危機の大学論 日本の大学に未来はあるか? (角川oneテーマ21)

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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041100868

感想・レビュー・書評

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  • 尾木ママこと尾木直樹さんと、諸星裕さんの対談。

    尾木ママさんはテレビのバラエティ番組でしか知らなかったのですが、真っ当なことを主張される方なのですね。
    共感できる発言が多数ありました。

    諸星さんの大学を3つの類型にわけるという発想、分かりやすくて好きです。
    1.世界レベル野研究を支える大学
    2.リベラルアーツを中心とした教育の中で豊かな教養と人間力を磨いたオールラウンダーを輩出する大学
    3.国民としてのきちんとした常識と勤労者としての健全な労働倫理を身につけた善良な社会人を育成する大学

  • 大学三年制度。現在大学生のわたしはこれを考えた時に、正直悪くはないなと思いました。というもの、大学四年生は殆ど就職活動、それが終われば卒業旅行というお決まりになっている。これならば単位を3年の後期に就職を終えて、現行の四年生の時点から働き始めるという制度の方が授業料も一年分浮かせることができるので良いと考えました。
    また、若さというものも何を始める時も大事になってくるとわたしはおもうので、いたずらに大学で一年を多く過ごすよりかは早めに社会に出て一年でも多く働ける方がよいと思いました。

  • 便所飯、クラス制、AO、初年度教育など、近年の大学の実情と問題点を明らかにしたうえで、これからの大学はどうあるべきかを、テレビで活躍中の尾木直樹氏と諸星裕氏が対談形式で語っている。
    諸星氏の提唱する高校四年制と入試システムが興味深かった。

  • 高校から大学に進む学生の学力の問題には身につまされる思いがした。
    私は既に大学を卒業したが、果たして大学に入るにふさわしい学力があったか、そして入学から卒業までの間で成長できたのかなど、自分の事だけでも色々考えた。

  • 大学についての見方を広げることができる本だと思った。『「本当の厳しい授業」というのは、きちんと勉強すればAが取れる、勉強しなければ当然落ちる、というもの。そして、そういう「いい授業」には、教員の学生に対する親身さと教育に対する熱意があふれているといってまちがいありません 』 という終章に感動を少しうけた。
    将来、中、高の先生を目指すに当たって大学から見て、してほしいこととかも書いてあってためになったとおもう。

  • 中等教育に関わってこられた尾木さんの視点が新鮮で面白かった。

  • 尾木直樹氏と諸星裕氏との対談の中から。
    驚いたのは冒頭に出てくる「便所飯」という言葉。最近の大学生の中には、「一人で食事をしているところを見られたくない」という人がおり、一人で食事をする時はトイレの中で食べるということのようだ。自立が出来ていないということだろう・・か。
    また、最近は少子化が進み全員が大学へ入れるという時代になった。そのため大学生のレベル低下が見られという。以前「少数・分数の計算ができない大学生が居る」と新聞にも出ていたのを思い出した。
    また、大学の教授自身も旧態依然のまま講義をしており、今の大学生の状態を知ろうとしていない。この様子では、大学は最高学府として機能していないということだろう。
    「高校4年制」「大学3年制」「大学教員の教育力」「秋入学」・・など大学再生の話が興味深い。

  • 教育者として、また大学経営者としての観点から見た「大学の在り方」を綴った対話集。世界中の人々の、人生における大学の位置づけは興味深いと感じたが、一方で日本の大学が如何に危機的状況であるかを再確認させられる。
    主観的な意見が多く見受けられたが、日本の大学の危機的状況の根源的な原因から将来の最も必要とされる最高学府機関としての展望を論理的に示した文章を期待していたため、少し物足りないと感じた。

  • 尾木先生と諸星先生のその方面の通による大学の今論。
    今一番新しい大学のうわさの集大成本。

著者プロフィール

一九四七年滋賀県生まれ。教育評論家、法政大学特任教授。早稲田大学卒業後、私立海城高校、東京都公立中学校教師として、二十二年間ユニークな教育を実践。二〇〇三年に法政大学キャリアデザイン学部教授に就任。一二年から法政大学教職課程センター長・教授を歴任。主宰する臨床教育研究所「虹」では、所長として子育てと教育、いじめ問題など現場に密着した調査・研究に取り組む。著書は二〇〇冊を超える。「尾木ママ」の愛称で講演活動、メディア出演など幅広く活躍中。

「2018年 『尾木ママの孫に愛される方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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