六人の嘘つきな大学生

  • KADOKAWA (2021年3月2日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784041098790

作品紹介・あらすじ

<< 2022年本屋大賞ノミネート & ブランチBOOK大賞2021受賞 >>

■■各種ミステリランキングで話題沸騰中■■

『このミステリーがすごい! 2022年版』(宝島社)国内編 8位
週刊文春ミステリーベスト 10(週刊文春 2021年 12月 9日号)国内部門 6位
「ミステリが読みたい! 2022年版」(ハヤカワミステリマガジン 2022年 1月号)国内篇 8位
『2022本格ミステリ・ベスト10』(原書房)国内ランキング 4位


成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。個人名が書かれた封筒を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは――。

『教室が、ひとりになるまで』でミステリ界の話題をさらった浅倉秋成が仕掛ける、究極の心理戦。

みんなの感想まとめ

心理戦を繰り広げるこの作品は、就職活動を舞台にしたミステリーで、六人の大学生が内定をかけて互いに競い合う様子を描いています。最初は仲間として協力し合っていた彼らが、突然の課題変更によってライバルとなり...

感想・レビュー・書評

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  • 何度ひっくり返せば気が済むんですか・・・
    就活生×密室×ミステリー。

    ひっくり返されまくって、こちらの感情もあっちこっちへ。高低差あり過ぎて耳キーンなるわ!とツッコミたくなるほどだ。

    とにかく手に取り、是非とも読んで欲しい。
    事前に情報を入れない方がより直接に、胸に迫るものがあるはず。

    就職活動とか就活生という狭い括りをこえて、「人間てなんだろう?」と思わせられる。

    読後あなたが胸に抱くのはどんな感情だろうか。
    「そんなもんだろう」という諦念か。それとも「そんなに捨てたもんじゃないのかもね」という希望に似た何かだろうか。

    • きたごやたろうさん
      またまた私の本棚に「いいね」をありがとうございます。
      この本もいいですよね!
      またまた私の本棚に「いいね」をありがとうございます。
      この本もいいですよね!
      2024/09/19
    • Tomoyukiさん
      きたごやたろうさん
      面白かったです!
      きたごやたろうさん
      面白かったです!
      2024/09/19
  • ストレートなミステリーかと思いきや、かなりコンセプトを練り込んだ作品で、そこに驚かされた。これから読む方もいると思うので、多くは書けないが、これを読むと、人なんて簡単に評価もできないし、完璧な人なんて存在しないと改めて感じる。最近のSNS叩きとかにも通ずるものがある。
    いま就職活動をしている新卒の方は読みたくもないかもしれないが、実際のところはこんなものだと思って、あまり深刻にならないで自分らしく頑張って欲しいと切に願う。 ★4.2

  • 事実とは何か。欲が働くとき、一面的な自分に都合の良い捉えになりがち。捉え方は人によって様々、それが合わさって、事実に近づく。鵜呑みにせずに、物事を捉えることの難しさ。

  • いやー、これは面白かった!
    文句なしに面白かった!
    題名の通り、就活中の六人の大学生の裏の顔がどんどん見えてくるというお話。
    でも、ここまでで本の半分しか進んでいないのです。
    大事なのはここから先。映画の『カメラを止めるな』ではないか!と思ってしまいました。
    前半だけ読んでもそれはそれで面白い話。でも、作者が伝えたいのはここから先。
    見事なまでに読者を騙し、翻弄してくる物語だと思います。
    前半を読んでいると就活の難しさ、怖さがこれでもか!というほど描かれていて、自分はその年代をとっくに通り過ぎているおばさんで良かったよ〜、こんな思いしたくないよ〜と思ったり、我が子の就活の時を想像すると気が遠くなってしまったり‥‥汗汗汗
    でも、この後の二転三転で読者の気持ちも変わってくると思います。
    『月の表と裏』ですね。表と裏をひっくるめて月。
    裏を見てショックを受けることもあるだろうけれど、また表が見えた時には、きちんと自分の中の月のイメージを更新すること、これが『フェア』なんだと思います。
    前半を読んでいた時には、これは我が子に読ませるのは酷だ‥‥と思っていたけれど、読み終わった今は是非とも読んでもらいたいかもしれないです。

  • 最近読んだ本の中では、ダントツ一番面白かった。

    まずは読みやすさ。
    どんどん話が進んでいく為全く飽きさせない。

    これでもかという伏線回収。これは推理小説読みには心地良いはず。

    物語そのものがとても惹きつけられる。

    就職活動中の6人の物語なのだが、朝井リョウ先生の何者を読んでいた為、一人称の人間に兎に角注意を払ってしまう自分に笑える(笑)
    どいつもこいつも、疑いの眼差しを向けてしまう。はてさて、これは犯人探しの物語なのか??


