RDG5 レッドデータガール 学園の一番長い日 (カドカワ銀のさじシリーズ)

著者 :
制作 : 酒井 駒子 
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
4.23
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本棚登録 : 1485
レビュー : 267
  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041100394

作品紹介・あらすじ

いよいよ始まった"戦国学園祭"。泉水子たち執行部は黒子の衣装で裏方に回る。一番の見せ場である八王子城攻めに見立てた合戦ゲーム中、高柳たちが仕掛けた罠に自分がはまってしまったことに気づいた泉水子は、怒りが抑えられなくなる。それは、もう誰にも止めることは出来ない事態となって…。ついに動き出した泉水子の運命、それは人類のどんな未来へ繋がっているのか。

感想・レビュー・書評

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  • 「おれが必要だって、言えよ」

    うん♪ もちろん言うよ! 即座に言うよ!
    と、心の中で叫んだのは、言うまでもありません♪
    でも、泉水子にはなれない私が、年甲斐もないソプラノヴォイスで
    どんなに一生懸命言ってみたところで、どうしようもないのだけれど。

    ついにやってきた、戦国学園祭の日。
    陰陽師やら忍者やら山伏やらが入り乱れて張りまくった結界で
    大混乱を極める学園から、別次元へと飛び去ってしまった泉水子。
    彼女を取り戻すため、黒子姿で亡霊軍団の中を走りぬける深雪の凛々しいこと。

    絵に描いたようなツンデレの「デレ」の比率を、4巻まで使って
    もどかしいほどじりじりと上げてきた深雪が、
    泉水子を失うかもしれない!という予感を得たとたん、
    あんなにあっさりとツンの仮面をかなぐり捨てるとは。。。可愛すぎます♪

    いつもの三つ編みお下げをお団子にして、カラーゴムで留めた
    上海雑伎団のような泉水子とか
    天草四朗に扮した高柳一条とか、「ここ掘れわんわん」しそうな白い犬とか
    張りつめた空気の中、のどかに響く『となりのトトロ』の着メロとか
    アニメ化のあかつきには、あまりにも楽しそうな要素満載の第5巻。

    それにしても、この巻を読んで以来、ソフトバンクのCMでお父さん犬を見ても
    ご近所の、真っ白な飼い犬、ルルがお散歩しているのを見ても
    どうしてもぷぷっ♪ と噴き出してしまいます。

    • tiaraさん
      覚悟を決めた深行くん、いいですよね~。
      いろんな意味でにやにやが止まりません。
      アニメ化も楽しみです。
      覚悟を決めた深行くん、いいですよね~。
      いろんな意味でにやにやが止まりません。
      アニメ化も楽しみです。
      2013/02/08
    • まろんさん
      tiaraさん☆

      ツンが剥がれ落ちた深雪くん、可愛すぎてきゅんきゅんしますね♪
      この巻では、今まで嫌いにしかなれなかった高柳一条まで
      あん...
      tiaraさん☆

      ツンが剥がれ落ちた深雪くん、可愛すぎてきゅんきゅんしますね♪
      この巻では、今まで嫌いにしかなれなかった高柳一条まで
      あんな姿(!)になりながら、桃太郎についていったのは犬・猿・キジだから
      カラスじゃだめなんだーなんて拘ったりしてるのが
      変に可愛らしく見えてしまったりして。
      アニメ化までになんとか6巻を読みたいのですが、
      イナカの図書館にはなぜか置いてくれないので
      また県庁所在地の図書館から取り寄せてもらわなくちゃいけないのが
      ちょっぴり悲しい今日このごろです。
      2013/02/11
  • おぉ~!!なんか一気に話が加速して面白かった!
    何よりも深行!!もう・・こんなおばさんまでドキドキさせるなんて(#^.^#)
      「俺が必要だって、言えよ」
    だなんて・・言いますよ。ぜひ言わせてください。
    和泉子に携帯をわたして、「俺とだけつながればいいんだから・・」なんて、
    今までの深雪からは想像もできないようなセリフや、態度が山盛りでした♫

    いい感じで和泉子との距離が近くなり、第6巻が楽しみです♫

    犬の高柳・・読みながら皆さんのレビューにもあるように、ソフトバンクのCMのお父さんばかり想像してしまいました。

  • 面白かった。
    今までの中で一番好きな表紙。
    黒子の泉水子の姿がとーってもいいです。
    (さすが酒井駒子さん・黒の使い方が素敵♪)

