ロード・エルメロイII世の事件簿 case.冠位決議 中 (9) (角川文庫)
- KADOKAWA (2020年11月21日発売)


- 本 ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041099629
作品紹介・あらすじ
ついに明らかにされた、ドクター・ハートレスの目的。その内容に苦悩するエルメロイII世。一方、学術都市スラーがハートレスたちによって急襲される。しかし、迎撃に出たライネスたちが遭遇したものは、驚くべき人物と想像だにしない事実であった。冠位決議(グランド・ロール)を前に、連鎖して引き起こされる破局。連続失踪事件に秘せられていた真実。時計塔の地下、霊墓アルビオンに仕掛けられた君主(ロード)たちの陰謀もまた、傷ついたエルメロイII世に牙を剥く。『ロード・エルメロイII世の事件簿』最後の物語は、いよいよその深奥へ。
感想・レビュー・書評
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最終章の中巻。
ハートレスの思惑が明らかになる回。
ロンドン下の大迷宮についての記述が増え、Fateを魔術的補強するとこの作品のいいところ。天文台は何度か単語として登場するが、ココ?とびっくり。
ホワイダニットの欠点というか、犯人の動機によっては外野がその理由ならこの犯罪はしょうがないなどと理由によって納得してしまうことがあるけれど、というか納得させようと作者が書いているのだろうけれど、それが探偵に致命傷を与えるとは根が魔術師の魔術かミステリーの面白さ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
下巻に記載
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2021/07/21 読了。
図書館から。
続く! -
犯人のホワイダニットが解る巻。
通常の推理小説なら終幕へ向かう展開であるが、
むしろここからが本番なのが
「魔術ミステリー」のそれたるところでしょうか。 -
ダンジョン攻略パーティ構成とかその準備とか、
こう、パワーをためている感のある話であった。
わくわくではある。
著者プロフィール
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