蜘蛛ですが、なにか? (9) (角川コミックス・エース)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 143
感想 : 7
  • Amazon.co.jp ・マンガ (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041099223

作品紹介・あらすじ

マザーに急襲され迷宮に逃げ込んだその先にマザーの眷属達が待ち伏せていた!追い詰められた蜘蛛子は致命傷を受けながら撤退に成功する。反撃の糸口を見いだせない蜘蛛子は並列意思達の精神攻撃に全てを託すのだが…

感想・レビュー・書評

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  •  読了。
     並列意思の1人の九州弁なんだろ。読みにくい。
    魔王メッチャ強いらしい。なんかいろいろ情報量多くて疲れてきた。謎があまり解決してない。
    (210618)

  • 読了

  • おお、このタイミングで世界の事教えてくれるんだwアニメ観たら人間パート盛りだくさんで誰だ!?となっていたんで、早く人間と出会ってほしいような、欲しくないような。

  • あんまし面白くないと思った。後付け設定がたくさんあり、それで謎が明らかになっているわけでもないので漫画に関しては表現が下手かなぁと思った。

  • 目まぐるしく入れ替わる攻防劇、そして戦術から戦略への脱皮。

    八巻で絶望の開幕劇となりました対マザー戦。
    かかし朝浩先生の画にかかったコミカライズ版『蜘蛛ですが、なにか?』第九巻は、そんなマザーが主人公のことを絡め取ろうと敷いた包囲網からの脱出、反転して一気呵成の打倒を目指す巻となっています。

    ついでに言うと、いつになく事態が二転三転して、目まぐるしく場面転換が行われる巻でもあります。
    主人公の持つ最大のアドバンテージである転移魔法という足で会敵即死の敵を避けつつ、迷宮内部と外界(海・海岸線)を往復して確実に敵戦力を削っていくのですが、漫画なら位置関係がさらにわかりやすいですね。

    ステータスの強化に関しては五回目の進化形態「ザナ・ホロワ」への進化を成し遂げ、いよいよ目標とする進化形態「アラクネ」の一個前に到達することになりました。襟巻状に毛も追加され、読者目線では可愛らしさを増しましたが、いよいよ「蜘蛛」という最大の外見的特徴からの脱却も迫っています。

    とはいえ、着実に主人公が切れる手札は増えており、この作品世界を「ゲーム」のように見ている上位者「D」からさらに情報も貰えました。
    コミックスのみ追っている読者の方に取っても、巻末に時折挿入される短編シリーズ『もう「一人」の転生者』と合わせて話の大枠が見えてきたころかもしれません。

    とはいえ、今のところは目の前の難敵を下していくという路線で話を理解するのも構いません。
    だんだん順を追って、主人公が真に相手にするのが「何物」かであるかが見えてくると思いますので、今は話の転換点にして勝負どころのひとつとご理解いただきましたら幸いです。

    そんなわけで敵手第一目標は圧倒的なステータスとスキルに加えて怪獣並みの大質量を備えた大敵「マザー」。
    転生先での一応の母親「マザー」との戦いは、一対一、二体だけの世界から強者たるものが至った高みを知らしめたアラバ戦とはまた異なります。前哨戦に尺を大いに割いた長丁場の大ボス戦と相成るわけです。

    自己を定義する絶対領域「魂」に干渉をかけてくる毒持つ親(マザー)。
    アラバとは別の意味で絶対に対決を避けられない相手に魂への直接攻撃という毒を盛ることで弱体化を誘い、一対一に持ち込むまでの過程を挟みつつ、敵戦力を少しずつ削っていきます。

    で、相手は巨大な群の頂点に立つ女王、そして女王とくれば……と、その辺はレビュー後半で触れていくとして。
    まず触れたいのが最初のポイントについて。そんなマザーこと「クイーンタラテクト」の抱える各種タラテクト(蜘蛛)軍団をいかに切り崩していったか?

