安禄山

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041100943

作品紹介・あらすじ

国際色豊かな唐帝国の全盛期、玄宗皇帝の時代。遊牧民族の小競り合いが絶えない辺境の地で、ソグド人の父と突厥の母をもつロクシャンこと安禄山は謎の日本人・井真成と出会った。商才を磨きながら武人としての出世を重ねた安禄山は、豊かな経済力を背景に、ついに中央で皇帝と楊貴妃の寵臣に登りつめる。皇帝はその気っ風の良さを、楊貴妃はその奔放さを愛した。しかしそれは、飽くなき権力闘争の幕開けに過ぎなかった。楊貴妃一族が台頭する宮廷で、楊国忠を中心とする漢族の敵対勢力が、雑胡・安禄山の前に立ちはだかる-。

感想・レビュー・書評

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  • 信頼のおける
    「小説読み」の図書館司書さんから
    こんなの どうですか?
    と 手渡された一冊

    「小説」にはとんと疎いので
    ありがたい

    初めての作家さんでしたが
    楽しい時間を過ごせました
    社会の歴史の教科書の中の
    太字の人物が
    肉付けされて
    性格をきちんと持って
    歴史の中で
    動き出す

    これもまた
    読書の楽しみの一つです

  • 小前亮の「世界史を作った最強の300人」では、「愛嬌のあるデブ」といわれていた安禄山です。

    赤ちゃんの真似事したり、こっけいな踊りを披露したエピソードからでしょうね、そのキャッチフレーズ。
    作中でも、その描写あります。

    赤ちゃんの真似は、ただただ気持ち悪いとしか思えなかったですね。

    ただ、楊貴妃はエロい。

  • 一風変わった視点から見た中国史。戦いに長じているのではなく、才覚と運でのし上がっていく安禄山。

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著者プロフィール

1949年倉敷生まれ。同志社大学文学部卒。印刷会社に勤務しイラストレーターとしても活躍。96年『霍去病』でデビュー、98年『白起』で注目を集める。『項羽』『呂后』『光武帝』『始皇帝』『仲達』『煬帝』など中国歴史小説を中心に作品多数。短歌結社「玲瓏」発行人も務める。

「2012年 『仲達』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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