女生徒 (角川文庫)

著者 :
制作 : くまおり 純 
  • KADOKAWA
4.16
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本棚登録 : 1743
レビュー : 139
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041099155

感想・レビュー・書評

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  • 太宰治ワールド満載。太宰作品でよく使われる言葉「いやらしい」がとても当てはまる作品かなと思います。この作品に登場してくる女性をうがった考え方と捉えるか自分を持っている人と捉えるかで見方が変わってくるのかなと感じました。

  • 「きりぎりす」と同じ話がいくつか入っていますが、女学生がどうしても読んでみたくて購入。
    きりぎりすよりもさっぱりした話が多く、清涼感のある読み心地でした。
    題になっている女学生ですが、畳みかけるようにパタパタと言葉が連なっていて、女学生が世界のよしなしごとに興味がある様や若々しい様子を連想させました。
    どことなく幼く、だからこそ真っ直ぐに自我を捉えようとする女学生。美しく生きたいと願う思春期の明るい部分がきれいにまとめられていました。

  • 一人の男性作家が、ここまで女性のことを描けるなんて、さすがだと思いました。

  • 燈籠・女生徒・葉桜と魔笛・皮膚と心・誰も知らぬ・きりぎりす・千代女・恥・待つ・十二月八日・雪の夜の話・貨幣・おさん・饗応夫人

    彼はいつも「どう在ることが美しいのか」を考えているように感じる。作中に使われた清貧という言葉がそれをよく表している。理想主義、その通りだ。しかし内省において決して逃げることをしない彼の態度には、傲慢さがない。それが多くの人の共感を得るのかもしれないと、月並みなことを考えた。
    理想を持つことで真っ直ぐに歩けない人は、私にはどうしたって愛おしい。

  • 「皮膚と心」が好きです

  • この本を手に取るといつだって清らかな自分になれる気がします。時には毒だってちょこっと吐いちゃいます。気持ちはぐらぐら不安定にうつろいます。でも自分に嘘だけはつきたくない。美しく生きたいと思います。

  • 全て女性の語り口調で書かれている。
    すごく私好みの話ばかりだった。

  • たまたま家に太宰治の本があり読んでみた。読む前と読んだ後のテンションの差がある。自分でも本を読んでこんなことあるんだ…ってくらい気持ちが落ち込んだ。一番おもしろかったのは「紙幣」。ずっしりきたのは「おさん」。
    もう一冊太宰治の本、人間失格が家にあるけどちょっと今読むのはやめておく…

  • 病的な美しさ。

  • 些細な日常の起伏を、繊細な筆致で美しく仕上げている。
    少女期特有の、(言葉悪く言えば)無意味な感傷は、特定の人間にしたら酷く共感できるものだと思う。

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著者プロフィール

1909年6月、青森県生れ。学生時代から小説の創作を始める。東大仏文科入学を機に上京。在学中に非合法運動に従事するもやがて転向し、以降、本格的な執筆活動を開始する。1935年に「逆行」が第1回芥川賞の次席となり、翌年、第一創作集『晩年』を刊行。1939年に結婚し、「富嶽百景」や「女生徒」、「走れメロス」などを発表。戦後には『斜陽』がベストセラーとなり、流行作家となる。「人間失格」を発表した1948年の6月に、玉川上水で入水自殺。織田作之助、坂口安吾らと共に「新戯作派」「無頼派」と呼ばれた。

「2019年 『太宰治 女性小説セレクション 誰も知らぬ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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