- 本 ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041100387
作品紹介・あらすじ
西原無量は天才的な若き遺物発掘師。上秦古墳での発掘調査中、文化庁職員の幼なじみ・忍と再会するが、その夜、発掘を取りしきっていた三村教授が死体で発見される。この事件を、無量は解き明かせるのか?
感想・レビュー・書評
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桑原水菜氏です!!!
桑原水菜氏ですよ!!!!
ギャ―――!!!
ミラージュが読みたい。笑
(ミラージュも)完結してるんやってね? 本編全40巻? 外伝も合わせたら一体何冊なの?
ようわからんけど、もっぺん一から読みたいー!! 図書館、置いといてくれよう・・・(無理か、こんな仰山)。
確か・・・。四国のあたりまでは読んだかな・・・・・・・。
一年くらい前の本屋パトロールのときに著者を見かけ、
「うわっ! 懐かしいっ! ちゅうか、なんか、新しいシリーズが出てるんか!!」
と、チェックして早速図書館で検索をかけてみるも、蔵書なし・・・。
そうか・・・、ないのか・・・、と、ガックリしていたのに、別ルートから検索をかけたときにひょっこりヒットした!
私がチェックしていたのは文庫で、蔵書があったのはハードカバーだった。
文庫化するにあたり、タイトルがちょっと変わっていた!!
それ、反則~(笑)!!!
「ほうらいの海翡翠」は、変わらないんやけど、文庫版にはその前に「遺跡発掘師は笑わない」ちゅうタイトルもついとってん。
で、私はこっちで検索しててんね・・・。だって「ほうらいの海翡翠」は、サブタイトルかと思ってんもん・・・。覚えてなかったよ・・・。
まあそんなこんなで読めました。
読めたよー!!
ああ・・・、桑原水菜氏だ・・・!
と、なんかもう、うわーうわーてなりながら読んだ。
また、舞台が奈良やったのね。
こないだ、行ったとこやん!!
と、さらにテンションもあがる。
相変わらず、会話は砕けていて読みやすいし、アクションシーンが多くても地文はスルスルと入っていくのに、専門用語の難しいこと(笑)!!
今回も残念ながら蓬来山から皇孫がやってきたとか、レアメタルがどうとか、ごめんめっちゃ難しい。
また、舞台となる土地も、奈良と石垣島やから地名もよう読まれへんし、
も―――、もっと振り仮名、うって!!
と、なんど思ったか。笑
でも今回は
じっくり時間をかけて読もう
と、決めていたので、休日にまる1日かけて読みましたよ~。あー。面白かった!!
無量の右手の謎とか、ぜんっぜん解けてもないから、どんどんシリーズ化していくよね!?
これは、付き合うよ!! ミラージュは途中で読めなくなってしまったので、今度こそ付き合うよ!!
でも~・・・。あれだよね。
うんうん、無量がポスト高耶やろ。忍が、ポスト直江か・・・
とか、思ってスイマセン!!
もういい加減、ミラージュは頭から外す!
ちゅうか、無量と萌絵の関係が結構甘酸っぱいので、このままこのコンビでやってほしいなとは思うけど・・・。どうかな・・・(笑)。
著者が書く女性キャラはサバサバしていると思うので(あれっ、それってBL作家あるある?)、無量の過去について萌絵がサバサバスパスパッと割り切っていってほしいなあ・・・。
今回は研究畑で大学が舞台になってるんやけど、
「夜九時なら大学に出入り可能な時間」
と、表記されていて、いったい大学の営業時間は何時から何時なのだと思った。
「ホーンテッド・キャンパス」しかり、「暁天の星」しかり、大学が舞台になってるんやけど、ほんま、謎すぎる~!!
(2016.05.12)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
桑原水菜が普通のミステリー書いてる!(笑)
って世代及び旧嗜好バレバレな感想。
普通にライト~な読みやすいミステリーでしたよ。
きっと趣味に走ってかいてるんだろうなって感じ。 -
考古学の発掘の現場で、お宝を発見する鬼の手を持つとして注目を集める西原無量が、殺害された教授から託された発掘品の謎に迫るミステリー。内容が厚いとは言い難いけど考古学や発掘に興味が湧いた。語り手の萌絵がちょっと自己中心的というか、いかにもおバカなミステリの助手女子でイマイチ共感を呼ばないのがネック。
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2015.6
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西原無量のレリック・ファイルシリーズ、1作目。
考古学&冒険ミステリ。遺物発見アンテナのような「鬼の手」を持つ遺跡発掘師の青年が主人公。
古代史・考古学に絡んだミステリということで、私の興味心が俄然擽られる。上秦古墳に、古代文字、天皇祖先の南方起源説、徐福伝説等々、歴史ロマン溢れる文字がいくつも躍っていて、胸高鳴った。
ただ、キャラ設定が軽めにされているのは、読者の幅と読みやすさを考えると仕方ないのかな。視点が無量と萌絵でコロコロ変わるのも、時々どっちの視点か分からなくなり、文章としては難点。コバルトの方ではベテラン作家さんだと思うのでちょっと意外だった。
考古学ミステリの謎解きと並行して起こる殺人事件に、資源開発を巡る企業間の争いが関わってくるのは面白く読めたのだが、ある企業の後継者争いに関係して、「龍の子」みたいな謎の組織を持ち出してこられた時には一体どの方向に進んでいくのかと心配になった。最後まで読んだところで、その点はやはり余計だったかな、という私の結論に。
テーマそのものはとても興味あるものなので、シリーズ続編、期待してます。 -
ほらやっぱり1冊目から読めばよかったー!
2冊目から読んじゃったから、ネタバレだらけでドキドキ感が半減だよシクシク。 -
4年前に読んだ本(w)。でも印象は、文章が読みやすくとても面白かったということ。内容はほとんど忘れてしまったけど、専門的なことがたくさん書かれているらしく(自分では覚えていない)、退屈する人は退屈するかも。
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「桑原水菜」から連想されるものは私の中でBL。そのため喜々として手にしたのですが、まさかの普通のミステリー。私の求めているものとは違って、普通にミステリーでした。
しかも、専門的なものが多すぎて笑いが少ない。ヒロインの女の子までいるし、ちょっと辛い一冊になりました。
そして考古学…。興味なさ過ぎて全然わからない。これは作家である桑原さんが悪いのではなく、私の不勉強なところなので☆二つはおかしいとは思うのですが、悔しくて八つ当たりです。
著者プロフィール
桑原水菜の作品





