- Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041101148
感想・レビュー・書評
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たまたま手にしたのがパイロットフィッシュの続編だということでちょっと嬉かった。というか、アジアンタムブルーも繋がってたんだと軽く驚き。
七海ちゃんと別れてたのがショック。
そしてレビューにもある通り人が死にすぎ。
良いとこなしだけど、最後の由希子さんとの会話で少し希望が持てたかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何度でも言うけれど「恋愛小説」という分類に疑問があるのよ私は。
示唆に富んだ文章で、それが自分にとっても救いになりうる。
星は空っぽ?
助けて、という願いは叶ったのか?
再読しようと思います。 -
大崎さんらしい静謐な文章。『傘の自由化』がここでも描き出されていたね。
「しかし二人の関係においては、変わろうとしなかったことが正しくない選択だったのだ」21頁
「忘れないのなら別れじゃない」351頁 -
「パイロットフィッシュ」「アジアンタムブルー」に
続く3部作の完結編。
やっと全てが納得いく形で
繋がったという感じ。
でも 可奈ちゃんの最後が
あっけなく寂しい…… -
三部作の最終章との事ですが、まだ続く感が・・・
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大崎さんの小説はなんか優しい。特にこの三部作の主人公は優しい。人はみな生きていく上で色々悩み、迷いながらも必死になって生きて、それに耐えられない人は自ら死を選んで。結末はなんともやりきれない思いもしましたが、最後の最後で一筋の光も見える気がします。