- Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041101674
作品紹介・あらすじ
ピンクは女の子の色?男の子の色?
いいえ、すべての色はすべての人のもの。
SDGsの目標のひとつに掲げられた「ジェンダー平等を実現しよう」
色をテーマに、やさしい絵と文章でえがかれています。
日本文学研究者であり、様々なメディアで活躍するロバート キャンベル氏による翻訳。
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好き嫌いは、あって当たり前だけれど、最初から人に「それ、好きになっちゃダメでしょ」とか言われるのはどうかなと思う。好きになったらとことん好き!好きなものはお友だちにもシェアしてあげたい。いろんな色で遊び、自分に取り込み、時々取り替えっこすることほど楽しいことはないでしょ。大きくなって、みんなのパレットが広がっていけばいいなと思いながら、この本を翻訳してみました。色があって、生きることって、素敵だね。
日本文学研究者 ロバート キャンベル
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※この本は環境に配慮した資材を使用しています。
感想・レビュー・書評
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読了しました。
■なぜ手に取ったのか
新聞で、本書の訳者ロバート・キャンベルさんが、
紹介していたので手にした本です。
■何が語られていたのか
ピンクは男の子の色、青は女の子の色と一般的にな考え方とは
異なる視点からの課題提起で入りました。
ページがめくるにつれ、いろんな色が男女の性差として絵で示されます。
そして、最終ページにいくと、色の性差が無意味なものとして
感じらられるようなことがが語られていました。
■何を学んだのか
ジェンダーギャップについて、色だけではなく様々なところに
あることに気づかされ、それを絵本というビジュアルに落とし込まれたこと
が素晴らしいと思いまし。多様性を実感できました。
■どう活かすのか
自分に内在している、主観的価値が偏っていることに気づくのは
なかなか難しいものです。こういった本や話に触れることが大事である
という気持ちにさせてくれる本でした。
■どんな人にお勧めなのか
色が好き方、ジェンダーギャップについて考えたい方、絵本が好きな方、
多様性について感じたい方にお勧めの本です。 -
ピンクはおんなのこ、青はおとこのこってだれがきめたの?幼少期から刷り込まれていく男らしさ、女らしさを全部おとこのことおんなのこのいろに。こどもは興味がなかったみたいです……
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男の子でもピンクが好きでもいい。 自分が好き、良いと思ったものを大切にできる世の中だといいね。ただ、たとえ?というか、内容や言い回しが日本人にはわかりにくいような??ジェンダーに関する絵本
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【母セレクト】
タイトルを読んだ5歳の娘が
『ちがうよねーおんなのこのいろだよねー!』
と良い反応を示してから読み聞かせ。
難しいことは言わず
すべての色はすべての人のものという
ジェンダー論をシンプルに伝えてくれるので
子どもにもわかりやすかった様子。
ピンクのシャツにピンクの蝶ネクタイを付けた男の子が
とっても似合っていて子どもも納得。
こういう本を小さい頃からたくさん読んでおきたい。 -
今の時代はこういうのを読む方が逆に色による性別わけを意識させてしまうのかもなあなんて思った本だった。
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どんな色も、男女年齢関係なく「この色好き〜!」
っと言える幸せ、自由。
だって、どの色もステキだものね。 -
「ピンクはおとこのこのいろ」というタイトルではあるけれど、この色は男の子、女の子という決めつけではなく、性別に関係なくどの色を選んでもいいんだ、というメッセージを伝える絵本。元気いっぱい、生き生きとした子どもたちの絵がかわいらしい。個人的には訳語をすごくシンプルにしてあるので、(元の英語がわからないのでなんとも言えないけれども)伝わるかな? とちょっと心配になった。
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図書館にあります。子ども向け絵本としては、ちょっと説教くさい内容、押し付けがましい内容ではないか?と感じるのですが、ピンクが好きなのに「男らしくない」と言われて傷ついてしまった……という男の子に寄り添う絵本として、おすすめ。