    著しく成長しているIT企業、
    スピラリンクスが初めて行う新卒採用の最終選考に残ったのは6人。

    彼ら6人の大学生に与えられた最終課題は、一ヶ月後までに6人でteamを作り、ディスカッションすること。
    このディスカッションが上手くいけば、6人全員の内定が決まるということで、6人の絆が深まる。
    それぞれに得意分野を活かし、情報を集め、議論し合う。
    最終選考に残るだけの人材だけあって、誰もがそれぞれの長所を活かし、良い仕事をする。素晴らしいチームが出来上がっていく。

    そんな時、突然ディスカッションの課題の変更が全員に告げられる。

    最終選考に残った6人が、この中で誰が内定に相応しいのかを議論することになったのだ。
    相応しいと判断された者は内定、それ以外の5人は落とされることになる。

    前向きに議論が始まるが、議論の途中、不可解な6通の封書が発見される。

    それには各々の罪が告発されていた。。。


    この物語には色々な面白さがある。
    単なる犯人探しでは終わらない、気持ちの奥の問題。
    私には突き刺さった。
    心臓ぶち抜かれた感がある。

    何者を読んだ時もそうだったのだが、この本は逆の意味で凄い衝撃を受けた。




    ちょっと学習した。
    誰にでも一つや二つ、人に言えない罪があったり、悪いところがあったりするけど、それってそれが全部その人の本質じゃないよね??
    ほんの一部だよね??

    そのほんの一部見て、人を判断してない??
    結局その人の本質なんて、何にも見抜けてないんだよ。

    って、自分に言いたくなった。
    凄く良い本に出会えた。

  •  とっても楽しく読めました。
     現在と過去、構成が巧み、というか、すべてについて、切り貼り、言葉の使い方が絶妙。犯人、全く分かりませんでした。

     この本、伏線がすごいとか。たしかに本書の画像にも「すべての伏線を見破れ」と書いてあります。
     自分はどれだけ見破ったのか?自己採点は100点満点の、おまけの10点くらいかな。みなさんはどうでしょうか?
     伏線って、後から「あゝ!あれが伏線でこれが回収か・・・」と楽しむのか、伏線らしき一文を見つけたらどう回収するか予想して楽しむのか。初心者の自分には、楽しみ方が今一つ掴めていないように思います。ミステリのパーソナルトレーナーにコーチをお願いしたいです。

     就活のお話なので、自分の新卒・転職時のことを思い出し、ちょっと重い気持ちで読み始めました。しかし、読み進めるほどに、自分にはゲーム感が強く感じられ、楽しさが上回っていました。
     就活生のみなさん、大変だと思うのですが、それに向き合う人事の皆さんも大変ですよね。
     正論振りかざされて、悪く言われっぱなしで、本当にお気の毒です。

     人事の方なら涎が出そうなほど優秀で、それぞれの試練を乗り越えた、彼らが、いつか再開したとき、何かがスパークして、すごいビジネスが生まれそうな予感を、感じさせてくれたラストにも感動しました。

  • 騙された…
    てっきり、パスワードは
    「jasmine tea」だと思ったし、
    犯人も嶌さんだと思ってた。
    主人公は「犯人の嶌さん」に
    手紙を書いたんじゃなかったなんて。

    森久保君のインタビューを
    聞くまで、内定をとったのは
    主人公だと思っていた。

    まさか、
    死んだのは、
    主人公だったなんて。

    好青年のふりをした
    腹黒大魔王さん、
    あなたは全てを
    見抜いていたのですね。

    でも、好青年というのも
    腹黒というのも、
    ただの一面でしかない。

    なぜ、あんなに芸能人が
    出てくるのかと思ったら、
    …ああ、そうだったのか。


    全てを裏切られた気分

  • 2011年に就活でスピラリンクスという急成長中のIT企業を受けて五千人以上の学生の中から選ばれた最後の六人はチームディスカッションをすることによって全員内定の可能性があると人事部長の鴻上に言われますが、前言は撤回され、採用枠は一つになりグループディスカッションで「六人の中で誰が最も内定にふさわしいか」を議論することになります。

