祟られ屋・黒染十字 その呪い、引き受けます (角川ホラー文庫)
- KADOKAWA (2020年9月24日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041099575
作品紹介・あらすじ
痩せ細った不気味な患者をカウンセリングした白崎。その夜ふと目を覚ました彼が見たのは、床を蛇のように這いずり回る女だった。どんな怪異も祓う「祟られ屋」の評判を聞き藁にも縋る思いで依頼をするが…。
感想・レビュー・書評
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カウンセラーと祟られ屋というコンビが面白い。自分に悪霊を祟らせて退治するというのがユニーク。祓うグッズを百均やアマゾン、ホームセンターで調達するというのが笑っちゃうね。しかし、蛇女、怖いぞ。映像にしたらとんでもないなあ。
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本の厚みはあまりなくて、サクット読める。
読み始めが結構怖くて、ホラー嫌いにはちょっと刺激的。本当はここの部分でギブアップしようか迷ったくらい。
ですが、そのあとはホラー的な要素は控えめ。期待以上の人間的ドロドロが繰り広げられる。根本の原因はいかにも日本人的と言っていいのか人に併せようとする集団根性から生まれる下らない出来事。それを解決するために奔走する祟られ屋とカウンセラー。今回も面白かったけど、続きがありそうなので展開が楽しみ。 -
カウンセラーの白崎が怪異に襲われ
藁にも縋る思いで祟られ屋の黒染に助けを求めることが始まり
他の方のツイート通り黒染は残念なイケメンで面白かったです
実は純粋なんだろうな〜
でも能力は本物で重そうな過去を持っているところも好みでした -
テンポ良く一気読み
心理カウンセラーが患者から祟りを移され、真偽不明の祟られ屋を頼る所から始まるオカルトミステリー
二人の掛け合いが楽しく、和洋折衷な祟りが本格的で面白かったです -
DIYで百均Amazonを駆使して呪文?祝詞?もネット検索というとても斬新な祓い方に笑ってしまった。
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面白かった。ただラストのいきなりの展開は驚いた
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白崎さんのカウンセリングは癒されそうだなぁ
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祟りを自らの身に引き受けて祓う「祟られ屋」の活躍を描くホラーミステリ。一見エキセントリックな黒染と、お人好しな白崎のコンビが楽しい新シリーズです。
たしかに怪奇現象と精神疾患って、傍目には似ているのかもしれません。だからこそこの二人のコンビはおあつらえ向きでもあり。怪異の正体を探り突き止めるミステリ的な部分も充分に楽しめました。これは続編も楽しみ。
怪異への対処法がやたらとDIYだったり、そしてこのコンビの掛け合いもとにかく軽妙で面白くって楽しくて。ものすごーくライトな感覚で読めるのがいいところなのですが。しかしそこで気を抜いていると、ホラーとしての怖さもかなりのものかも。こういう「祟り」の形式ってなかなかに斬新だと思うのですが、ホラーとしてのポイントもいろいろ抑えられてます。これぞホラー。
著者プロフィール
敷島シキの作品






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