救世主の条件 下 キリストの暗号

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 16
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041100547

作品紹介・あらすじ

核戦争のタイムリミットが刻々と迫る中、聖書学者・若泉ケイの力を得て暗号解読に邁進するホワイトハウス。しかし、ソ連最高指導者フルシチョフの狙い通り、次々と解き明かされる「666」の"真相"に、アメリカ大統領ケネディは追い詰められる。世界を危機から救うため、ケネディがある覚悟を決めたそのとき、"アインシュタインの遺言"と出会う。そこには、驚天動地の秘密が解き明かされていた-。暗号ミステリの衝撃作、完結篇。

感想・レビュー・書評

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  •  難解なお話、途中で放り出しそうになりながら、なんとか読み切りました。なんで2大大国のトップがキリスト教の預言書に振り回されるのか? 宗教にあまり縁のない私にとっては最後まで理解することができませんでした。そのせいで最後まで入り込むことができませんでした。そんな中で最後まで読みきった自分に対して、☆をプラス1個つけました。
     中見さんの「太閤の・・・」はおもしろかったのにちょっと残念。

  • 若泉とニックの倉庫での格闘シーンは洋物のオカルト混じりなB級アクション映画って感じでちょっといただけなかったかな、それ以外は上下巻共に特におかしかったり冷めるような所はなく、主題から少しそれた所で部分的に謎のまま話が終るのがいくつかあってそれがちょっと気になったままだけど、それも含めとても興味深く、最後まで飽きる事無く読み進めることが出来ました。上下巻共に内容が充実していてとても面白かったです。でも、最後の最後がなんだかだらだらしていていま一つ盛り上がりと締りに欠ける感じで、欲を言えばもっと緊張感や興奮を絶やさない流れと衝撃的な演出で『新たな666はこいつだ!』という締りのあるエンディングにして欲しかった。

  • キューバ危機を背景に、聖書に隠された史上最強の暗号をめぐるエンターテイメント小説。フィクションではあるが、核という危ういパワー・オブ・バランスの上に成り立つ当時の米ソ関係がよく伝わった。

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著者プロフィール

1959年、岡山県生まれ。作家、ジャーナリスト。『太閤の復活祭~関が原秘密指令』(2001年度「本の雑誌が選ぶ総合ベスト10」第7位)『軍師の秘密』(「プレジデントが選ぶ傑作歴史小説100選」)など著書多数。

「2018年 『救世主の条件 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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