ワン・モア

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 298
レビュー : 75
  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041100578

作品紹介・あらすじ

月明かりの晩、よるべなさだけを持ち寄って肌をあわせる男と女。傷はいつしかふさがり、ふたたび生まれかわるだろう-。死の淵の風景から立ちあがる生の鮮やかなきらめきの瞬間を情感豊かにつむぐ、今注目の著者による傑作小説。

感想・レビュー・書評

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  • 評価は5.

    内容(BOOKデーターベースより)
    月明かりの晩、よるべなさだけを持ち寄って肌をあわせる男と女。傷はいつしかふさがり、ふたたび生まれかわるだろう―。死の淵の風景から立ちあがる生の鮮やかなきらめきの瞬間を情感豊かにつむぐ、今注目の著者による傑作小説。

    出てくる人に次々とスポットをあてていく物語。それぞれの目線で同じ日々が過ぎていく。
    全体にホンワカと話が進むが携わり方が様々なので最後に全体像が見え物語がストンと心に落ちる。

  • 20170105
    どの物語も切ない。けれど、どの作品からも作者の登場人物に対する愛情が感じられる。心地良い読後感。

  • 桜木紫乃さんを読むのは2作目。6編の連作短編集です。『ワン・モア』は他の桜木作品と違うと聞いていましたが本当にそうでした!とっても良かったです☆いろんな大人の恋愛が描かれています。切なかったり、ホッとしたりして各章の主人公の気持ちになり感情移入しまくりでした。どの章もいいです☆『ラッキーカラー』がお気に入り♪『十六夜』は切なくて辛く『おでん』も好きです♪『ワン・モア』の最後のシーンはとても嬉しかったです★桜木さん好きになりました♡桜木作品が苦手と思われた方がいれば是非こちらの作品も読んで頂きたいです♪

  • 表紙の寒々しい、寂しい感じが気になって手に取った。
    中身は連作短編。
    静かに人を思う気持ちがどの話にも描かれていた。
    「十六夜」「おでん」はざらっとした後味の悪さ、「ワンダフル・ライフ」で泣けて、「ラッキーカラー」「感傷主義」ではにんまり…。
    最後の小さなお話はもう、どきどきしながら読んだ。
    よかった、みんなあたたかい。
    こんなつながりはとてもすてき。

  • 最初の始まりが痛々しかったんで、あまりハッピーエンドを期待してなかったけど、最終的にはとてもよかった。
    一番好きなのは「ラッキーカラー」。踏み出すのが怖くて現状の満足度を取ろうとするんだけど、そこを突き抜けるっていう。すごく希望の持てる話。
    文章が上手だなぁと思いました。とても読みやすい。心理描写が細かくて、どの人にも感情移入できる。
    新年早々良い本を読みました。なんともいえない気持ちになった短編もあったんだけど、それはそれで。そういう気持ちになりたくて本を読むのかもしれない。

  • 『ラブレス』でとうとう鮮やかにブレイクスルーなさった今年の桜木さんの別の一面、穏やかな温かな連作短篇集。このひとのこういう作品がよみたかった。昏い空気が魅力的な作家で、そういう短篇もあるのだけれど、『ラブレス』の最後の光がこの作品世界を照らしているかのようにも感じられた。もう虜。

  • 男と女 生と死 ドロドロではなくサッパリとした関係。
    スキャンダル女医と同級生を中心に進んでいく大人の青春物語で読んでいて嫌な気分にならないのは久しぶりだった

  • 甘い記憶、ツラい記憶、諦め切り捨てた
    はずの複雑なもの。全部ひっくるめて
    抱えて生きる大人たちの恋のお話。

    登場人物が繋がっていて、読んでいて
    「この人はこうなってるのね」と
    短編としても全体的にも楽しかったです。
    「ラッキーカラー」のお話が好き。
    どのお話も一歩を踏み出す勇気を振り絞る
    場面があって、ドキドキします。
    読後感が温かい幸せに包まれるようで
    素敵でした(*´ェ`*)

  • これは面白い

  • 暗く、不倫だのあるが、桜木作品はなぜか好きだ。今回はハッピー?な終わり方で良かった。

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著者プロフィール

1965年北海道生まれ。2002年「雪虫」で第82回オール讀物新人賞を受賞。07年、同作を収録した『氷平線』で単行本デビュー。13年、『ラブレス』で第19回島清恋愛文学賞、『ホテルローヤル』で第149回直木三十五賞を受賞。『氷の轍』『裸の華』『霧(ウラル)』『それを愛とは呼ばず』『起終点駅(ターミナル)』『ブルース』『星々たち』『蛇行する月』『ワン・モア』『誰もいない夜に咲く』等、著書多数。

「2017年 『砂上』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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