    そのディスカッションの場に皆が知らぬ間に六人全員用の告発写真が入った封筒が何者かの手によって用意されていて、皆の絶対に知られたくない秘密が暴かれていきます。

    前半の主人公波多野翔吾は、あまりにも軽い罪と写真が撮られた日のアリバイのなかったことから、封筒を用意した犯人にされ、内定は波多野が好きだった女子学生、嶌衣織に決定します。

    それから8年後、波多野が悪性リンパ腫によって亡くなり、嶌は8年前のメンバーを一人一人訪ねて行きます。
    すると、一人の元学生に「犯人は波多野君じゃなく嶌さんだったのでしょう」と言われ真相を調べ出します。

    以下私の感想ですが、ネタバレしていますので、お気をつけください。



    波多野が病気で亡くなっていたけれど、真犯人をとっくの昔に突き止め告発せずにいたことはよかったです。他の超一流企業で働いていたことも救われた気がしました。
    他の学生も告発されたことは、事実とはかなり違っていたことがわかり、内定者も嶌さんでよかったと思いました。
    波多野が使用していたパスワードは『フェア』でした。

  • ◇◆━━━━━━━━━━━━
    1.あらすじ 
    ━━━━━━━━━━━━◆
    スピラリンクス内定に向かって、最終選考に残った6人。
    その優秀な6人を中心として、物語は展開していきます。
    序盤は波多野の視点で展開していきますが、49ページから一気に流れが変わっていきます。


    ◇◆━━━━━━━━━━━━
    2.感想
    ━━━━━━━━━━━━◆
    いろいろな人にオススメされて、図書館で2月に予約したのが、ようやく手元に届きました。待っていた期間とは違って、サクッと読み終わってしまいました。

    とても読みやすく、登場人物も少ないので、すんなり物語に入り込んでいくことができました。
    ウソとホントが入り混じって、何が真実なのかわからなくなるような感じがあり、とても読み応えのある作品でした。

    読後感に気持ちよさのようなものはないですが、とても面白い作品でした。


    ◇◆━━━━━━━━━━━━
    3.主な登場人物 
    ━━━━━━━━━━━━◆
    スピラリンクス

    鴻上達章 たつあき 人事部長

    6人
    ①波多野翔吾 
    立教で経済学
    目立って成績が良いわけでない
    笑い上戸

    ②嶌衣織 
    女性 色白、小柄 
    早稲田で社会学
    下戸
    勤勉

    ③九賀蒼太 
    クガ イケメン 
    慶応で総合政策学
    リーダーシップに長けている

    ④袴田亮 
    大柄 187センチ 
    高校時代は野球部キャプテン 
    明治大学
    まとめるのがうまい
    体育会系、お酒飲める
    明るい

    ⑤矢代つばさ 
    美人 
    お茶の水女子大学 国際文化
    酒が強い
    視野が広い

    ⑥森久保公彦 
    縁なしメガネと鋭い目つき 
    一橋大学
    酔うと卑屈になる
    優秀


  • 著者、浅倉秋成さんは、ウィキペディアによると、次のような方です。

    ---引用開始

    浅倉 秋成(あさくら あきなり、1989年11月8日 - )は、日本の小説家。千葉県出身。関東在住。

    ---引用終了


    で、本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。

    ---引用開始

    「犯人」が死んだとき、すべての動機が明かされる。成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。個人名が書かれた封筒を開けると「○○は人殺し」だという告発文が入っていた。彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とはー。伏線の狙撃手・浅倉秋成が仕掛ける、究極の心理戦。

    ---引用終了


    本作に登場したワードで、知らなかったものを少々、メモしておきます。

    ・デキャンタ---ワインを入れるガラス容器のこと。
    ・サジェスト---検索キーワードの自動表示。
    ・Hermès---このブランドの読み方は、エルメス。今まで、ヘルメスと思っていた。

