年賀状の戦後史 (角川oneテーマ21)

  • 角川書店 (2011年11月9日発売)
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本棚登録 : 44
感想 : 4
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  • 本 ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041100875

作品紹介・あらすじ

焼け跡に安否を尋ねる「お年玉はがき」の誕生から、戦後の干支廃止論争、郵政労使闘争、そして平成の「プリントゴッコ」ブームへ。われわれ日本人は年賀状に何を託してきたのか?気鋭の郵便学者が描き出す戦後の姿。

感想・レビュー・書評

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  • 久々に図書館で借りた一冊。
    お正月特集のコーナーにあり、図書館職員からの推薦図書っぽかったので、借りてみました。

    正直、内容は私には難しく、読むのにだいぶ時間がかかってしまいました(なんとか読み切ったという感じです)。

    年賀切手に書かれている絵のモデル(主として干支にちなんだ郷土玩具)についての説明部分は、好奇心を掻き立てるものが多く、大変勉強になりました。

    また、時代背景と年賀状の変遷が、事細かに書かれており、現代史の観点からも学びのある一冊でした。

  • テーマ史

  • 年賀状とともに戦後を振り返ってみませんか。新年の挨拶状を出す習慣は戦前からありましたが、くじ付のハガキの発売は日本の年賀ハガキが世界初です。くじの賞品である末等の「お年玉切手」と政治家が関係していた、など政治と私たちの生活の結びつきがよくわかります。

  • 【新刊情報】年賀状の戦後史 693.8/ナ http://tinyurl.com/7fdnqe2 終戦から平成へ、日本人は年賀状に何を託してきたのか。焼け跡の「くじ付き葉書」誕生からプリントゴッコブームまで、郵便学者が激動の戦後史を紐解く。 #安城

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著者プロフィール

1967年東京都生まれ。東京大学文学部卒業。郵便学者。日本文芸家協会会員。切手等の郵便資料から国家や地域のあり方を読み解く「郵便学」を提唱し、研究・著作活動を続けている。

主な著書
『なぜイスラムはアメリカを憎むのか』(ダイヤモンド社)、『中東の誕生』(竹内書店新社)、『外国切手に描かれた日本』(光文社新書)、『切手と戦争』(新潮新書)、『反米の世界史』(講談社現代新書)、『事情のある国の切手ほど面白い』(メディアファクトリー新書)、『マリ近現代史』(彩流社)、『朝鮮戦争』、『リオデジャネイロ歴史紀行』、『パレスチナ現代史』、『チェ・ゲバラとキューバ革命』、『改訂増補版 アウシュヴィッツの手紙』、『日韓基本条約 シリーズ韓国現代史1953-1965』、『アフガニスタン現代史』、『龍とドラゴンの文化史』、『蛇の文化史』(えにし書房)、『みんな大好き陰謀論』(ビジネス社)、『日本人に忘れられたガダルカナル島の近現代史』(扶桑社)、『世界はいつでも不安定 国際ニュースの正しい読み方』、『今日も世界は迷走中』(ワニブックス)、『切手でたどる郵便創業150年の歴史 vol.1 戦前編』、『切手でたどる郵便創業150年の歴史 vol.2 戦後編』、『切手でたどる郵便創業150年の歴史 vol.3 平成・令和編』(日本郵趣出版)、『誰もが知りたいQアノンの正体(みんな大好き陰謀論Ⅱ)』、『本当は恐ろしい! こわい切手』(ビジネス社)、『現代日中関係史 第1部 1945-1972』(日本郵趣出版)、『現代日中関係史 第2部 1972-2022』(日本郵趣出版)、『切手ものしり図鑑』(日本郵趣出版)。

「2025年 『キュリオマガジン2025年4月号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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