男と女の居酒屋作法

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041101537

感想・レビュー・書評

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  • ちょっと前まで帰宅すると、ちょうど著者の居酒屋やバーを紹介する番組をやっていて、缶ビールを片手に、もしくは歯を磨きながら、よく見ていた。もうひとつ、吉田類という俳人の番組も時間帯は違うが見るときもあって、酒飲んでリポートして、いい商売だなあと思ってみていた。(簡単じゃないのは想像つきますが) 特に吉田類の方は酒飲みのだらしなさがよく出ていて、共感できるところが多かった。
    この本の著者の太田和彦はTVで見た感じだとあっさり系に見えたが、女性客を気にしたりと結構〝地〟が出ているように見える。
    紹介されている店は東京中心で行ってみたい店ばかりだが、女編と男編にわけているせいか、なんか窮屈な印象。似たようなテーマで原稿を書くことが多いと思うが、なんか本のコンセプトに嵌められて、自由さが欠けた印象。
    「(居酒屋で飲むとき)一人酒はべつとして私が好きなのは三人酒だ」のくだりは納得。二人酒ほどの緊張感なく、話から離れたり参加したり、結構自由だからだそうだ。なるほど。

著者プロフィール

1946 年長野県生まれ。グラフィックデザイナー。居酒屋探訪の第一人者。近著に『75 歳、油揚げがある』(亜紀書房)『日本居酒屋遺産 東日本編』( トゥーヴァージンズ) など。戦後の映画・歌謡曲の造詣も深い。「ぶらり旅 新・居酒屋百選」BS11で放映中。

「2023年 『映画、幸福への招待』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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