  • 浅倉秋成さんの作品を初読み。
    就活ミステリーという斬新なテーマと先の読めない展開に、読む手が止まらないおもしろさだった。

    就活のグループディスカッションから、人の表と裏、光と闇を描くストーリー。
    就活を経験した社会人なら、誰もが共感できる内容だと思った。
    人の闇を描きつつも、最後は光を描いていたところがすばらしかった。

    こんなにおもしろい小説と出会えてうれしい。
    著者の最新作"俺ではない炎上"を早く読みたい。

  • 予想以上に面白かった。
    読後感も悪くない。

    『嘘つきな…』というか、人は皆いろんな顔を持っている。
    表裏だけでなく複雑に。
    人生の分岐点とも言える就活で、当然 学生達は最高の仮面を付けようとする。
    人事側も、会社の悪い面は説明せずに学生達を引き寄せる。
    面接だけで人を見極めるなんて出来ないから、最後の場面のように面接官の気まぐれで ×から◎に書き換える…
    就活も結局は運次第、そんなもんだよね。

    みなさんのレビューで、朝井リョウ『何者』も読んでみたくなった。

    • コルベットさん
      ゆの33さん、こんばんは。いつもありがとうございます。同感です。面接だけで人を見極めるなんて出来ないし、良くも悪くも運次第。けっきょくそんな...
      ゆの33さん、こんばんは。いつもありがとうございます。同感です。面接だけで人を見極めるなんて出来ないし、良くも悪くも運次第。けっきょくそんなもんなんですよね(~_~;)
      2024/10/02
    • ゆの33さん
      コルベットさん、こんばんは。
      こちらこそ、いつもありがとうございます!
      コルベットさんのレビュー、簡潔で分かりやすいので、いつも楽しみなんで...
      コルベットさん、こんばんは。
      こちらこそ、いつもありがとうございます!
      コルベットさんのレビュー、簡潔で分かりやすいので、いつも楽しみなんです(*^^*)
      おかげさまで、読みたい本が増大大大…笑
      これからも、よろしくお願いします!!
      2024/10/02
  • 最初は絵に描いたような優秀な学校と誠実そうで容姿端麗な六人の学生。皆んなで協力してスプラリンクに入ろうという、熱い友情物語だったのが一変。たった一人だけを皆んなで選ぶというイヤミスのような展開。ライバルを蹴落とすための卑劣な調査によって、次々と明かされる裏の顔。仕掛けたのは誰か?
    仕掛けられて犯人にされた羽多野。なぜか認めて退場。果たして採用されたのは誰か。
    採用された人物が再度当時の学生達にインタビューし、やはり裏の顔を暴いて行く。採用された人物の裏の顔とは何だったのか?
    何故、羽多野は犯人となったのか。次々と謎が解き明かされて行く。二転三転し最後に行き着いた真相。そして六人の本当の顔とは。
    幾つもの伏線が張り巡らされ、息つく間も無く展開して行くストーリーに圧倒された。
    採用面接や昇格面接に携わっていたので、非常に面白く読ませて貰った。短時間の面接では表面だけしか読み取れないと改めて思う。

  • 様々な賞で話題になり、ブクログユーザーさんの『2023年私のベスト本』に選ばれた他、映画化もされた本作。そんなの面白いに決まっている。

    成長著しいIT企業『スピラリンクス』の最終選考に残った六人の就活生。役員に挨拶して内定…とはいかず、グループディスカッションを行うと言われる。しかも、出された議題は前代未聞の内容…

    そこで起こった事件を巡って物語が進んでいくのだが、テンポよく読ませながらも緻密に構成された展開に、前半終了時点でまんまと騙されていた。

    そして、後半では怒涛の伏線回収で登場人物の印象を二転三転させられながら、最後まで楽しく騙された。笑

    真犯人の動機については少し共感できなかったけど、就活という独特な心理状態ではあり得るのかな〜

    就活は遥か昔のことだけど、“嘘つき学生と、嘘つき企業の、意味のない情報交換ーそれが就活”との言葉は言い得て妙。

    とにかく一気読み間違いなし。文句なしにオススメ。映画も観てみよう。

  • 面白かったーー!!⭐︎5ですね。
    最初から最後まで抜かり無かったなぁ。久々の一気読みでした。
    基本的に人は皆真面目で、良くも悪くもいい加減になんて考えないもので、たまたま良い方向に行ったり、はたまた悪い方向に転がってしまったりするもの。
    そう。面接やテストなんかで人となりはわからない。
    でもね、大人って、社会って結構いい加減なものだよっていうのを教えてくれる本ですわ。