    まずは強力な「個(子)」であり、徒党を組めば主人公もてこずるアーク・タラテクト、グレーター・タラテクト。こちらは既出の通りと言えど……。
    まとめて運用してきているので包囲を敷かれるただなかに放り出され、いきなりの大ピンチを演出されました。

    ここで隊列を組んで主人公を圧迫してくるってのも漫画ならではのオリジナル演出にして難易度の強化点ですね。
    重ね重ね強調しておきますが、原作ではあっさり目に流せるところでさえ見逃せません。閉所だからこその空間戦闘を魅せる上でも、アクションを作れそうなところは見逃さない漫画版の着眼は素晴らしい。

    とはいえ、原作から外れ過ぎずにテンポを損なうつもりもないようですが。
    そこに投入されたのが蜘蛛という形から離れた謎の手駒「パペット・タラテクト(人形蜘蛛)」たち。
    彼女らが加わることで主人公は一気に追い詰められることになります。

    時に「人形蜘蛛」たちですが書籍版における輝竜先生デザインとは(現時点では)大きく装いを変えてきているわけです。とはいえ、実のところ原作の地の文から拾える情報と比べるとさしたる矛盾があるわけでなく、これはこれで無機質で表情も感情もない(現時点では)殺人機械の脅威を演出してくれました。

    先の展開を心配させる部分もありますが、その辺は追々クリアするのでしょう……というのは先読みしたものの杞憂なわけですが、コミカライズならではの相違点はここでも挙げられるでしょうね。
    文字通り、マネキン人形のような形をしており武器も持てる人形蜘蛛は難敵です。

    機動性に長け、テクニカルでトリッキー、はじめての技術を持った類の敵ということで、ここからは外界で剣戟を目撃することになる主人公や漫画の展開にとっても汽水域になるのかなと野暮な先読みはさておいて。
    対人相手の交戦経験はほぼ持てない、というか蜘蛛型の限界を思い知らされる主人公でした。

    だけど、逆に言えば蜘蛛という生き物の宿命から逃れられないのは敵も自分も同じ。
    というわけで、なぜか海に来たは来たで「サメVSクモ」というシュールな絵面が提供される反面、ここで逆転の発想を拾い上げるんだから蜘蛛生ってわからないものですね。

    その一方で正直、連載時の煽り文も込みで人形蜘蛛の撃破方法えっっっげつな! と思ったのも確かです。 
    理にかなってるけど、主人公の取る戦術じゃないな、これがゲームだったら管理運営者からNG喰らうなとか思いましたけど、この世界「ゲームっぽい」けど「ゲームじゃない」んですよね。

    そんなわけで敵の大将は別にいました。
    「女王」がいるなら当然「王」、「王」といえば「魔王」。ゲーム的な考えでいえば間違いなく極値を取る最強の敵がこの巻の兜首であるマザーを差し置いての「魔王」アリエルですが、本編へ満を持して登場です。
    ステータス&スキルの羅列演出はいい加減慣れてきたと思ったのですが、不意打ちもあってやられましたね。

    思えば、前章のラスボスである「アラバ」と並行して今の巻のラスボスである「マザー」戦が開始されていたので勘のいいひとはまるっきり情報なしでも気付けるのかもしれません。が、その辺主人公視点に終始して彼女が知らないことは読者も知ることが出来ない漫画ならではの構成に改めてやられた気がします。

    あと個人的な感想ですが、漫画版では六巻以来の出演になるのでしょうが、アリエルの表情の付け方が一気に見映えていて驚きました。
    かかし朝浩版主人公のデザインは情報量を減らしてある程度記号化することで、キャッチ―なアイコンを手に入れるとともにアクションを見映えさせる方針があったと思います。

    反面、人物もそれに引きずられたか表情が硬くなっていた感も見受けられましたが、今回はきちんと奥行きのある表情を付けていて、顔のパーツが顔面に張り付いている感がありません。
    言葉抜きで感情がしっかり伝わってくる上に、憤怒と激情の咆哮に向けた表情のうねりは全き見事なものでした。

    と、そんなわけで見事マザーを囲う戦力をそぎ落とした第九巻だったわけです。
    二桁の大台突入となる次の十巻でいよいよマザーとの本戦と参るわけですが、それもまた次なる戦いの前哨もしくはもっと大きな渦中に過ぎないのかもしれない、そういう嬉しい流れに身を委ねていただければ面白いかと。

    なにせ「ハイド&シーク」、もしくは捕まったら終わりな「鬼ごっこ」はまだまだ続くのですから。

  • (この漫画好きなのだ)

  • アニメ楽しみ。

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