉結衣に再三苦杯を舐めさせられてきた田代ファミリー。彼女を抹殺せんとその首に懸賞金をかけ、欲に目の眩んだ半グレ集団他様々な賞金稼ぎが殺到。
    さらに、直接の戦闘では埒が明かないとみた田代ファミリーは、遂に大量殺りく兵器で片を付けようとする。核兵器=原爆という最終手段。
    戦闘はスケールアップするばかり!
    一方、武蔵小杉高校事変以来の彼女の行動を立件できない警視庁は、検察審査会に申し立てを行う。しかも特別公開手続きで結衣本人の出席を要請。
    起訴となると、結衣は逮捕?
    様々な戦闘場面では危機を脱してきたが、警視庁相手にどう切り抜けるのか、ますます目が離せない。
    田代勇次のファンミーティング会場での戦いで、凛香や篤史たちと兄弟の絆が芽生えた結衣。
    勇次との次の戦いが、いよいよ最終決戦となるのか?

  • 闘うシーンはもういらないけど結衣にはまだまだ活躍してもらいたい。そして普通の人として生活してほしい。

  • 今までで1番すんなり読めた。感情描写が比較的抑えられていたのが良かったように思う。とりあえず第1部完というとこかな。次回作から市村凛編か?田代勇次がどう出てくるかも注目。

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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