  • 非常にコストパフォーマンスのよい秀作であった

    誰にでも読んでみてもいいんじゃないと勧められる物語

    300ページという手に取りやすいボリュームで、過度な装飾のないシンプルで読みやすい文章
    「就活」という多くの人に馴染みのある題材に、人が死なないミステリーが展開される
    散りばめられた伏線と解きほぐされる謎解き
    気持ちいいどんでん返しで爽やかな読後感に巧妙に混ぜ込まれたほんのちょっとの裏切り

    いやー良く出来てる

    そして、実はこの物語を読んで思ったのは「就活」の方じゃなくて「採用」の難しさなんだよね
    ほんのちょっぴりなんだけど「採用」担当をしてたことがあって「月の裏側」を見抜くことの難しさを感じてた時期もあったんどけど
    最後の方はだいぶ開き直ってたね
    話してみていい感じだったら採用w
    小さい会社でこれから毎日一緒に働くんだから信じるのは自分のインスピレーションのみ
    まぁ間違ってたなーってこともたくさんあったけど
    いやそんなん常に「(会社にとっての)良い人」を見抜くなんて無理っしょってただただ開き直ってたな

    • ひまわりめろんさん
      漱石忌
      月が綺麗と
      メールする
                始まりの一句
      漱石忌
      月が綺麗と
      メールする
                始まりの一句
      2022/12/08
    • おびのりさん
      えっつ
      フォローありがとうございます。
      えっつ
      フォローありがとうございます。
      2022/12/10
    • ひまわりめろんさん
      こちらこそいつも「いいね」ありがとうございます
      (なんかいつの間にか外れてた、恐らく人の持つ防衛反応的な何かが働いたものと思われます、もし...
      こちらこそいつも「いいね」ありがとうございます
      (なんかいつの間にか外れてた、恐らく人の持つ防衛反応的な何かが働いたものと思われます、もしくは押し間違い)
      2022/12/10
  • ある会社の最終入社試験に臨む大学生6人。
    内定が貰えるのは一人だけ。最終試験は誰が内定に相応しいか六人で決めるグループディスカッション。しかし、何者かにより一人の大学生の秘密が暴露される。それをきっかけに他の大学生の秘密も暴露され、一人一人仮面を剥がされていく。秘密を暴露した犯人は誰なのか。誰が内定を勝ち取るのか。
    といったあらすじ。

    ずっと読みたかった一冊。やっと図書館の順番が回ってきました。期待が大きかったのですが、その期待を大きく上回るほど面白かったです。

    人の持つ様々な顔について考えさせられました。
    私も家族、友人、職場の同僚等に見せる様々な顔を持っています。側から見ると、どの顔も違って見えるかもしれませんが、紛れも無く全て私です。優しいと思われている自分もいれば、口が悪くて、嘘をついたりする自分もいます。
    そして、きっと全ての人がそうだと思います。良い部分もあれば、悪い部分もある。ただその部分を人によって使い分けているだけ。
    一部分しか見ていないのに、さもその人の全てを知った気になる様な傲慢な人にはならない様に気をつけたいと思います。

    物語はモヤモヤと嫌な感じ進んでいきますが、心温まる終わり方をするのが、この物語の好きな所です。

  • 就活心理ミステリーというのかな。話の内容も展開も構成も読んだことのないタイプで面白かった。面白すぎて一気読み。読後感も良い。
    レビューするのは難しいので印象に残った言葉を引用すると、
    ーー嘘つき学生と嘘つき企業の意味のない情報交換、それが就活。就活って本当に機能しているのか?人の見極め方は?人生は運なのか?ーー
    色んなことを投げかけられた思いだ。企業の採用担当の方にも読んでもらいたいと思った。

    (余談)
    ブクログの“本の詳細”の“詳細を見る”をクリックすると、登場人物6人のエントリーシートが出てくることを発見。本書を読んだ後に見ると面白いかも(本には掲載なし)。
    みんな嘘っぽい^^;また人に読ませたいと思うなら書字は大事。みんな字が汚くないか^^;?
    辛口ごめんなさい。

