名探偵、初心者ですが 舞田ひとみの推理ノート (角川文庫)

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感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041099780

作品紹介・あらすじ

ワーカホリック気味の独身刑事・舞田歳三は、高利貸しの女が被害者となった放火殺人を捜査することに。
債務者や商売敵など容疑者は浮上するものの、決定的な証拠が見つからない。
だが、歳三は11歳の姪・ひとみの言葉をきっかけに、事件の盲点に気付く。
そして明らかになったのは、全てをひっくり返す驚きの真相だった! 
叔父と姪の微笑ましい日常に張り巡らされた巧妙な伏線。どんでん返し満載の6編を収録した連作ミステリ。
(『舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵』改題)

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりの著者。

    同じ町で立て続けに起きた事件について
    小学生の姪や兄と会話することで
    真相に気付くストーリー。

    前の事件が次の事件にも少なからず
    影響を与える展開は好きでしたね。

    続きを読まなきゃ。

  • 前回なぞに三作目から読み始めてしまったので
    シリーズの一作目から
    前に読んだことあるのかうっすらどれも覚えていた
    けどどれも詳細なものではないから、より文章の美しさとか伏線とかに注目できたのでちょうどよかったかな
    各話が独立して成り立っている短編かと思いきや大枠のストーリーがしっかり存在感あるから好き

  • 星3.5
    歳三がこんなに出来る子だったとは。

  • ストーリーの最後に
    To be continued と書かれているような(笑)

    もちろん次作も手元に置いてある。

    作者の筆力から言えば、まだまだ。
    この作品自体、この後に続く作品たちの伏線でしかないのではないか?そう心の中で思っている。

    もう何度も作者には騙されてきたからね。
    最後に来る種明かしひとつくらいで終わるはずがない。

    さて。続けて読むとしよう。

  • 安楽椅子探偵のひとみとおじさんの歳三のコンビで事件を解決する短編集と思っていたが、ひとみは全然推理しないことに驚いた。このシリーズを初めて読んだので続編は違うのかもしれないけど。
    それぞれの話の結末はそこまで面白いというわけではないが、前の話と関連性のある事件や、最後に明かされる母親の話とか、連作短編らしいところはとてもよかった。

  • この作者にしては文章が平易
    時折会話文ばかりになって低年齢を意識してるようにも思える
    内容は割とオーソドックスな推理物

  • 2022/12/20 読了
    次男蔵書から

    姪のひとみちゃんの行動やら言動からヒントを得て、事件解決していく。
    実際に、ひとみちゃんは、事件に関与してないので、ひとみちゃんよりは、歳三刑事の話しなよーな。
    で、ほぼ全ての事件で人が死んでるのも、うーんな感じでした。

  • 「小学校のあるひとクラスの靴が全部盗まれる」事件が重大な殺人事件と結びついているなど、小学生探偵が活躍する本作らしいギミックが光り、思いもよらない犯行動機や意外な物証など、事件自体は地味だが非常に面白かった。シリーズ2作目と思っていたのだが、時系列としては小学生なので最初か。本作から読み進めた方がわかりやすいような。

  • なんか読んだ事がある様な気がすると思ったら、改題された作品でした。

  • #読了 #歌野晶午 #角川文庫

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著者プロフィール

1988年『長い家の殺人』でデビュー。2004年『葉桜の季節に君を想うということ』で第57回推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞をダブル受賞。2010年『密室殺人ゲーム2.0』で第10回本格ミステリ大賞をふたたび受賞。

「2022年 『首切り島の一夜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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