ほうらいの海翡翠 西原無量のレリック・ファイル
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年12月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041100387
感想・レビュー・書評
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こちらがシリーズ一作目。順番が逆になったので、結末がなんとなく分かっていたので、その点ではつまらなく感じてしまった。奈良周辺も訪れた所なので、想像ができたし、主人公達の初めの事件だったので、読めて良かった。また鶴谷さんが二作目はあまり登場してないので、先で出てくるのか楽しみです。
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やっぱりカリスマがいると読みやすいよね。イメージよりミステリー感強かった。
面白かったです。続編も読むぞ。
あと完璧余談ですが、
もえちゃんという名前は、やはりあのシリーズを思い出しますね(笑) -
ちょっと読むのに苦労しました。ペースが掴めるとこまで来たらあらは楽しく読めたと思います。
考古学の発掘をベースに、
ミステリィやら復習劇やらいろいろ詰め込んだ感がして、めまぐるしかった(笑) -
西原無量。
遺物発掘師。
鬼の形の火傷の後を右手に持ち、
その右手で土中の遺物を感じ取ることができる。
ゆえに、宝物発掘師とも呼ばれる。
上秦古墳での発掘作業中に、教授が殺害される。
その現場から立ち去る無量の幼なじみ・忍の姿を目撃した萌絵。
その日から行方不明となった蓬莱の海翡翠と呼ばれる琥珀。
格闘娘、萌絵ちゃんが可愛かったです。 -
遺跡発掘もの、好きです
しかし歴史地理に詳しくないので難解
登場人物たちには好感 -
戦闘力の高い森野さんがいた(笑)
視点を無量1人に絞った方が入り込みやすかったかなぁ、と。
破滅へまっしぐらじゃない桑原作品を読むのは初めてでした(笑)
自分の勉強不足で途中文章が目を滑りましたがトータル的に面白かった。 -
(私の)高校時代『炎の蜃気楼』で絶大な人気を誇っていた桑原さんの新作。
いやもう、私の好みにドンピシャの設定でした。
この本の存在を知らずに、この本を読む2週間前に奈良県の箸墓だのホケノ山古墳だのを見に行っていたのですよ!
ズバリこの本の舞台じゃないですか~。
続きが楽しみです。 -
ミラージュ以来の桑原水菜の作品。主人公は女性だが時々誰が主人公かわからなくなる。ある趣味のため中国留学経験あり。そのため中国語ができその才能を買われ現在の会社に就職。そこで出会ったA級ランクの発掘士。発掘にまつわり起きた殺人事件に巻き込まれていく。
ミラージュ以外のこの人の作品を読むのが初めて。以前は拒否反応があったが今なら読めるかも。 -
天才遺物発掘師・西原無量への発掘依頼。そこから始まる殺人事件やたくさんの謎たち。ファンタジー路線でいくのかと思いきや昨今の日本の情勢をタイムリーに絡めた展開で驚いた。「炎の蜃気楼」とはまた違った作者の持ち味が見える。
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遺物発掘師(レリック・ディガー)・西原無量のアドベンチャーミステリ。
上秦古墳に始まり、沖縄の海底遺跡、龍禅寺文書、琥珀に古代文字。
日本古代史に見え隠れするアイテムを駆使し、現代の野望と思惑が入り組んだ殺人事件に巻き込まれた、若き発掘師とパートナーの女性の謎解きは、古代史兼ミステリ好きには堪らない展開と言える。
シリーズ化も可能な収束だったので、今後も続編を見てみたい。