名探偵、初心者ですが 舞田ひとみの推理ノート (角川文庫)
- KADOKAWA (2021年2月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041099780
作品紹介・あらすじ
ワーカホリック気味の独身刑事・舞田歳三は、高利貸しの女が被害者となった放火殺人を捜査することに。
債務者や商売敵など容疑者は浮上するものの、決定的な証拠が見つからない。
だが、歳三は11歳の姪・ひとみの言葉をきっかけに、事件の盲点に気付く。
そして明らかになったのは、全てをひっくり返す驚きの真相だった!
叔父と姪の微笑ましい日常に張り巡らされた巧妙な伏線。どんでん返し満載の6編を収録した連作ミステリ。
(『舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵』改題)
感想・レビュー・書評
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久しぶりの著者。
同じ町で立て続けに起きた事件について
小学生の姪や兄と会話することで
真相に気付くストーリー。
前の事件が次の事件にも少なからず
影響を与える展開は好きでしたね。
続きを読まなきゃ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前回なぞに三作目から読み始めてしまったので
シリーズの一作目から
前に読んだことあるのかうっすらどれも覚えていた
けどどれも詳細なものではないから、より文章の美しさとか伏線とかに注目できたのでちょうどよかったかな
各話が独立して成り立っている短編かと思いきや大枠のストーリーがしっかり存在感あるから好き -
星3.5
歳三がこんなに出来る子だったとは。 -
安楽椅子探偵のひとみとおじさんの歳三のコンビで事件を解決する短編集と思っていたが、ひとみは全然推理しないことに驚いた。このシリーズを初めて読んだので続編は違うのかもしれないけど。
それぞれの話の結末はそこまで面白いというわけではないが、前の話と関連性のある事件や、最後に明かされる母親の話とか、連作短編らしいところはとてもよかった。 -
この作者にしては文章が平易
時折会話文ばかりになって低年齢を意識してるようにも思える
内容は割とオーソドックスな推理物 -
「小学校のあるひとクラスの靴が全部盗まれる」事件が重大な殺人事件と結びついているなど、小学生探偵が活躍する本作らしいギミックが光り、思いもよらない犯行動機や意外な物証など、事件自体は地味だが非常に面白かった。シリーズ2作目と思っていたのだが、時系列としては小学生なので最初か。本作から読み進めた方がわかりやすいような。
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なんか読んだ事がある様な気がすると思ったら、改題された作品でした。
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#読了 #歌野晶午 #角川文庫