祟られ屋・黒染十字 その呪い、引き受けます (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 101
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041099575

作品紹介・あらすじ

痩せ細った不気味な患者をカウンセリングした白崎。その夜ふと目を覚ました彼が見たのは、床を蛇のように這いずり回る女だった。どんな怪異も祓う「祟られ屋」の評判を聞き藁にも縋る思いで依頼をするが…。

感想・レビュー・書評

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  • 本の厚みはあまりなくて、サクット読める。

    読み始めが結構怖くて、ホラー嫌いにはちょっと刺激的。本当はここの部分でギブアップしようか迷ったくらい。
    ですが、そのあとはホラー的な要素は控えめ。期待以上の人間的ドロドロが繰り広げられる。根本の原因はいかにも日本人的と言っていいのか人に併せようとする集団根性から生まれる下らない出来事。それを解決するために奔走する祟られ屋とカウンセラー。今回も面白かったけど、続きがありそうなので展開が楽しみ。

  • 代わりに祟られて、そこから祟りを祓うという祟られ屋。
    自分に憑りつかせた方が勝手が分かって祓いやすいというのは分かるし、ある意味目から鱗の方法だった。
    ただ、彼の場合、その祓い方が……まさかのDIY。
    手作り感満載な小道具が多数出てきて、恐怖感の中に笑いが混じるという何とも稀有な体験をさせていただいた。
    100均クオリティに、某通販サイトクオリティ。
    それを平然とドヤ顔で自慢する祟られ屋。
    普段、人の神経を逆撫でするような俺様口調及び態度なため、いざって時の手作り感にギャップが……笑っちゃいけない場面なのに、笑ってしまうがなという。

    流石ホラー文庫レーベルから出ているだけあって、ホラー描写は非常に怖い。
    スプラッタ系ではなく、ジャパニーズホラー系の情景の怖さと言うか。
    今回は蛇絡みということで、それこそにじにじと寄ってくる恐怖、これは苦手な人はさぞ怖いだろう。
    苦手な方は暗い部屋で読むことだけはオススメしない。
    また呪いということもあって、呪われた人は衰弱し、最終的には死んでいく。
    割と容赦なくお亡くなりになるので、最初はちょっと驚いた。
    祟られ屋の相方が、人の死にトラウマのある方なので、ちょっと酷な展開だったと思う。
    ただ、そこからどう乗り越えて、この祟りに立ちむ受かっていくのかも見ものだ。

    前述通り、今回は蛇の呪いだが、この呪いも二転三転して面白かった。
    まさかのギリシャ神話と思いきや、偽物だのコスプレだのと切って捨てられてからの、最終的には地元のネタに着地し、それこそびっくり。
    自分の地元のネタが出てくるとは思わなかった。
    これは嬉しいサプライズ。

    また最後の最後で祟られ屋も本領発揮。
    彼もまた二転三転して、最終的にはかっこいいところを見せてくれた。
    しかし、本家本元の関係者だとは思わなかったが……
    ここでは先ほどとは逆のギャップを見せてくれた彼である。
    さっきまでDIYで苦戦していたとは思えないかっこよさ、ギャップであった。
    ずるいなあ。

    相方のカウンセラーの彼とは、喧嘩しながらも何だかんだで息の合っていて、最終的にはほっこり。
    祟られ屋の保護者的存在の彼が、本当に味方かどうかは心配にはなったが(何せまだ全容が見えない)
    祟られ屋は警察関係者にも非常に印象悪いみたいだし、カウンセラーの彼が多少緩衝材になればいいなと期待して。
    ……その分、彼の負担が増える訳か。
    それも運命、神の思し召しだな、うん。

  • DIYで百均Amazonを駆使して呪文?祝詞?もネット検索というとても斬新な祓い方に笑ってしまった。


  • カウンセラーの白崎が怪異に襲われ
    藁にも縋る思いで祟られ屋の黒染に助けを求めることが始まり

    他の方のツイート通り黒染は残念なイケメンで面白かったです
    実は純粋なんだろうな〜

    でも能力は本物で重そうな過去を持っているところも好みでした

  • 面白かった。ただラストのいきなりの展開は驚いた

  • 白崎さんのカウンセリングは癒されそうだなぁ

  • 祟りを自らの身に引き受けて祓う「祟られ屋」の活躍を描くホラーミステリ。一見エキセントリックな黒染と、お人好しな白崎のコンビが楽しい新シリーズです。
    たしかに怪奇現象と精神疾患って、傍目には似ているのかもしれません。だからこそこの二人のコンビはおあつらえ向きでもあり。怪異の正体を探り突き止めるミステリ的な部分も充分に楽しめました。これは続編も楽しみ。
    怪異への対処法がやたらとDIYだったり、そしてこのコンビの掛け合いもとにかく軽妙で面白くって楽しくて。ものすごーくライトな感覚で読めるのがいいところなのですが。しかしそこで気を抜いていると、ホラーとしての怖さもかなりのものかも。こういう「祟り」の形式ってなかなかに斬新だと思うのですが、ホラーとしてのポイントもいろいろ抑えられてます。これぞホラー。

  • ライトな文章で読みやすかった。主人公の2人である、カウンセラーの白崎と自分に怪異を憑依させることで祓う祟られ屋の黒染という設定が面白かった。何故カウンセラーの道を選んだのか、祟られ屋の道を選んだのかは詳しくは明かされていない。続きが楽しみ。

  • ライトノベル感覚で、展開が早いので読みやすかった。
    ホラーというほどホラーではない。

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著者プロフィール

東京生まれ、谷根千エリア近辺に在住。散歩や美術館巡りが好き。

「2021年 『祟られ屋・黒染十字 京の都に天狗は踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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