ピンクとグレー

  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.67
  • (151)
  • (277)
  • (234)
  • (58)
  • (15)
本棚登録 : 2034
レビュー : 332
  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041101087

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 単なる芸能界を舞台にした青春ものだと思っていたら大間違いでした。

    前半はなんというか、文章のリズムが悪かったり、これ表現おかしいなーと思う箇所も多々あって、その度にひっかかってしまいなかなか進まなかったのですが、後半すごいスピードで疾走し始めたそのストーリーは、主人公の状況にうまくマッチしていたのですんなり受け入れられました。


    この作品をNEWSの加藤くんが書いた作品だ、と知った上で読みましたが、仮に全く知らなかった場合、色眼鏡も何もなく読んだ場合に自分がどういう感想を抱くのか知りたかったです。
    そのくらい、いい意味で裏切られました。


    なんとなく、シゲアキ先生は伊坂幸太郎作品が好きそうな匂いがするのですがどう思われますか?
    次回作も芸能界を舞台にした作品のようだけど、私は早く彼の“芸能界が舞台ではない”作品を読みたくてたまらない。

    この思いがシゲアキ先生に届きますように。

  • ジャニーズNEWSが書いたデビュー作。男の友情の話。芸能界が舞台になってる。恋愛小説だと思い込んでいたので、「いつ恋が始まるんだろう…あれ、これBL?」とか思った(笑)。自殺から急展開!

  • ジャニーズの人が書いた珍しい本だなぁと思って読み始めてみました。見事に裏切られました。もちろん良い意味で。最初はどこにでもあるような友情の話だと思って軽く読んでいたのですがだんだん思わぬ方向に進んでいき最後には何ともいえない感情が残っていました。「ジャニーズ」という枠でひとくくりしないで是非読んでほしい一冊です。

  • 想像以上におもしろかったし、余韻に浸れる作品。
    ラストのスピード感もとても好み。二人の青年の友情、すれ違い。それぞれカラーの違う二人が混ざりあったとき、果たして彼らは何色になるのか?
    明るくて暗い、真っ直ぐな青春小説です。

  • NEWSといったら山Pしか知らない私にとって(しかももう脱退しちゃっているし)、メンバーの加藤シゲアキと聞いても、誰なのか全然わからない。ごめんなさい。
    そんな私がこの本を手にしたのは、確か新聞の書評だったと思うが、意外にも評価がよかったので、半ばひやかし、ただの興味本位からだった。

    偉そうに言える立場では無論ないが、文章には荒削りさはまだまだ感じられるものの、思いがけず鮮烈で、読み手を惹きつける魅力のある作品だったので正直驚いた。
    書き下ろしであるという本作、前半はややもたつく感じだが、書き進むうちにだんだんと文章の精度というか巧みさというか、語り方のようなものがうまくなっていっている気がした。
    もっともっと伸びてくるのでは、という期待が持てます。

  • ジャニーズのタレントが描いた小説
    という話題性だけでバカにしてはいけないレベル。

    文体の美しさに凝り過ぎて
    多少読みにくい点はあるけど、

    さすが芸能人の作家さんだけに、
    読みにくさをテンポでカバーしているし、
    何よりも25歳の彼にしか描けないと思える
    あの時期特有の雰囲気がある小説。

    次回作を期待されるだろうけど、
    次回作に悩むだろうな…とも思う


    でも これからに期待したい作家さん

  • 面白かった。一気に読んだ。私自身、作者と、高校が一緒で、しかも在学期間も二つ違いで過ごしたため、渋谷周辺の様子、公園や、尾崎豊のエピソード、学園祭、礼拝堂、点火祭…などの様子がありありと蘇り、そういう点でも私にはとても懐かしく、終始思い出しながら楽しめる本だった。
    内容は、確かにアイドルが書いたとは思えないほどまとまっていて素晴らしいと思った。多少読みにくい部分はあっても、作者の意外な語彙力や想像力には驚いたし、私はファンではないので、歌って踊るアイドルの彼もしくは高校の制服を着た普通の男子高校生の彼しか知らず、それを先に想像していたからこそ(期待が高くなかった分)想像を遥かに越えた文章力だった。
    しかしよく考えれば、芸能人の彼だからこそ書けた、彼にしか書けない、苦悩や裏舞台だったのかもしれない。
    もし二作目があったら、それにも期待したい。

  • 芸能界を舞台に2人の男子の友情を描いた青春小説。これは良かった、特に終盤の畳み掛けるとこは読み応えがあった。伏線の回収もちゃんとしてるし。ただ、凝ろうとしてるのか読みにくい。普段読んでる作家さん逹がいかに素晴らしいかわかる。

  • 想像を超えたクオリティで驚いた。
    読み始めは時間軸がなんだかよくわからなくなるちょっと斬新な全体の構成、情景描写を心理描写と重ねあわそうとする誠実さ・丁寧さ、男と男ならではの心の行き違いもうまく表現している。
    どうしてもジャニーズということで現時点での読者は若い女性が多いだろうが、作者と同世代の男性にこそ読んでもらいたい青春小説。今はタイトルの意味について読んだ人と語ってみたい。そして、この著者が新しい本を出したら、ぜひ読みたい!

  • 想像していた以上に完成度の高い作品だった。
    前半は、ところどころ読んでいて混乱してしまう部分もあったが、中盤からラストへなだれ込むあたりは、読むのをやめられなくなるくらいだった。

    作者が芸能界の人であり、一線で活躍しているからこそ書けることもあったと思う。芸能界とか舞台の世界にある、いわく説明しがたい狂気が、白木蓮吾を通してひしひしと伝わってくる。

    憧れていた人が実はこっちに憧れていた、という図式は意外とよくあることで、そのよくある行き違いがいつも悲劇の種になる。
    ひりひりとした切ない青春の物語だった。

    言葉の選び方や描写がすごくいいなと思った。

全332件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

加藤シゲアキ(かとう しげあき)
1987年生まれ、大阪府出身。青山学院大学法学部卒。2012年1月、『ピンクとグレー』で作家デビュー。同作は16年に映画化され、大ヒットした。以降『閃光スクランブル』『Burn.-バーン-』(以上、渋谷サーガ3部作)と年1作のペースで執筆を続ける。最新刊は『チュベローズで待ってる(AGE22・AGE32)』。NEWSのメンバーとして芸能界でも活躍の場を広げ、近年はドラマやバラエティ、情報番組などに出演し、アイドルと作家の両立が話題を呼んでいる。

ピンクとグレーのその他の作品

ピンクとグレー (角川文庫) 文庫 ピンクとグレー (角川文庫) 加藤シゲアキ

加藤シゲアキの作品

ツイートする