ナミヤ雑貨店の奇蹟

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
4.01
  • (1157)
  • (1667)
  • (846)
  • (104)
  • (22)
本棚登録 : 9348
レビュー : 1463
  • Amazon.co.jp ・本 (385ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041101360

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  •  奇蹟とタイトルにつくからにはあたたかいストーリーであってほしい
    と思っていた、のかもしれない。
    見方によってはあたたかいとも思うのだけど・・・・・・

     多くのことが起きて、多くの人がでてきて
    それはもちろんとてもうまくまとめられている。
    あれがこうつながるのか、と驚きもする。

     けれど、なかなか気持ちがもりあがらない。
    結局最後まで目一杯もりあがることはなかった。

     こんな雑貨店(というかポスト?牛乳箱?)があったらいいと思う。
    こんなふうに悩みを聞いてもらえ、アドバイスをもらえるなんて
    ドキドキする。
    それでも読了後に残った気持ちは誰かに伝えたいものではなかった。

  • ここ韓国でもベストセラーになりました。娘は中学の国語の先生から、面白いと推薦されたそうです。「これ読んでみたかったの!」開いたページの漢字のふり仮名の少なさに、静かに本を閉じていました。まあいつか読んでくれたらいいかな。物語は、人と時間が交錯する中、雑貨店主のアドバイスのもと、それぞれが幸せを探そうとします。人が迷った時、親身に相談にのれる人間力が欲しいものです。

  • 心がほっこりするお話。

    悩み相談をする不思議な雑貨屋さんのお話だけど、ミステリーテイストも盛り込んでいて意外なストーリー展開だった。

    短編形式でいろんな相談が来るけれども、最後は結局話が繋がっていく、ある意味短編の王道パターン。だが飽きさせないのは東野圭吾さんの上手いところだと思う。

    安心して読める小説です。

  • 物語一話一話を、登場人物一人一人を、上手に絡めていくところは流石。
    時代が入れ替わるので整理しないと混乱するが、ごく最近?の過去という点が郷愁を誘う。

  • 悩み相談、承ります。

    まさかのファンタジー…。
    しかしとてもうまい連作だった。
    相談を受ける側とされる側、過去と未来、視点の切り替えが絶妙。

  • 知人に借りて読みました。
    様々な人物の視点から描かれるオムニバス形式の物語で、話と時代が進むにつれ伏線が回収されて行くミステリーです。
    昭和から現代にかけての時代背景もおもしろかったです。
    どの話の主人公も深刻な悩みを抱えており、とある雑貨屋のおじさんに相談することで解決していこうとするのですが、どんな小さな町の人々にも、代わりの効かない人生があるんだなぁとしみじみ感じさせられました。
    雑貨屋のおじさんにも人生があって、後半で明かされる過去は切なくてロマンチックです。
    個人的にはビートルズに心酔する少年の話が好きでした。
    周囲の人たちへの見方が少しだけ変わるような、切なくもあたたかな気持ちになれる小説です。

  • いつもの東野圭吾とはちょっと違う、ほっこりファンタジーだった。過去と未来を繋ぐ手紙のやりとりでお悩み解決するっていうのは面白いし、本家波矢おじいちゃんのトンチが効いた回答は優しくてとっても良い。
    でもNaverまとめかなんかで東野圭吾の代表作がこの本だと書いてあって違和感。これはこれでもちろんおもしろかったんだけど、東野さんの魅力ってもっとこう伏線回収どんどんするミステリーだと思うなぁ。

  • なんだろう?すごくよくできたお話だし、理詰めに構築してあって、隙がない。話は面白かったのに、なぜか読後??が残ったのは、登場人物が話のなかで将棋の「駒」みたいな感じがしたからかな・・・。
    読んでみて人気の作家さんというのはよくわかったのだけれど、私には合っていないのかもしれません。

  • しっくりハマったって感じですきです。短編かと思いきや、ひとつの線で結ばれてるお話。奇蹟って奇跡と違うのかなと思い、ネットで調べたら、奇跡は「理屈では説明できない超常現象」で、奇蹟は「神様が何らかの意図を持って起こしたこと」となっていて納得。やっぱり奇蹟でないと。

  • 驚いた。東野さんにしては珍しい、ハートワーミングな話だった。しかも時代バラバラが後々絡み合う系。

    登場人物みんながみんな、前向きな悩みを抱えながら、真面目に頑張って逃げずに生きてて、その結果良い方に事が運んでいいな、と思った。
    そして、登場人物がみんな人のアドバイスに耳を傾ける誠実さがあって、現状を打破しようとする努力ができて、結果に感謝できる心の広さがあって良いなと思った。
    最後でわかる、「ナミヤ雑貨店」と「丸光園」の繋がりも、昔愛し合った二人の縁ってわかって、なんかもう、最初から最後までハッピーエンド満載の話でした。

    レビューがネガティブなのは、他でもない自分が現在進行形で自分の努力ではなんかどうしようも出来なさそうな悩みがあるからです。単なる僻みです。

著者プロフィール

東野圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほかにもテレビドラマ・映画化された作品が多い。2018-19年の作品では、『人魚の眠る家』、『マスカレード・ホテル』、『ダイイング・アイ』、そして今後の映画化作として玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』(2019年5月31日映画公開)がある。なお、中国で『ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-』が舞台化・映画化され、映画はジャッキー・チェンが西田敏行と同じ雑貨店店主役で出演する。2019年7月5日、「令和」初の最新書き下ろし長編ミステリー『希望の糸』を刊行。

ナミヤ雑貨店の奇蹟のその他の作品

東野圭吾の作品

ツイートする