    5巻まで読みましたが、このシリーズずっと違和感を
    感じていたのは事実で
    それがなんでなのか分からずにいたけど、やっと分かった。

    なんか会話が多すぎて会話から情景とか想像していくのが
    私には苦痛で。。。これが、なかなかこの世界に
    入り込めない理由だと気がつきました。

    内容はだんだん面白味が増してきて、結局みんな泉水子に
    夢中(//∇//)じゃないかーとツッコみながら読破しました。

    泉水子も深行も、大事に守り守られて大人になっていくんだよね。
    チラッとしか描写がないけど、大人たちの影の仕事がカッコよかったりする。

    深行のツンデレや真澄の告白や波動のこと
    全部合わせて、どう収まるのか…最終巻6巻が楽しみです♪

  • 遂に来た、5巻。
    学園祭の時に、お化け屋敷に泉水子が入ると、本物の亡霊が見えた。
    そこから、物語は始まっていく…。

    そして、巧妙な心理描写が凄い。引き込まれる…。
    主人公の心の中での葛藤、それを取り巻く周りの人々。

    深行の態度も少しずつ変わり、「下僕」にはならなくても、助けにはなるといったところは、思わずニヤけてしまいました(*^_^*)

    真澄が「浮気しちゃった。」と言ったのも、大きく頷く!
    大きく成長した、泉水子。

    これで、終わり・・・ではないだろう!

    rdg6巻が11月29日に発売だそうです(●^o^●)

    遂に、最終巻!泉水子と深行はどのような道を選ぶのか…。

    余談だが、角川文庫のRDGの広告の動画凄いかっこいい(笑)

    • まろんさん
      おお、ついに5巻まで!
      真澄の「浮気しちゃった」って、なんだろう?
      気になって眠れません(笑)

      最終巻の6巻、あと半月くらいで発売なんです...
      おお、ついに5巻まで!
      真澄の「浮気しちゃった」って、なんだろう?
      気になって眠れません(笑)

      最終巻の6巻、あと半月くらいで発売なんですね。知らなかった。。。
      しかも広告の動画があるだなんて!
      さすが紫苑さん♪いろいろ耳寄りな情報をありがとうございます!
      2012/11/18
    • しをん。さん
      この5巻を全力で読み、次の日の学校は二日酔いの用にきつかったのは余談ですが…。

      おおお!
      私も、気になって眠れない派です(笑)
      途中で、区...
      この5巻を全力で読み、次の日の学校は二日酔いの用にきつかったのは余談ですが…。

      おおお!
      私も、気になって眠れない派です(笑)
      途中で、区切ると話が分からなくなりますもんね(゜o゜)


      最終巻の6巻も気になって仕方がないんです(笑)
      動画、凄いいいですよ♪
      まだ、3巻・4巻の広告でしたが。

      アニメ化もされますよね~♪

      まろんさんのおかげで、流行の最先端に乗れた感じで嬉しい限りです(●^o^●)
      2012/11/18
  • 今まで年に1回刊行で、
    それぞれの巻ではいろいろあるにしろ、
    比較的ゆっくりなペースで、
    登場人物の思いとか、背景とか、つながりとか、じっくり描いている、
    という印象だった「RDG レッドデータガール」ですが、
    この春に4が出たと思ったら、秋に5が出て、
    あれ? 刊行ペースが速くなった? とびっくりしてたら、
    なんとなんと、5では一気に物語が動いて、めちゃくちゃ面白かった。

    ので、思いつくまま感想を書きたいと思います。
    いろいろぶっちゃけますので、未読の方はご注意ください。







    前巻まで、
    泉水子と姫神の関係について、いろいろ振ってあったり、
    いろんな人の憶測が語られたりしてたけど、
    なにより姫神のキャラと、泉水子のキャラが違い過ぎて
    姫神が現れる時は「降臨」って感じだった。

    それが今回、いよいよ泉水子本人が覚醒。
    「普通でない自分」を無意識に知っていたからこそ、
    これまで「姫神」の存在をかたくなに受け入れまいとしていたのかしら、と思う。

    そうなってみると、泉水子の途方もない孤独、
    泉水子と「普通の人」を隔てる深淵の深さが際立つ。

    それを知り、その深さにおののきながら、
    そしておののく自分の未熟さをいやおうなく自覚しながら、
    それでも泉水子と一緒に歩いていくことを決める深行がいい。

    深行は、これまでずっと「父親からの独立」が大問題だったけど、
    父がどうする、父が自分をどうさせたい、というのをひとまず置いて、
    自分はどうしたいのか、自分は何ができるのか、を初めて考えたんじゃなかろうか。
    それは今までの斜に構えた「できるヤツ」という彼のキャラからしたら、
    あまりにも剥き出しで情けないかもしれないけど、
    でも、父とは別の自分の道を歩きだした姿は、なかなかカッコいいと思う。

    自分の人生を引き受ける、というのは、誰にとっても重い。
    経済が右肩上がりだった頃はもうずいぶん昔の話で、
    今から大人になる若い世代は、
    無条件に今日より明日が良い、とは全然思えないだろう。
    むしろ、将来に漠然とした不安があって、
    大人たちが勝手に食べ散らかした後始末なんかやりたくない、
    としり込みしちゃうだろうな。

    とか思ってたら、今年は地震・津波・原発事故。
    ますます世の中は行き詰まり、でも待ったなしで対処していかないと、
    という時代になってしまった。

    そういう中、今年RDGの4巻と5巻が出る、というのは、
    ある意味すごいな、と思う。
    物語を書き始めた2008年には、
    こういう未来は想像もつかなかったはずだけど、
    5巻が出てみたら、
    2011年の今、この現実に生きる少年少女へのメッセージになってる。
    つまり、荻原先生が巫女になってるわけ。すごいよねー!

