7月7日の奇跡 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 64
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041099766

作品紹介・あらすじ

友人の自殺のため、船員学校を休学した雄次は、ある日、ショートカットが似合う野性的な少年に出会う。だがひょんなことから彼の秘密に気づき……。海辺の町を舞台に、傷ついた心が再生する姿を描く感動作。

感想・レビュー・書評

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  • この方の本を初めて読みましたが、「……」を多用し過ぎで、記号ばかり。
    読みやすいけれど深みのない文体で、技巧がなく、脚本を読んでいるような印象でした。

    傷ついた少女が主人公との出会いによって再生していく物語。

    教師に体を触られたり伯父にお風呂を覗かれたりして傷ついた過去とか、ヤンキーにからまれてやっつけるシーンとか、精神科医なのに患者が自殺未遂したら休診して海でたそがれて自分に酔ってるとことか、17歳の少女が「抱いて…」と言うシーンとか、何もかも浅いなーと。。。

    10代の人生経験がまだ少ない子が頑張って想像して書いたようなストーリーだと思いました。
    個人的な感想です。

  • 喜多嶋隆さんの小説は
    必ず心に芯がある人物像を描いている

    青春 恋愛 光と影
    読者により捉え方は違う

    ぜひ手に取って読んで欲しいので
    ネタバレ的な事はあえて避けるが

    毎回喜多嶋作品で驚かされるのは
    主人公以外の登場人物の人間模様が深い点
    この辺が読者の心を次第に物語の中へと
    引き込んでいく

    そして常に湘南の風と光を
    感じ、その潮の香さえも感じて
    さらに主人公と同化させるものがある

    最後に本棚に並んでいる
    「赤毛のアン」を最初に読むと
    主人公と同化したもう1人の自分を
    感じられるかもしれませんね

  • 友人の自殺が原因で静岡の船員学校から葉山に戻ってきた雄次
    隣の古家に住む“少年”ノブとかかわるうち、それが16歳の少女だと知る

    アワビやサザエを獲ってかつかつの生計を立てる身寄りのないノブ
    ぶっきらぼうで危なっかしいノブを世話するうちに雄次は彼女に惹かれていく

    雄次の不眠を診る若い精神科の医師雅子
    〈潮見亭〉で働く腕の確かな謎の料理人川島

    とりまく大人たちに見守られ、心に傷を抱える青年と少女に訪れる“7月7日の奇跡”とは

    《舞台は、夏の陽射しがあふれる湘南・葉山……。潮の香り、夏草の匂い、そして恋する肌の熱さを、これまでより濃密に書き込んでみた。》──「あとがき」より

    喜多嶋隆の新作は、『赤毛のアン』をモチーフにした恋と再生のラブ・ストーリー、2020年10月刊

    《出来ることならポケットに入れ外に出て、光と風の中で読んでくれると嬉しい。文庫本って、青春の心に寄りそうものだから・・・。》──著者Instagramより

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著者プロフィール

5月10日東京生まれ。コピーライター、CFディレクターを経て、第36回小説現代新人賞を受賞し作家に。スピード感溢れる映像的な文体で、リリカルな物語を描き、多くの熱烈なファンを獲得している。近作は『地図を捨てた彼女たち』『みんな孤独だけど』『かもめ達のホテル』『恋を、29粒』『Missハーバー・マスター』(すべて角川文庫)、『海よ、やすらかに』(株式会社KADOKAWA)など。湘南・葉山に居を構え執筆と趣味の海釣りに励む。

「2022年 『潮風メニュー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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