白痴・二流の人 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
3.54
  • (24)
  • (39)
  • (78)
  • (5)
  • (1)
本棚登録 : 367
レビュー : 39
  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041100011

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 「二流の人」はあまりピンときませんでしたが、「青鬼の褌を洗う女」は好きすぎる…。

  • 読んだのは二流の人だけです。豊臣秀吉の軍師、黒田官兵衛のお話です。腹黒い策を巡らすも失敗する不運な官兵衛さんがとても面白いです(*>ω<)

  • ゼミの先生に、安吾を読むなら角川文庫がいいと教えてもらったので購入。
    安吾の小説は初めて読んだけどかなり面白かった、これからハマりそう。歴史小説が苦手な僕でも「二流の人」はスラスラ読めた。戦国BASARAのアニメ観たことあるせいで、その意味で余計に楽しめた。
    収録されてるなかで一番好きな作品は「風と光と二十の私と」。小説っていうよりエッセイみたいな感じだけど、教育学部に在籍する者として心に染みた。

  • 安吾やばい。なにがやばいってやばい。
    三島の滅びの美学は結構同感できる所があったけれども安吾はロケット突き抜けすぎ
    正直木枯の酒倉からあたりはなめてた
    紫大納言から怒涛の展開。なにこの人。文章の感覚天才過ぎだろ
    二流の人は男同士の嫉妬やら足の引っ張り合いやら描きつつ戦法の詳細等の戦ごとも描いていて歴史小説としてとてもうまく機能していた。家康の切れっぷりと如水・秀吉の二流っぷりと謙信もろもろの阿呆狂いっぷりが良い
    青鬼の袴を洗う女はもう名作過ぎてやばい。かなり理想が入っているとはいえ、なんで女の馬鹿で浅知恵で傲慢で現実的なのに刹那的な生態をここまで熟知して文章に起こせるの

    「私は青鬼赤鬼とでもいっしょにいたい、どんな時にでも鬼でも化け物でも男でさえあれば誰でも私は精いっぱい媚びて、そして私は媚びながらしにたい。」
    生まれながらの娼婦!寂しがりやの甘えん坊で我がままなんだけど見目麗しいという男に愛されるための必要十分条件を十二分に備えて生まれてきた女の瞬間的な美しさ
    女という生態を卑下することなく受け止め、男という生き物をただただ純真に愛する女が本当にもういじらしくていとおしい
    サチ子みたいに賢くて馬鹿でどうしようもない女がわたしは本当に好きです。美しい娼婦が大好きなんです

  • 黒田親子と直江をすり鉢でグリグリしたくなってくる。愛ゆえに(笑

  • 『白痴』退廃的な男と女の話。『二流の人』は戦国時代の軍師、黒田官兵衛(如水)の話。上杉謙信と直江兼継が壊れてて最高だと思った。

著者プロフィール

1906年、新潟生まれ。評論家、小説家。おもな著作に『風博士』『堕落論』『白痴』など。1955年没。

「2019年 『復員殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

白痴・二流の人 (角川文庫)のその他の作品

坂口安吾の作品

ツイートする