    というわけで、
    1巻から面白く読んできたんだけど、
    5巻になったら、1~4巻で掘っていたそれぞれの穴が、
    全部つながって、さらに深い層に一気に落ち込んでいった、という感じで、
    すごーく面白かった!

    6巻も楽しみに待ってます(^.^)/


    あ、それから全然話は別ですが、
    柴犬ストラップ販売希望です!

    愛らしい柴犬の「仔犬」がちょこんとお座りしてるのがいいな。
    で、「ぼくは犬じゃない」って尊大にしゃべるの。

    欲しい~!! 読者プレゼントにしてください!
    ・・・ああ、でもソフトバンクのお父さんとかぶっちゃうかな?

  •  1巻から丁寧に丁寧に積み重ねてきたことがここにきて発露した感じ。特に泉水子の心境。ずいぶんじれったい子だなあと思ってきたけど、それまで殻をどうにかするためにはそれだけの積み重ねが必要だったんだ。簡単お手軽な児童文学でも、予定調和のファンタジーにもならない気がする。けど、泉水子、深行、宗田きょうだいのそれぞれが悩み考え成長する、そのステップを踏み出す過程やそれを見守る(というとちょっと…違う気もする…)大人たちの描かれ方は紛れもなく児童文学だし、随所随所にちりばめられた様々な要素は和風ファンタジーの粋が抽出されている。
     要約すると 続刊 早く ということです。
     でも、あまり早く終わっても切ない…… 

  • いよいよ学園祭当日。
    泉水子ピンチ!でこっちはハラハラしちゃうのに、ゲームの説明とかあっておいおい!ってなっちゃいましたが、わざと入れたんでしょうね明らかに。おかげで思う存分ハラハラを味わえました。

    やっぱり、深行くんが良かったです。
    「おれが必要だって、言えよ」もすごい名言だと思うんですが、そのあとの「お前には抱えきれないだろうから俺も一緒にいてやる」みたいなセリフにぐっときてしまいました。泉水子、本当にうれしかっただろうなあ。
    にやにやがとまりませんでした。

    そして、最後。シリアス展開かなあ。いやですねー。
    でも、頑張る泉水子も見たいです。
    楽しみ。

  • 学園祭と体育祭が
    混ざったような話だったので
    学生時代が懐かしく思える
    物語でした。

    終わりかけの大量に砂糖を入れた
    コーヒーを飲んでいるかのような
    甘々の展開
    大人には
    ぐはぁってなりそうでした。

    今後の未来がどうなっていくか
    最終巻が気になる終わり方でした。

  • 戦国学園祭当日!高柳一条VS宗田真響の構図。泉水子はついに深行への想いを自覚したと思うの。救命ブイってそういうことですよね!深行も泉水子を迎えに行く過程で自分と向き合ったと思うのです。それに荻原キャラの男子は無造作に爆弾発言するから侮れません。ハートを射抜かれました(私が)侮れないと言えば、真澄!ひそかにラスボスだし、泉水子への初めての告白を深行から奪い取ったということに。三つ子は共にいるために自らの成長を拒んでいた。その変化が始まったのが一番変わらなさそうな真澄だった事は他の二人にも変化はあるのかしら。

  • 学園祭の当日、クライマックスか。これはさしずめクディッチの試合が行われるハリー・ポッターの学園祭に比べられるか。
    それはともかく、なかなかの力作だと思う。修験道、陰陽道、戸隠忍法など伝統的な呪術や修行が取り上げられる。それがどれほどの正しさで表現されているかについては僕は判断できないが、一般に批判にさらされる形で堂々と示されたのも興味を持つ。次々に読みたくさせる物語の作りもいいね。

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著者プロフィール

荻原規子・東京生まれ。早稲田大学卒。『空色勾玉』でデビュー。以来、ファンタジー作家として活躍。著作に「RDG」シリーズ(角川書店)など。2006年、『風神秘抄』(徳間書店)で小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞・・JR賞、日本児童文学者協会賞を受賞。

「2017年 『RDG レッドデータガール 氷の靴 ガラスの靴』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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