ナミヤ雑貨店の奇蹟

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 9349
レビュー : 1464
  • Amazon.co.jp ・本 (385ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041101360

感想・レビュー・書評

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  • ナミヤ雑貨店と丸光園を結ぶ不思議な繋がり、幾多ものパズルのピースが次々とピタリとはまっていくような爽快感が本当に見事で唸らされてしまった。
    ここまで登場人物たちがうまくリンクしている作品にかつて出逢ったことがないと言っても過言ではないだろう。
    時代を超えた人と人との悩み相談が、相談者にとって結果的に救いとなっているのも良かった。
    白紙にはどんな地図でも書ける。
    全ての人に向けられた励ましに違いない。

  • どこかで誰かと誰かが繋がって、時間をこえた物語は、ミステリーの世界の東野圭吾と違う。
    最初は、ん?とちょっと戸惑いましたが、途中からは、読まずにはいられない、といった作品。
    人間味あふれ、読み終わったあとに、とてもよいものを貰えたと感じます。
    ちょこちょことグッとくるセリフもあって、胸が泣いてしまいます。
    瞳ではなくて胸が泣くのです。
    悲しいのではなくて、嬉しいのではなくて、言葉じゃない涙です。

  • 東野圭吾さんのファンタジー仕立ての心温まる人情作品。
    話の展開はスムーズ、グイグイ引き込まれて一気読み、読後感は爽やか。
    沢山の伏線、伏線だと思っていない所まで綺麗に繋がって奇跡を感じた時は、熱いモノが込み上げてきました。
    サスペンスではないけど、この作品好きです。

  • 久しぶりに読んだ東野圭吾作品。今まで読んだイメージと違うので驚きました。こういうホロリと来るファンタジー好きです。ナミヤ雑貨店に悩みを相談する人々が回答を胸に、それでもそれに振り回される事なく自分の人生を切り開いていく姿が良いです。第2章のような報われ方は、自分の身に降りかかったら嫌ですが^^;三人組の回答も、本物のナミヤさんの回答もどれも的確で真摯で素晴らしかったです。そして時空を超えての収束の仕方も言う事ありません。

  • 悩み事に答えてくれるナミヤ雑貨店。
    最初は子供がナヤミとナミヤが似ているので店主を辛かった相談だった。それに応えていたユーモアセンスのある店主。それが話題になって、本物の相談が持ち込まれることになる。

    誠実に回答を出してマスコミに取り上げられたこともある。天寿を全うするまで続けた相談者達とのやりとり。店主の最期にナミヤ雑貨店が不思議なタイムスリップできる空間と化していく。。。

    まるで児童書のような設定だが、とても引き込まれた。ナミヤ雑貨店店主の息子に託した遺言は「33回忌を前に、かつての相談者達の感想を投函して欲しいと何らかの方法で告知して欲しい」というもの。

    未来と過去が行き来する相談事の手紙を入れる郵便口と牛乳ポストに時間がゆっくり流れる雑貨店兼住まい。ひょんなことから、コソ泥が手紙を書き改心したり、とある児童施設に関わった人との不思議な繋がり。これが、例えば寺社等の神憑り的な場所ではなく、錆びれた雑貨店が舞台というところに奇妙な面白さがあった。ナミヤ雑貨店の挿絵はないのに、お店の佇まいもハッキリ浮かび、小さな奇跡の連続に感動する作品だった。

    • HNGSKさん
      puccinさん>>お久しぶりです。あやこです。
      東野作品らしからぬ、ほんわりしたさくひんでしたねえ。しかししかし、東野作品らしく、伏線た...
      puccinさん>>お久しぶりです。あやこです。
      東野作品らしからぬ、ほんわりしたさくひんでしたねえ。しかししかし、東野作品らしく、伏線たっぷりの作品でしたねえ。最後の、白紙の投稿に、うーんとうなってしまいました。
      2013/12/18
  • 短編と思いきやみんな繋がってた!読みやすいけど不思議な話だったわ。

  • 丸光園の人々とナミヤ雑貨店の手紙が、手を変え品を変え絡み合っていくのが面白く、最後まで飽きなかった。
    人生を悔いなく燃やし尽くせればいいなと思わせてくれる一冊でした。

  • おもしろかった。
    読み進めたい気持ちを抑えて本を閉じるのが大変だった。
    いいお話なんだけれどドキドキもしたり、うまくつながっていくところに感心したり。
    東野作品はほとんど読んだことがないんだけれど、やっぱり上手な作家さんなんだなーと思う。
    図書館で借りて読んだので、文庫になったら買って、何度も読むかというと疑問だけれど、もう一度くらいは読んでみたいかな。

  • 東野圭吾作品には珍しくファンタジー調で誰も死んだりしない物語です!笑 
    ナミヤ雑貨店に相談を持ちかける登場人物がみんな複雑に絡み合っていて面白い。
    私もナミヤ雑貨店のおじいちゃんに相談したいです!(。ノωノ)

  • 読みやすさは評価するけど
    それ以上でもそれ以下でもない感じかなぁ。
    ハートウォーミングなおはなし って聞いた割には
    どうも『薄い』感がぬぐえない。

    そうだなぁ。
    東野圭吾さんの文章は
    トシをとった、本を読み過ぎた私の感性と
    マッチしなくなったんだと思う。

    誰かが転んだとき、
    「だいじょぶ?」って尋ねるのも優しさ
    恥ずかしいだろうから、と敢えて放置も優しさ
    救急箱持ってくるのも優しさ
    うかつさを注意するのも優しさ

    どの優しさを受けたら嬉しいか、は ひとそれぞれ。
    それと同じだったりすんのかも。
    東野圭吾さんの提示するものは
    もう私にはいらないものになったんかしれん。

    残念。

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著者プロフィール

東野圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほかにもテレビドラマ・映画化された作品が多い。2018-19年の作品では、『人魚の眠る家』、『マスカレード・ホテル』、『ダイイング・アイ』、そして今後の映画化作として玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』(2019年5月31日映画公開)がある。なお、中国で『ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-』が舞台化・映画化され、映画はジャッキー・チェンが西田敏行と同じ雑貨店店主役で出演する。2019年7月5日、「令和」初の最新書き下ろし長編ミステリー『希望の糸』を刊行。

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