水木しげるの古代出雲 (怪BOOKS)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 175
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041101421

作品紹介・あらすじ

幼いころ水木少年は島根半島の裏、すなわち日本海側によく出かけていた。そこのうす暗い道に出ると、たとえはじめて来た道であってもいつか通った気がしてならなかった。長じてからはそれだけではなく、出雲族の青年と思われる霊が、たびたび夢で彼らのことを描くよう訴えかけてきたのだ…以来、長い時を経てついに描かれる水木版・古代出雲史。

感想・レビュー・書評

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  • 水木しげる氏が考える国譲り伝説。

  • 古事記の漫画化にとどまらず、大陸や別の国家との交流(鉄の伝来、奪いあい)も描いていて面白い。出雲は日本列島の正面玄関だった。国譲りのときのオオクニヌシの涙、汗の表情、出雲大和の戦闘シーンは印象的。
    因幡の白兎とスクナビコナがかわいい。
    肥の河上流タタラ族のトップが一つ目なのはなぜ…

  • 古事記の子供向け版を図書館で読んでから手に取りました。しかし、それではすまされませんでした。奥が深いです。

    この漫画、『古事記』や『出雲風土記』などの神話や史実を交え、オオクニヌシの視点で出雲の盛衰が書かれておりまして。聞いたことのある因幡のウサギの話では、終わりません。スサノオとどうつながっていくのか・・・ハラハラドキドキしながら読みました。出雲行きたいです!

  • 出雲大社へ行く予習で読みました。
    神様の名前ってなんでこう読みづらく覚えづらいのでしょうかー…漫画なので神様を見分けやすく、理解はしやすかった。
    何回か読み直して深く理解したい一冊です

  • 2014 6/2読了。水木しげる記念館で購入。
    山陰旅行で出雲に行くにあたり、神話とか(特にオオクニヌシ関係)をさらっておくのにいい本ないかなあ・・・と思ったら水木しげる記念館でうってつけの本があったので購入。
    行きの一畑電車の中で読んだ・・・いい感じで盛り上がりつつ出雲大社に行けて良かった。

  • オオクニヌシとか悲惨だよな…
    だからこその出雲大社ということか。

  • 白うさぎかわええ

  • 日本神話の、世界ができてから大国主が国を譲るまでを漫画化した本。水木ファンとしては「ポークショ」や「ポア~」などの書き文字によろこび、スクナビコナやクエビコの神のキャラクターデザインに和んだ。女性を描くのが苦手な水木しげるが、頑張ってたくさんの女神を描き分けているのも面白い。

    水木しげるはけっこう長いこと「古代出雲の漫画を描く」と言っていたので、気づいたら描き終わっていて意外でもあり安心もした。第一章以外描き下ろしって、どういうことっていう気もするけれど。

  • 水木先生、絵が上手い!

    島根県出身ということでまさに出雲の国のお話を描く、有資格者です。

    古事記のエピソードがきちんと描かれているので是非手にとっていただきたい一書です。

  • 出雲に関する日本の神話を簡単にマンガで描かれていますが名前が覚えられず、読むのに難儀します。
    カタカナで長い。そして1人の神様にいくつもの名前がある。書いた人はよくわかっていても読み手に知識がないと楽しむのや著者に共感するのが難しい。

    かつて簡単に訳されたらしい、田辺聖子訳の古事記も読めなかった・・・でも、ちょこっとなぜか知っている日本の神話を思いだし、そうそう、コレコレ、とこないだ読んだ現代霊性論に書かれていたことを思いだし、水木さんに尋ねたほうがよっぽど正しい知識を得られるかもとも思った。

    水木先生、サイコーです。
    ☆三つはわたしの理解度、ということで。

    2015.03.24 再読了
    出雲旅行を計画し、ガイドブックを読了後、再読。やっと少し出雲の立ち位置がわかった。出雲は天皇から攻められ、大国主は出雲を手放す。なるほろ~!伊勢神宮は天皇側(天照大神)の神社で出雲は出雲の神(大国主大神)が祀られている。大国主は「どうぞ、どうぞ」と出雲を治めることを許してるとされているが、そこには大国主の苦悩があったと水木先生は考えており、これをかくまで出雲の青年が夢に出てきて、合戦まで見た!古事記や出雲神話に書かれてはいない苦悩がちょっと描かれている。納得+共感。

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プロフィール

本名、武良茂。1922年(大正11年)生まれ。鳥取県西伯郡境町(現・境港市)で育つ。幼い頃から物語をつくる力に優れ、また天才的な画力を発揮。高等小学校在学中に個展を開き、新聞に絶賛される。しかし学業のほうは芳しくなく、一旦は上級学校への進学を断念するが画家になる夢は諦めず、仕事の傍ら塾や独習で画力を磨く。
やがて太平洋戦争の召集により、南方の激戦地に送られマラリヤと爆撃で左腕を失うが、九死に一生を得て帰還する。
戦後は様々な職業を経て、紙芝居作者、貸本漫画家となり、「別冊少年マガジン」に発表した『テレビくん』で講談社児童漫画賞(現・講談社漫画賞少年部門)を受賞。その後『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』とヒット作を続けて発表、日本を代表する国民的漫画家となる。
近年、夫人との暮らしぶりがNHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で描かれ、爆発的なブームを巻き起こした。
紫綬褒章、旭日小受章、文化功労者の栄を得て、世界各国の漫画賞も受賞し、漫画史に名を刻む存在となった。
2015年11月30日、逝去。享年93。

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