- Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041100998
作品紹介・あらすじ
東京近郊の長浦市で発生した二つの殺人事件。無関係かと思われた事件に意外な接点が見つかった。容疑者の男女が同郷出身の同級生で、二人は故郷で出会っていたのだ。容疑者は振り込め詐欺グループのリーダー日向毅雄と、シングルマザーの井沢真菜。やがて海外逃亡を企てる二人を追い、県警捜査一課の澤村慶司は雪深き東北へ向かうが…。
感想・レビュー・書評
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ベンツで逃げるのは、目立つっちゃあ目立つ。でも、日向は成功の証として乗り続けたかったのか。真菜は、どうした?どこかで普通に生活してるかもよ。
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男女2人の家族に対する感情がやけにリアルでそこに1番興味を惹かれた。
大きなどんでん返しがあるわけでもないけど刑事一人一人のキャラクターがしっかりしててそこはドラマを見る感覚で読める。
サスペンスを読むというよりは犯罪者の心理を垣間見るような一冊。 -
いやいやいくらカッとなったからって……。
同郷とか何かしら共通点があったら同類という気分になってしまうものかも。 -
「逸脱」に続く最高の刑事を目指す澤村刑事シリーズ第2弾。
書き下ろし。
振り込め詐欺を働き、仲間を殺した日向毅郎と同じく殺人を犯してしまった井沢真菜の逃亡劇。
二人は高校の同級生だったが、学生時代はお互いが孤立し、自分を特別な存在だと思っていた。
そんな二人が故郷で偶然出会い、お互いの罪を暴露し、逃亡へ。
その二人を最高の刑事を目指す澤村がどこまでも追いかける。
常識では考えられない二人の考え方が起こした犯罪と逃避行ですが、全然、二人の異常性や価値観の違いなどの描写が弱かったかなと。
オチもなく、そのまま予想通りの終わり。
次作に期待します。 -
このシリーズの前作が良かった分、より味気なく感じてしまった。
犯人を追い詰めるシーンもキリキリした緊迫感が足りず、
犯人の逃走もありきたりだが現実味を感じにくい展開。
今回は誰かの必死に寄り添っていなかったからか、誰にも感情移入ができず、物語の最後も呆気なく、消化不良で読了。
もう少し犯人の心情、生い立ちを掘り下げて欲しかった。 -
犯人たちの人物造形が全て。やや極端な感じ。
逆に、県警メンバーは、前作ほどには活き活きとしていない。 -
前作よりも読みやすかったかな。真菜は哀れっちゃ哀れ。
橋詰ではないけれど、美人で賢いのに何で堕ちていったかねえ・・・。
一番かわいそうなのは子供・・・(泣)。。 -
5
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シリーズものと知らずに読んだので、ちょっとわかりにくいところもあったけど、なかなか面白かった。
犯人たちには全然感情移入できなかったし、イライラもした。
終わり方も「うーん・・・」と思わなくもなかったけど。