- Amazon.co.jp ・本 (407ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041101209
作品紹介・あらすじ
警視庁公安部に属していた奥野侑也は、妻を殺人事件で亡くし、退職を決めた。以降、人知れず孤独に暮らしていたが、かつての上司から北の寂れた土地でモウテルの管理人を務めてほしいと依頼され、任地に向かう。そこで待っていたのは、見知らぬ若い男女と傷ついた一匹の番犬だった…。
感想・レビュー・書評
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いろいろな機関や人間関係がごちゃごちゃしていてわかりづらかった。マクナイトはカッコよかった。
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沢木作品、「償いの椅子」に続いて2作目。
面白かった。先の作品と同様、ド派手なアクション付きのハードボイルドだが、家族に傷を持つ孤独な人間が集まって、擬似家族を演じさせられるうちに、ぎごちないながらも徐々に本物の家族のような絆を深めていく、というホームドラマとしての一面も楽しめる。いや、むしろそっちの方がメインの面白さ。人間の他にドーベルマンやら九官鳥やら、愛くるしい動物キャラが加わって、最後は大きな大団円。魅力的なキャラが多すぎてお腹いっぱい。敵は一体誰なのか、そこのところはちょっとややこしかったものの、最後まで楽しく読めた。 -
主人公である、三つの事件の被害者のそれぞれのキャラの魅力もさることながら、傷ついた心と身体を持つマクナイト、ふみをそばで支え続けるオウムのどんちゃん、そして影の立役者赤城とダイナマイト、これでもかこれでもか!と愛すべき登場人物(動物?)が出てきてとにかく休まずに先へ先へとページをめくり続けてしまう。
マクナイトと侑也の海辺でのシーンには心がじわじわと温まり、「戦闘」シーンでは「お願いお願いお願い」とつぶやき続ける。「お願い、もうやめて」と。
読みながらこんなに心が激しく上下左右に揺すられる小説は初めてかもしれない!
個人的には赤城がツボだったけど、意外と丹野も捨てがたい(笑) -
組織が大きく複雑で、最後まで侑也ファミリーの味方がどの組織かわからなかった。ただ丹野の「N」登場は格好良かったし悪者とは思えない。もちろん、侑也、隼人、マクナイトの活躍は素晴らしかった。
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犬はやっぱりいいなあ!
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仕掛け伏線と諸々満載だが、個々の要素うんぬんでは無くパッケージとして面白すぎる。これから先、何度もこの約束の森を訪れるであろう。
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マグナイトは、本当に奇跡の犬かもしれない。少しばかり俺にだけ辛くあたり過ぎてねかい?なあ、神様。俺は警官、死ぬのも職務のうちだ。でも、ドーベルマンの頭はなでられない。
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マクナイトが好きで、読んだんだけど、、、
組織って、よくわかんない、今度は他のストーリーでマクナイト再登場してほしいなぁ〜
著者プロフィール
沢木冬吾の作品





