櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は聖夜に羽ばたく (角川文庫)
- KADOKAWA (2020年9月24日発売)


- 本 ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041098776
作品紹介・あらすじ
クリスマス目前の旭川。
正太郎の友人・百合子は担任の磯崎に、
櫻子が懇意にしている薔子の別荘に誘われる。
しかし高名な画家の持ち物だった邸には、
美しくも不気味な蝶の絵があり、
おぞましい秘密が隠されていた。
そしてもう一人の友人、蘭香は、元警察官の山路と出会う。
彼はなんと櫻子の弟を殺した犯人が見つかったと告げる。
しかも「亡霊」たちが正太郎を操り、櫻子に復讐させるつもりだと言い……。
運命的バディの選択は果たして!?
感想・レビュー・書評
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色々な人の目線で同時進行していく巻。
ラストに向けて、謎だった部分も徐々に明らかにされていき、一気に読み終えることが出来た。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前作を読んでから少し間が空いてしまった。それまでの話を忘れてしまった状態で読み進めましたが、少しづつ"そういえば・・"が蘇ってきた。映画の"パルプフィクション"を思わせる話の進め方でした。三者の目線での出来事が少しずつ重なり合っていき、結末では皆同じ場所に集うと察した。いよいよたどり着く結末に向かう異変に興味を抱いたところで、次へのお楽しみ。次作を購入します。
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913-O-16
新着図書コーナー -
表紙がなぜこの二人?と思ったら今回は百合子、蘭香、正太郎の視点で話が進むのか。
ついに花房の正体がわかり惣太郎の死の謎も明かされそうだけど本当に犯人は現れるのか。
子供が誘拐された時責められるのは犯人よりもそのいっとき目を離した家族、特に母親。そうなんだよね、一番辛いはずの人をなぜか責めてしまう。なぜあの時目を離したのか、一番後悔して苦しんでいるのは本人なのに。自戒も込めて。 -
いいよ、いいよ〜。
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櫻子さんと正太郎は少なめ。
磯崎先生と百合子、内海さんと蘭香でそれぞれ話が進む。
大事なところは全部持ち越し!!
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クリスマスを目前にして、事態が動き出す。百合子は磯崎先生ととも薔子さんの別荘に招待されるも、ある秘密をしる。一方、蘭香と元警察官の山路は内海さんと行動するが、「亡霊達」が正太郎を操り、櫻子に復習させようとしていると言い出す。そんな中、正太郎は別の人物と遭遇し、行動を共にする。
櫻子さんと正太郎の心の距離が短くなっているように感じてしまった。今回の発端となった事件に関しては、現代でも多くの批判や妬み・感情の吐口になってしまう物だと思う。現実でも起こるかもしれないこと。
著者プロフィール
太田紫織の作品





