プラチナ・ゴールド 警視庁刑事部SS捜査班 (角川文庫)

  • KADOKAWA
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041098837

作品紹介・あらすじ

警視庁の椎名つばきは、捜査の失敗から広報課に出向とな った。合コンが大好きな後輩・彩川りおと交通安全講習業務に従事していたところ、携帯通信基地局ア ンテナを盗もうとする男たちを捕らえるが──。

感想・レビュー・書評

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  • 矢月秀作『プラチナ・ゴールド 警視庁刑事部SS捜査班』角川文庫。

    新シリーズらしい。これまで昭和の劇画チックな男クサいピカレスク系のハードな作品ばかりだったのに、二人の女性刑事を主人公にしたライトなエンタメ警察小説とはちょっと意外な感じ。しかし、予想に反し、まあまあ面白く、後半には矢月秀作らしい大活劇が描かれる。

    警視庁の椎名つばきは、美術品窃盗団の捜査に失敗し、広報課に出向となる。後輩の彩川りおと幼稚園を回り、交通安全講習を行う中、携帯基地局のアンテナを盗もうとする男たちを大乱闘の末に捕まえる。

    乱闘が問題視されるかと思いきや、二人は刑事に抜擢され、携帯基地局盗難事案の専従捜査を任される。アマゾネスタイプの椎名つばきと合コン好きのあざといぶりっこの彩川りおの凸凹コンビの活躍は……

    彩川りおの豹変ぶりが面白い。

    本体価格780円
    ★★★★

  • 基本的には楽しめた。女性が主人公てのもの初めてだと思うし、それがコンビというのも何気に斬新だと思う。それぞれの役割分担もできていると思う。ストーリー的にはやや薄味な印象で最後もあっけなかったが次回作への伏線なのかな?ただ狙撃手との戦闘シーンでバレないように靴を脱いで侵入したのに、危なくなった時にパンプスを履いて攻撃しているのは致命的にダメだったと思う。わざわざ靴を脱いでと書くなら履くシーンもしっかり描写しないといけないと思う。戦闘シーンは作者の得意とするところだと思うのでしっかりして欲しい。

  • 警察ものということで、初めての作家さんの本を手に。主人公の椎名より、彩川のほうがキャラクターとしてはおもしろいですね。ただ、椎名あってこそのこのキャラでしょうから、よいコンビであることは間違いありません。

    肝心のストーリーのほうはというと、可もなく不可もなく、といったところでした。

  • 矢月さんの作品初めて読みました。読み始めはキャラが立っていて楽しかったのですが、少しずつ内容の幼稚さが気になってしまいました。もう、この手はいいかな

  • 2021/10/21 114読了
    ついに解禁!

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著者プロフィール

1964年兵庫県生まれ。文芸誌編集などを経て、小説家へ転向。「もぐら」シリーズが100万部を突破し、大ブレイク。「もぐら 新章」「D1」「ACT」「刑事学校」「警視庁公安0課」などシリーズ多数。

「2022年 『紅い塔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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