地獄くらやみ花もなき (1) (角川コミックス・エース)

  • KADOKAWA
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本棚登録 : 329
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041099315

作品紹介・あらすじ

罪人が化け物に見えてしまう遠野青児は、古ぼけた洋館で相談所を営む美少年・西條皓と出会う。優れた洞察力と妖しい美貌を持つ皓のもとで、青児はなぜか助手として働くことになり――!?

感想・レビュー・書評

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  • 「では地獄に堕ちていただきましょう」

    職も居場所もない、途方に暮れる青年"遠野青児"が迷い込んだ洋館で出会ったのは、人間離れした怖いほどの美貌をもつ着物の少年"西條皓。

    青児は、「罪を犯した人間の姿が妖怪に見える」ことに悩んでいた。この体質を買われた青児は、皓に半ば強制的に助手(ペット)して雇われる。

    謎の美少年、皓の職は、罪人を暴き地獄へ堕とす、「地獄代行業」であった。

    ‥‥

    妖怪の姿から、"犯人は誰か" "罪の内容は何か"を推理しながら、2人は(ほぼ皓が)様々な事件の真相を暴いていく。罪のある人間は地獄へ堕とし、時に償いを求める人間には手を差し伸べたり‥

    そして、地獄代行業の王座を巡る勝負や皓を狙う敵にからの果し状に巻き込まれていく。
     

    子どもとは思えないほど大人びた冷静さで淡々とこなす皓と、いいとこ無しだが人の痛みがわかる真っ直ぐで正直者な青児。
    皓は周りが敵だらけでの境遇で、誰もかも簡単に信じることはできない立場。そんな中、青児は皓の役には立てないと思い知りながらも、自分にできることはないか探し続ける。


    謎解きと妖を掛け合わせたストーリーと、2人の関係性が素敵な話。



    なんかもう雰囲気もストーリーもキャラクターも全てが好きすぎて9巻まで一気読みしてしまった。
    小説か迷って漫画にしたが、絵も表情も繊細で綺麗で漫画にしてよかった。小説も読みます。一生続いてほしい。

    追記 
    作品好きすぎるので、おなじく好きな人の感想も読んでみたい。語り合える友達とかいたらなあ‥

    2024年2月4日

  • 現代の罪と妖怪。
    妖怪好きなので面白かった。
    これからどんな妖怪が出てくるのか楽しみ。

  • 表紙買い。内容も好みだった。

  • 1巻に次の巻への伏線があったんだな
    1話目の女は目を背けずに気付いていれば助かったかもしれないな、実母の件
    ただ元彼にしたことはくそだけど

  • 好きなジャンルじゃん、と5巻まで今頃まとめ買いした。

  • ちょっと怖そうな雰囲気からどんどん引き込まれていく


    登場人物がいいねぇ

  • 漫画化すると知った時はめちゃくちゃ嬉しかったですね。買った後読むのが勿体なくてしばらく積んでいましたが。原作のイメージや世界観を壊すことなく漫画化してくださっている...。西條さんの作画より凛堂さんの足の方が作画コスト高いのは笑いました。不服そうな西條さんのお顔が可愛い。首括らんかと聞いてくる青坊主に、憑いた人間を首吊りさせる縊鬼。そして首吊りで母と元婚約者を亡くした女性はダブルコンボで地獄に落とされる。
    鵺退治をどうコミカライズしてくれるのか次が楽しみです

  • 今まで普通に会っていた人がある日突然化け物に見えたら
    それはまともな生活を送るのも大変だったろう。
    悪事が妖怪として見えて、その理由は照魔鏡の破片が目に入ったから
    と理由がわかれば、わからないよりは生きやすくなりそうだ。

    皓が強引で子供の姿なのに妖艶で、
    百花の王と表現した後に正体を描写し
    百禍の王言い換えるのが面白い。

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著者プロフィール

愛知県生まれ。2017年「地獄くらやみ花も無き」で、第3回角川文庫キャラクター小説大賞〈読者賞〉を受賞。同年、「折紙堂の青目鬼 -折り紙あやかし事件帖-」で、第5回富士見ラノベ文芸大賞〈審査員特別賞〉を受賞。

「2023年 『地獄くらやみ花もなき 捌 冥がりの呪花、雨の夜語り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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