女生徒 (角川文庫)

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レビュー : 117
  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041099025

感想・レビュー・書評

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  • 内容はどうということはないですが、太宰治はどうしてそんなに女子の気持ちがわかるんだ、という思いになります。

  • 子どもでも大人でもない中間にいるあのかんじ。人には言えないような汚らしい心、アンビバレンスな感情、嫌なほどころころ変化する気持ち。これが世間でいう「思春期」というものか。この漢字三文字の中に秘められているものがぎっしりとつまっている作品だと思う。今日一日、「私」の気分に憑りつかれてしまったようだ。

  • 高校生の時にこれに出会ったらどんなになっただろう。
    思春期特有の思考のぐるぐる。
    もう子どもではなくて、でも大人でもないから「おつきあい」や「それなり」というのができず、そんな半端な状態が汚ならしく感じてわざと無邪気にふるまってみせたり。自分以外を軽んじたかと思うと持ち上げて自分を卑下してみたり。
    空や草や花で気分がコロリと変わるけどそれも長続きしない。

    この苦しい感じ、なんで太宰治は少女だったこともないのにこんなに占い師みたいに見事言い当てるんだろう?

  • おそらく男女で感想が大分変わるであろう、太宰の女性語りの小説集。太宰は女なんじゃと思わせられる作品ばかり

  • これって女の人が書いたの?って思うほど。心理描写が自然ですごく好き。こういう書き方は太宰治にしかできないと思う。

  • もっと面白いものも
    もっと感動するものも
    あるけれど

    わたしのなかで
    太宰治がいちばん近くなったお話。

    だいすきです。

  • 「葉桜と魔笛」、「皮膚と心」、「きりぎりす」、「恥」…挙げたら限がないけど、とにかく全て描写が綺麗だし、やっぱり太宰は女性視点の話が上手だと再確認した。太宰が苦手だと思っている人に是非読んでほしい。

  • 2008.10.18読了。

  • 気がついてください。
    気がつかないでください。
    気が狂ってしまいそうなの。

  • 太宰治の作品。昭和20〜30年ごろの女学生の心を成り切ったように透視した作品。
    父が死んだ次の日から話が始まり、少女が1日を終えるまでを書いてある。

著者プロフィール

1909年6月、青森県生れ。学生時代から小説の創作を始める。東大仏文科入学を機に上京。在学中に非合法運動に従事するもやがて転向し、以降、本格的な執筆活動を開始する。1935年に「逆行」が第1回芥川賞の次席となり、翌年、第一創作集『晩年』を刊行。1939年に結婚し、「富嶽百景」や「女生徒」、「走れメロス」などを発表。戦後には『斜陽』がベストセラーとなり、流行作家となる。「人間失格」を発表した1948年の6月に、玉川上水で入水自殺。織田作之助、坂口安吾らと共に「新戯作派」「無頼派」と呼ばれた。

「2019年 『太宰治 女性小説セレクション 誰も知らぬ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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