名探偵、初心者ですが 舞田ひとみの推理ノート (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.32
  • (7)
  • (12)
  • (41)
  • (5)
  • (0)
本棚登録 : 282
感想 : 24
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041099780

作品紹介・あらすじ

金貸しの女の刺殺体となって自宅の焼け跡から発見された。捜査が難航する中、所轄の刑事、舞田歳三は、11歳の姪、ひとみの何気ない一言から事件の真相に気づく。さらに歳三の周囲で次々に起こる難事件。その思いがけない真実が、ひとみとの日常の一コマをきっかけに明らかになっていく。そして、ひとみにまつわる家族の秘密も......?歌野マジックが炸裂する、伏線だらけの本格ミステリ!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 久しぶりの著者。

    同じ町で立て続けに起きた事件について
    小学生の姪や兄と会話することで
    真相に気付くストーリー。

    前の事件が次の事件にも少なからず
    影響を与える展開は好きでしたね。

    続きを読まなきゃ。

  • 刑事の舞田歳三と、11歳の姪 舞田ひとみが解決するミステリー小説です。
    事件を解決するきっかけは、「会話」にある。今回の小説を見て感じました。
    大人が知る世界「舞田歳三の意見」
    子供が知る世界「舞田ひとみの意見」
    2人の意見が組みあわせることによる新たな意見ができる。中には、大人だけが知るべきで、子供には教えるべきではない事など、一人の大人として悩みが出てくる場面がありますが、この2人ならどんな事件だって解決できる、乗り越えられる。そんな明るい家族愛にあふれる小説となってます。

  • 星3.5
    歳三がこんなに出来る子だったとは。

  • ストーリーの最後に
    To be continued と書かれているような(笑)

    もちろん次作も手元に置いてある。

    作者の筆力から言えば、まだまだ。
    この作品自体、この後に続く作品たちの伏線でしかないのではないか?そう心の中で思っている。

    もう何度も作者には騙されてきたからね。
    最後に来る種明かしひとつくらいで終わるはずがない。

    さて。続けて読むとしよう。

  • 安楽椅子探偵のひとみとおじさんの歳三のコンビで事件を解決する短編集と思っていたが、ひとみは全然推理しないことに驚いた。このシリーズを初めて読んだので続編は違うのかもしれないけど。
    それぞれの話の結末はそこまで面白いというわけではないが、前の話と関連性のある事件や、最後に明かされる母親の話とか、連作短編らしいところはとてもよかった。

  • この作者にしては文章が平易
    時折会話文ばかりになって低年齢を意識してるようにも思える
    内容は割とオーソドックスな推理物

  • 2022/12/20 読了
    次男蔵書から

    姪のひとみちゃんの行動やら言動からヒントを得て、事件解決していく。
    実際に、ひとみちゃんは、事件に関与してないので、ひとみちゃんよりは、歳三刑事の話しなよーな。
    で、ほぼ全ての事件で人が死んでるのも、うーんな感じでした。

  • 「小学校のあるひとクラスの靴が全部盗まれる」事件が重大な殺人事件と結びついているなど、小学生探偵が活躍する本作らしいギミックが光り、思いもよらない犯行動機や意外な物証など、事件自体は地味だが非常に面白かった。シリーズ2作目と思っていたのだが、時系列としては小学生なので最初か。本作から読み進めた方がわかりやすいような。

  • なんか読んだ事がある様な気がすると思ったら、改題された作品でした。

  • #読了 #歌野晶午 #角川文庫

全24件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1988年『長い家の殺人』でデビュー。2004年『葉桜の季節に君を想うということ』で第57回推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞をダブル受賞。2010年『密室殺人ゲーム2.0』で第10回本格ミステリ大賞をふたたび受賞。

「2022年 『首切り島の一夜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

歌野晶午の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×