女生徒 (角川文庫)

著者 :
制作 : くまおり 純 
  • KADOKAWA
4.16
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本棚登録 : 1733
レビュー : 139
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041099155

感想・レビュー・書評

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  • 「燈籠」と「きりぎりす」と「千代女」が特に好き。描かれる女性の愚直さを愛しく感じた。

  • 青空文庫。

  • 文学作品に触れたくて、読みました。
    まず、日本語がしっくりとしていて、これが綺麗な日本語なのかと感じながら読んでいました。
    内容は短編が14編あり、暗い生き方をしている方の物語でした。しかし、暗い中にも強さを感じました。
    落ちているときに読み始めたのですが、気持ちに寄り添ってくれる内容の話しもあり、この本に出会えて良かったです。

  • 女性目線から。
    女の子特有の潔癖さ。

    駄目な女の子。うまくいかない女の子。
    努力、というよりもはや合点して自分だけの世界におさまっている女の子。
    汚れをおそれてるけど、好奇心がある女の子。

    なまなましくて繊細な、生理的な人間の心理を描くには、女性になりきるのがよかったんだろうと思う。

    でも、「おばさん」になりきらなかったのは、男を意識している中での人生というものを描きたかったからなんだろう。


    よかったのは、女生徒、貨幣、饗応夫人。



    ・女生徒
    「中心はずれの子」
    「自分の個性みたいなものを、本当は、こっそり愛しているのだけれども、愛していきたいとは思うのだけど、それをはっきり自分のものとして体現するのは、おっかないのだ。」
    「美しく生きたいと思います。」
    「幸福は一夜おくれてやってくる」

  • 「走れメロス」以外は読んだことのない太宰文学に挑戦。全て女性目線で書かれている。読んでいるうちに、この人小説家っていう生き物が嫌いなんじゃないかしらって思うようになる一冊。読点多いよ。

  • 短編集。
    一話あたりが、すごく短いので読みやすかった。
    一番面白かったのは女生徒。
    女の子はこうもくよくよ考えるものなのか。
    他の作品も面白かったです。

  • 女性的な筆致や考え方には度肝を抜かれます。
    個人的には「女生徒」「待つ」が好きです。

  • よくぞ男性がここまで…

  • "女ってこういうもん" を多面的に書いた短編の集まり。面白かった。

  • 思春期の女子の心境を、男がどうしてこうもリアルに描けるのだろう。小さなことで一喜一憂し、哲学的なものに憧れ、自分に酔い、耳年増で、恋に恋する、女生徒の一日。戻れるものなら、もう一度だけ過ごしてみたい輝かしい年頃。(表題作)

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著者プロフィール

1909年6月、青森県生れ。学生時代から小説の創作を始める。東大仏文科入学を機に上京。在学中に非合法運動に従事するもやがて転向し、以降、本格的な執筆活動を開始する。1935年に「逆行」が第1回芥川賞の次席となり、翌年、第一創作集『晩年』を刊行。1939年に結婚し、「富嶽百景」や「女生徒」、「走れメロス」などを発表。戦後には『斜陽』がベストセラーとなり、流行作家となる。「人間失格」を発表した1948年の6月に、玉川上水で入水自殺。織田作之助、坂口安吾らと共に「新戯作派」「無頼派」と呼ばれた。

「2019年 『太宰治 女性小説セレクション 誰も知らぬ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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