櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は聖夜に羽ばたく (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 203
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041098776

作品紹介・あらすじ

罪人の「処刑人」に選ばれ、姿を消した正太郎。そんなこととは知らず、友人の百合子は薔子に招かれた館で、蘭香は突如現れた山路という男によって、それぞれおぞましい事件の真相へと導かれて……。

感想・レビュー・書評

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  • 次で最終巻。これは、刊行と並行していた読者はさぞ不安だったろう。ちょっと伏線回収が過ぎるキライはあり、作者はどこまで最初から想定していたのか??というところが多い。どう纏まるのだろう。

  • クリスマスに一番近い日曜日の出来事が、百合子、阿世知、正太郎の目線で描かれる。。花房の正体(?)、櫻子さんの弟、惣太郎君の事件の謎。。。
    百合子は正太郎からの着信を受けている。そして正太郎は設楽先生にメールも送っている。現場には山路さんと内海さんの刑事コンビも到着。。。
    やっと、事件は解決にむかうのか??
    1冊の時間の流れがゆっくり過ぎるから、もう16巻。そろそろいいんじゃね??

  • 次回で完結!!
    それだけで嬉しい!!
    ホントに長かった…

  • 2020年11月新着図書

  •  正太郎と櫻子抜きでの薔子、百合子、磯崎のトリオは中々新鮮でした。櫻子の過去、母との確執がとても痛く、誰が悪いんじゃないんだろうけど、切ない。

     蘭香が正太郎達と出会ってここまで友達思いになるなんて意外でした。恋愛感情ではないけど、とても正太郎を大切に思っているのが伝わってきます。これまた正太郎を抜いた蘭香、内海、山路の珍しいトリオ。雪かきのやりとりが内海のぼんやりしてそうで意外とキレ者な一面を垣間見ました。

     そして、満を辞しての正太郎パート。好美の真意とは?そして櫻子の弟の本当の真相は?又謎を残して続くのがにくい!全体的に厚さは薄いけど、凝縮された巻でした。

  • 「鴻上百合子の場合」
    見つけたのは蝶の足跡。
    徐々に確信へと近づいているのだろうか、それとも蝶のように舞わされているのか分からないが何だか順調過ぎて気味が悪いな。
    彼女は言葉にしなかったが、一度訪れた事のある場所というのはとても大事な事ではないのだろうか。

    「阿世知蘭香の場合」
    過去と現在が絡み合う。
    何も知らなかった彼女が事件に巻き込まれたのは偶然だったのか、それとも無くてはならないピースの一人だったのか。
    二人を保護したいのなら彼がよく行く彼女の家でなく、彼の家の前で見張っていたのか疑問だな。

    「館脇正太郎の場合」
    処刑人の中に居たのは。
    確かに今回の件に彼女が選ばれるのは当然の事だろうが、彼と同じく目的が本当に復讐だとすれば彼は全力で止めねばいけないのでは。
    誰が本当の事を言っているか等、既に分からなくなっているが状況は最悪な事だけは確かだな。

  • シリーズ16冊目。シリーズ全体を通じた物語が佳境に入り、当初の連作短編というスタイルでは無くなっています。この巻を読むにはシリーズ最初から読むべきでしょう。各登場人物の背景や過去の事件などの予備知識が必要です。

  • 文庫書き下ろし

    今までは、一話(このシリーズでは第何骨というのだが)ごとに、あるいは少なくと1冊でちゃんと完結していたのに、なんだこの終わりかたは。来年まで結末を引きずるのか?
    プロローグも前作の内容を覚えていないと理解できない。

    3話からなっていて、クリスマス前の日曜日のできごとが平行して展開する。
    第1話は鴻上百合子が、薔子さんが譲られた永山の外れにある別荘のお披露目のパーティに呼ばれたが、櫻子さんも正太郎も来られず磯崎先生とふたりで訪問するが、そこは画家のアトリエで、櫻子さんの母の姉も師事して同じ弟子と心中していた。そこには例の蝶クロヒカゲが描かれた絵が残されていて、ブラックライトでマークをたどると秘密の地下室が現れるが(怪しすぎ)、そこはかつて百合子が誘拐され監禁された場所だった。さらに櫻子さんの子供の頃から今までの写真(正太郎まで写っている)が残されていた。心中した男は助かっていて、その子供が花房だったとわかる。
    第2話は阿世知蘭香が正太郎の家を訪ねるが不在で、内海巡査と増毛の駐在だった山路さんと一緒に、犯罪に加担しようとしているらしいというので(なんでそんなことがわかるんだ)、櫻子さんの家、櫻子さんの弟と15年前の同時期に失踪して死体で見つかった幼児たちの家、永山神社、旭山動物園とたどって櫻子さんのサインを見つけて神居古潭へ
    第3話は正太郎が、前作で罪を暴かれて自殺未遂した好美から、櫻子さんの弟を殺した犯人への復讐をもちかけられ(なんと都合のいい展開)、櫻子さんを犯罪に関わらせたくないと自分が同行するが、別の被害者の兄(千葉)と櫻子さんも合流して神居古潭へ向かう。しかし「犯人」だと紹介された男は自分は違うという。千葉が逆上して金属バット(どこから出てきた?)で男を殴り、騙した清美を追ってトンネルに入るが、逆に撲殺された?
    いずれも結末は来年までおあずけか。

  • 櫻子さんの弟の件が大きく影を引く。
    1話目では前半はそうでもない雰囲気から、薔子さんの家に行ったあたりから、不気味な雰囲気が。
    百合子は安心していたけど、阿世知さんからのメッセージにいやな予感。
    だって、櫻子さんや正太郎が不在のタイミングで。
    不気味さがぐんぐん増していくところで、次の章。
    内海さん、立派な警察官だなってあたりは穏やかだったのが、、、
    被害者遺族が犯人に復讐したい気持ちって分かる。
    でも、だめだよ、、、
    それは、そんなことしたら遺族がよけいに辛いことになると思うから。櫻子さん、どうなってしまうんだろう。
    正太郎は?
    あんなところで終わったら先が気になってたまらない。

  • 本自体の厚みはなかったけれど内容的には特濃な1冊。ようやく前に、というか終わりに進み始めたのかなという感じ。それにしても櫻子さんカッコよすぎ。3場面で同時間軸、これがどのようにひとつになっていくのかも気になる。忘れないうちに続刊希望です。

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著者プロフィール

小説投稿サイト「エブリスタ」で作品を発表。2012年、「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」で、E★エブリスタ電子書籍大賞ミステリー部門(角川書店)優秀賞、怪盗ロワイヤル小説大賞優秀賞、E★エブリスタ×『カルテット』小説コンテスト大賞の受賞歴がある。

「2021年 『涙雨の季節に蒐集家は、』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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