武士とジェントルマン

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 171
感想 : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041099872

作品紹介・あらすじ

「魚住くん」「宮廷神官物語」「カブキブ!」「妖奇庵夜話」シリーズなどの著者がおくる、
英国紳士×青年武士の同居ストーリー。異文化交流ブロマンス!

日本の大学で講師として教えるため来日した英国人・アンソニー。
居候先をイギリスの恩師が手配してくれたが、空港に迎えに来た青年に出会ってびっくり。彼はキモノにカタナ、チョンマゲの武士だった! 
現代日本に武士がいたのか……!? 
その彼・隼人が言うには、「伝統文化の保持ならびに地域防犯への奉仕を目的とする新しい武士制度」として現代の武士は存在するらしい。
英国紳士と青年武士の不思議な同居生活が始まった!
地域で愛され活躍している彼だが、実は悲しい過去も抱えていて……。


著者デビュー20周年記念作品!
肩書や属性と「個」、「自分らしい生き方」を考える普遍的かつ現代的なテーマは、今の時代だからこそ届けたい作品です。

装画は、漫画家・萩尾望都による描き下ろし!

感想・レビュー・書評

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  • 大学で講師を務めるため来日した、イギリス人のアンソニー・ハワード。
    羽田空港で彼を出迎えたのは、着物にちょんまげ姿の武士・伊能長左衛門隼人だった。

    「伝統文化の保持ならびに地域防犯への奉仕を目的とする新しい武士制度」によって1964年以降に復活した、現代の武士。
    伝統文化を維持する隼人の家で、アンソニーは暮らしていく。

    一応、武士の登録には血筋を鑑みられているので、みんなが〇〇の子孫。
    先祖の因縁に振りまわされる、披露宴の席次決めトークが、たのしかった。

    武士とは?
    自分自身とは?

    アイデンティティを問う話。

  • ある人と関わる上で、その人の属性は重要ではないということだよね。しかし結末は「え?!」となったわw

  • 現代に武士がいるという設定が斬新で面白い。武士とジェントルマンという対比がありつつ、中身は真面目かつ律儀で優しいという似ている二人のキャラ造形も良かったです。とにかくメイン二人を筆頭にすべての登場人物が魅力的で惹き込まれて読みました。キャラの内面をちゃんと描いてくれてて、駄目な所が見えるのが嬉しい。

  • 現代武士という設定、とても面白い
    幼い頃の隼人の境遇を思うと苦しい…アンソニーやルリとの出会いで自責の念にとらわれていた心が少しは軽くなったかな
    介護や相続、多様性の問題など盛りだくさんでも詰め込んだ感じなく読めた
    誠のカミングアウトには本当にびっくり!
    隼人、アンソニーそれぞれの家族との関係などをもっと掘り下げた話などその後の彼らをもっと読んでみたい

  • 現代日本にいる武士と、日本にやってきた英国人。武士とは?こ、これは萩尾望都さん!?と、表紙に惹かれて手に取った本だが、面白かった。

  • 久しぶりに榎田さん読んだなぁ。
    真面目武士と真面目英国紳士の同居から始まる友情もの。
    真面目すぎる故に優しくしたい気持ちが行動に表せない不器用な人たち。
    妙に理解のよろしい妙齢ご婦人とか榎田さんっぽいなぁ。

  • 典型的なイギリスのジェントルマンが、
    「武士」が自警団的な存在として存続している現代日本にやってきて、武士と同居するお話。

    最初の方は、ジェントルマンが、
    五右衛門風呂を日本のノーマルなお風呂だと思い込んだり、テルマエロマエ的な面白さがあって
    さくさく読めた。

    中盤から、
    "武士である意味"や、"武士道"について、
    ジェントルマンが疑問を抱き、
    武士自身も悩んでいく展開に。

    もともと期待していたのは序盤の面白さだったから、
    個人的には少し失速した感じが否めない。
    最後までコメディ要素をなくさずに書き上げてほしかった。

  • 絶滅危惧種の集う小説、みたいな感じ。

    武士だから、ジェントルマンだから、というより、こんなに折目正しい人ってもう絶滅危惧種だと思う。
    なかなかユニークなお話でした

    2021.9.4
    121

  • こんな武士がいると面白いというノリで,英国の貴族を絡めての物語.剣道の道場の子どもたちとのやり取り,家政婦の栄子さんの美味しそうなお菓子など楽しい要素と隼人の生い立ちから現在の自分探しのようなシリアス部分が混ざり合って,楽しく読めた.

  • 帯煽り文『英国紳士×青年武士の同居ストーリー!
    笑えて泣ける、異文化ブロマンス
    装画/萩尾望都
    著者デビュー20周年記念作品』

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著者プロフィール

東京都出身。おもにライトノベルにて活躍する気鋭。代表作は「カブキブ!」シリーズ、「魚住くん」シリーズ(角川文庫)、「妖き庵夜話」シリーズ(角川ホラー文庫)、「宮廷神官物語」シリーズ(角川書店ビーンズ文庫)など。榎田尤利名義でも著書多数。

「2021年 『妖奇庵夜話 ラスト・シーン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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