晩年 (角川文庫 た 1-1)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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  • Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041099162

作品紹介・あらすじ

「撰ばれてあることの恍惚と不安と二つわれにあり」。ヴェルレエヌの詩で始まる「葉」、名家の六男に生まれ、乳母の手で甘やかに育てられた幼少期、伸びやかな少年期を、子供特有の自意識や狡さを交え描いた自伝的作品「思い出」、自らだけ助かった心中事件に材を得、その後過ごした療養所を舞台に描いた「道化の華」など、24〜27歳にかけて発表した15篇を収録。遺著のつもりで『晩年』と名付けた、第一創作集。

感想・レビュー・書評

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  • 短編集。旅行用に持っていったけど全然読まなかった。
    彼は昔の彼ならず とロマネスク はけっこう好きかも。

  • 高校生の頃耽溺した太宰。最近、ビブリア古書堂の事件手帖で取り上げられていたので、また読む気になった。いゃ〜若い頃とは全く感じ方が違うのでびっくり。今となっては太宰の自意識の高さがむず痒い。



  • 新年一発目は太宰治。

    終始切なかった。
    面白い!という訳ではないのに
    不思議と惹きつけられた。
    現代まで引き継がれる理由は
    なんだろな〜。謎だ。

    この作品のメタファーが
    あるとすれば、未熟な私には
    よくわからなかったです。

  • 道化の華が人気あるんだろうなーとか思いつつ列車、玩具が好き。10年後また読み返したい。

  • 「道化の華」が私は一番好きですかね。
    下手に何も言わない方が良さそう、
    誰でも一読はするべきなのではないでしょうかという印象の一冊。
    好きとか嫌いとかじゃなくって(私はこの一冊をそこまで好きと思わない)読まざるを得なくなってしまう感覚でしょうか。
    読者がそれぞれの物語の渦中に引き込まれてしまうような、そんなでした。

  • 今さら説明しなくても誰もが知っている太宰治の第一創作集。「葉」、「思い出」、「魚服記」、「列車」、「地球図」、「猿ヶ島」、「雀こ」、「道化の華」、「猿面冠者」、「逆行」、「彼は昔の彼ならず」、「ロマネスク」、「玩具」、「陰火」、「めくら草紙」の短編15編から成っており、大半は太宰が23〜24歳の頃に書かれた作品です。

    多彩な実験的手法のオンパレードで、デビュー作にして、その後の太宰作品のエッセンシャルがつまりまくっています。

  • 【葉】
    読了してから知ったのだが、これにはストーリーが無い
    らしい。道理でなんにも分からなかった。ただ、
    心が惹かれる言葉は沢山あった。断章がいくつもある。

  • 読めたことが誇らしくて仕方がないというような気持ちになっている。
    三浦哲郎はこの小説を読んで文学の道へとすすみはじめる。たしかに冒頭の「葉」からしてうわああってなったなあ。好きな人のルーツを追っていくというのはいいことなんだ、やっぱり。

    「道化の華」はもう一回読む。メモ。

  • 【あらすじ】
    「撰ばれてあることの恍惚と不安と二つわれにあり」。ヴェルレエヌの詩で始まる「葉」、名家の六男に生まれ、乳母の手で甘やかに育てられた幼少期、伸びやかな少年期を、子供特有の自意識や狡さを交え描いた自伝的作品「思い出」、自らだけ助かった心中事件に材を得、その後過ごした療養所を舞台に描いた「道化の華」など、24~27歳にかけて発表した15篇を収録。遺著のつもりで『晩年』と名付けた、第一創作集。

    【感想】

  • 「ビブリア古書堂の事件手帖」三上延著の謎解きの古書 なので 兎に角 読了してみた。
    頭脳明晰 子供の頃の記憶が見事な 自己顕示欲の強い 感性豊かな男性の文章なので カマトトぶらなくも 分からないところが多々。
    語彙が素晴らしい。

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著者プロフィール

1909年〈明治42年〉6月19日-1948年〈昭和23年〉6月13日)は、日本の小説家。本名は津島 修治。1930年東京大学仏文科に入学、中退。
自殺未遂や薬物中毒を繰り返しながらも、戦前から戦後にかけて作品を次々に発表した。主な作品に「走れメロス」「お伽草子」「人間失格」がある。没落した華族の女性を主人公にした「斜陽」はベストセラーとなる。典型的な自己破滅型の私小説作家であった。1948年6月13日に愛人であった山崎富栄と玉川上水で入水自殺。

「2022年 『太宰治大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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