    • ポプラ並木さん
      なおなおさん、この本は人気本ですよね。朝井リョウ、何者のような感じかな?就活は自分ロンダリングですよね。自分は就職氷河期だったのですが、大学...
      なおなおさん、この本は人気本ですよね。朝井リョウ、何者のような感じかな?就活は自分ロンダリングですよね。自分は就職氷河期だったのですが、大学院に進学したので、就活らしいことはしたことありません。今思うと、自分を売り込むこと、大学生でできただろうか?怖くなります。
      2022/08/21
    • なおなおさん
      ポプラ並木さん、コメントをありがとうございます。
      私も職種が企業ではないので就活らしいことはしたことがないです。
      私だったらもう無理、めげそ...
      ポプラ並木さん、コメントをありがとうございます。
      私も職種が企業ではないので就活らしいことはしたことがないです。
      私だったらもう無理、めげそう、…というかまず最終選考まで残れないと思いながらも読みました。
      就活中に起こるミステリーであり、就活話、採用話、色々な要素が詰まっていて、しかも二転三転してとにかく面白いです。(朝井リョウさん、読んだことなくて例えられなくてすみません)
      ネタバレしてしまうの詳しくは話せないのですが、犯人探しを楽しむポプラ並木さんも楽しめるのではないかなと思います(^^)
      2022/08/21
  • 「就活」という舞台の中で、学生と採用者がお互いの本性を見抜くことの限界・怖さ・儚さ、それすらも飲み込んで人は成長していくという微かな希望を感じられる一冊です。ぐいぐいと引き込まれて、一晩で一気に読んでしまいました。
    就活の時の焦燥感やちょっとした出来事に一喜一憂する感じ…嫌な懐かしさです。距離と時間を置いてみれば、この本の内容にもリンクさせてあの時の苦しみも微笑ましく思えてしまいそうですが、渦中にいる当時の自分や今就活に取り組んでいる学生などのまさに当事者が読んだらどんな反応になるか、とても興味深いと思いました。

    • チャオさん
      いいね、ありがとうございます。
      読んだ当時は、採用活動なんて、採用者側から見抜けるものじゃないから、気楽に活動したほうが良いと思いましたが、...
      いいね、ありがとうございます。
      読んだ当時は、採用活動なんて、採用者側から見抜けるものじゃないから、気楽に活動したほうが良いと思いましたが、採用活動当事者からすれば、読んだとてかもしれませんね。。いずれにせよ、面白い着眼点の作品だと思いました。
      2025/04/15
    • Mt.Fujiさん
      チャオさん、いいね&コメントありがとうございます!確かに着眼点が素晴らしいです。就活が人生で最も評価基準が不明確な状態でもがかないといういけ...
      チャオさん、いいね&コメントありがとうございます!確かに着眼点が素晴らしいです。就活が人生で最も評価基準が不明確な状態でもがかないといういけないシーンかもしれませんね…フィクションとはいえ、色んな立場で共感したり思考実験したりときっかけをもらえた良い作品との出会いに感謝です
      2025/04/15
  • 面白かったなぁ〜。
    多分一般的にいわれる「就活」って経験ないけど、凄く分かりやすくて入ってきやすかった。
    何というか、ハラハラドキドキはしたけれど、読みやすいドキドキでした。ミステリ初心者の私ですが、わー面白かった!ってすとーんと入ってくる感じ。
    気負わず、でも読む手は止められないかっ◯えびせんみたいな本でした。
    すごくいい意味で!

    やっぱり犯人は全然分かりませんでしたけど、全然わからないからいつも最後ビックリできるのはいいのかなーなんて思ってみたり。

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著者プロフィール

1989年生まれ、小説家。関東在住。第十三回講談社BOX新人賞Powersを『ノワール・レヴナント』で受賞しデビュー。『教室が、ひとりになるまで』で推理作家協会賞の長編部門と本格ミステリ大賞の候補作に選出。その他の著書に『フラッガーの方程式』『失恋覚悟のラウンドアバウト』『六人の嘘つきな大学生』など。

「2023年 『六人の嘘つきな大学生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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