逢魔宿り

著者 :
  • KADOKAWA
3.82
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本棚登録 : 196
レビュー : 33
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041098882

作品紹介・あらすじ

ホラー作家の「僕」に、デザイナーの松尾は昔ある四阿で出会った奇妙な一家の話を語る。山小屋での恐怖体験、障子に映る異常な影絵、宿直中の学校での異変。一家が怪異譚を語るたび、近隣で不可解な事件が起き……。

感想・レビュー・書評

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  • まだ読みたいホラーの一冊。

    五編のホラー、これぞホラー、っていう感じ。

    秋の陽が差す暖かい時間に読んでいるにもかかわらず背筋が寒くなるのはなぜ?鳥肌が立つのはなぜ?な時間。

    ヒタヒタ迫る怪異に心はジリジリ後退り。

    中でも「お籠りの家」の時代設定と風習を絡めた恐怖のブレンドが最高の味わい。

    表題作「逢魔宿り」は雨のあずまやでの勝手に語られる語り、次第に気持ち悪さに取り憑かれていくその感覚が絶妙。
    まさに読み手の心にも“あまやどり”されたような恐怖。
    なのにまだ読みたい気分にさせられる…これって最高。

  • ホラー好きにはたまらない読みやすい短編集。これくらいの分量ちょうどいい。
    魔物に呼ばれても話したり返事をしてはいけないことを学べる良い本。

  • 三津田信三氏の本は初めて読みますが、怖面白いですね!
    ドキドキしながらページをめくりました
    作者が聞いた話を小説化するという
    話の進め方でしたが、4作終わって最後の5作目
    読者に
    あなたも聞きましたよね・・・
    的な含みを持たせた感じでしょうか

    怖いですねぇ・・
    そして上手い!
    あずまや しばらく入れないな・・

  • これは本当にあった話なのか?それとも創作なのか?
    創作だったらすごいなと思う。本当の話と思えてしまうから。

  • 著者が聞いた話と体験した話というメタフィクションなホラー短編集。
    ”何か”がじわじわと迫ってきて怖い、という話が多いが、「予告画」はちょっと変わった趣向で面白かった。作中で言及された『原色子どもの絵診断事典』などの本は実在なので、ちょっと読んでみたい。

  • これは…怖かった。

  • 大好きな三津田さんの短編ホラー集。休日に一話ずつ一気に読んできましたが、なぜかいつも雨が降っていました。
    「某施設の夜警」がお気に入りです。
    結局白猫は何だったんだろう。

  • 怖い話には耐性がついている方だが、久しぶりドキドキとしながらページをめくっていた。
    夜警をする話は電車の中で夢中で読んだし、お籠りの家も、最後はどうなるのかと止まらなかった。
    作者独特の、心理描写というのか、なんとなく怖いものがあってそれを避けようとする描写が非常にリアル。自分もそんなことを経験した…?という気持ちになる。

  • どの話も面白かった。
    印象に残ってるのは、「予告画」と「某施設の夜警」

    予告画は、怖くはないし不気味な感じもないがなんか印象的。

    某施設は、宗教施設の雰囲気が怖すぎる!幽霊的な怖さじゃなくて、なんかその場の雰囲気というか。
    読んでて一番雰囲気があって◎。

    ストーリー的には「おこもり」も面白かった。

    幽霊的な感じの怖さは「よびにくるもの」やな。
    家に来るのは無しやろ!家のチャイムが鳴ったらビビるやん!笑

  •  作者、三津田信三が聞いたという触れ込みで複数の人間が語った話の短編集。子供の頃山奥の家に籠もった話や未来を予知する絵画の話、宗教施設の夜警など、年齢も境遇もバラバラの人間が語る怪談……のはずなのだが、最後の一編話が収束する。
     最後の一編も今までと同じく作者が人から聞いた話のはずなのだが、なぜか、今までの短編の要素がところどころに出てくるのだ。
     最後の一編だけ創作の可能性もあるが、この作者は今までも「作家シリーズ」などで「三津田信三」という作者と同姓同名のキャラクターを怪異に遭わせてきた実績がある。
     よって、作者の近況情報以外の全てが創作という可能性もある。
     しかし、創作だろうと実話だろうと、短編一つひとつがとても怖い。
     作者という実在する人物を登場させることで、現実と創作の境界線が曖昧になっていき、そこから現れた怪異に引きずり込まれてしまうような錯覚を受ける。

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著者プロフィール

ホラーミステリ作家。2001年『ホラー作家の棲む家』でデビュー(文庫版は『忌館』と改題)。2010年『水魑の如き沈むもの』で第10回「本格ミステリ大賞」を受賞。2016年『のぞきめ』が映画化される。主な作品に刀城言耶シリーズ、家シリーズ、死相学探偵シリーズ、幽霊屋敷シリーズ、物理波矢多シリーズなどがある。近著は『怪談のテープ起こし』(集英社文庫)、『黒面の狐』(文春文庫)、『白魔の塔』(文藝春秋)など。

「2021年 『忌名の如き贄るもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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