後宮の木蘭 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 114
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041099612

作品紹介・あらすじ

名門武家の娘・黎木蘭は、連絡の途絶えた姉を探すため、宮女になって後宮へ。ある満月の夜、黒い官服を着た男を目撃する。その足元には、胴と首が分断された宦官の死体が転がっていて――。

感想・レビュー・書評

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  • キョンシー物とは……。
    霊幻道士じゃないんだからさ。
    知らない人もいるだろうな。

  • 主人公の純真さと真っ直ぐな恋心が良かったです!

  • 2021.12.21読了

  • 木蘭が常にポジティブなのは良いんだけど、特に根拠も無く大丈夫と言って無謀な事をしまくるので、何も考えてないように思えて好感が持てない。
    ふわふわした木蘭に負けるくらいキョンシーが弱くて、皆どうして殺されたのと疑問に思うし、全体的に物語が浅い感じ。

  • 面白くないわけじゃないけど、なんか微妙……。
    察するに吸血鬼+微妙にゾンビなんだろうけど、時代と舞台に合わせてそれをキョンシーと表記しているので、うーん……。普通に西国で血を吸う鬼と呼ばれております、でよかったのでは。

  • マンガ向きのストーリーかな…
    ノベライズ本のような印象でした。

  • 盛りだくさんにしすぎて、全部中途半端になったような・・・そして読後感が悪い。もうたくさん。

  • 即断即決の主人公だから、行動が早い早い。
    姉を探しに後宮に潜り込むのも、危険と分かっていながら信じてもらうために人質を助けにいくし、婚約者に去れと言われて本当にすぐ去ろうとし、彼の本意が分かったら、すぐさま彼の元へと駆けていく。
    何たる行動力か。
    いい意味で素直なのだろう。
    故に苦労する場面もあったが……(特に姉に対しては複雑だっただろう。彼女は生死が二転三転したキャラだったし)

    一方ヒーローは、戦う時はかっこいいが、自身が抱えている問題もあって、許婚への対応が煮え切らない感じ。
    はっきり言ってしまえば、こと恋に関してはヘタレである。
    彼への説得は、体を張った分、主人公の方が余程男前だった。
    抱えているものが抱えているものなので、仕方がない部分もあるが、君はこれからはもう少し自分のために生きてもいいんだよと言ってあげたくなった。
    その点は、彼女が導いてくれることだろう。

    まさかのキョンシー大発生な後宮もの。
    思いのほか数が多くてびっくりした。
    ボス戦での主役二人の息の合ったコンビネーションは見もの。
    一方、ラスボス戦は意外にあっけなかったので(バトルがなかった)これは生存フラグ立ってないかと心配になった。
    ラスボスを倒しても、後宮内が腐り切っているのに変わりはないので、立て直しだけでも大変そうだ。
    これは、ヒーロー、休んでいる時間ない気がする。

    主人公が後宮に入ってからの仲間から離反者、というか実はキョンシーだったんだ的な人が出てくるのではと心配もしていたが、その点は杞憂に終わってよかったと思う。
    特に某キャラに関しては、絶対裏切るだろうと思っていたが、最後までただただいい子だったので、読み切って思い切り謝ることに。
    ごめんよ、きみ本当にいい子だった(誰かは伏せる)
    無事に帰れるように祈っております。

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著者プロフィール

1980年静岡県生まれ。Hartnell College卒、The Art Institute of Seattle 卒。『天命の巫女は紫雲に輝く 彩蓮景国記』で第4回角川文庫キャラクター小説大賞優秀賞を受賞しデビュー。同作は発売後即重版がかかり、シリーズ化された。他の著作に「後宮の木蘭」シリーズがある。美しく緻密に作りこまれた世界観と親しみやすいキャラクター造形、端正な文章で読者の支持を得ている。

「2023年 『香華宮の転生女官3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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