信長死すべし

著者 : 山本兼一
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年6月1日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041101889

作品紹介

本能寺の変まで、残り三十八日。「信長を粛清せよ」天正十年夏。正親町帝の密勅が下り、日本史上もっとも濃密な時が流れた。運命の六月二日、本能寺の変に向けて-。明智光秀をはじめ、近衛前久、吉田兼和、勧修寺晴豊、里村紹巴、徳川家康ら、織田信長を取り巻く人々の動きから、本能寺の変を炙り出す歴史巨編。

信長死すべしの感想・レビュー・書評

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  • 正親町帝の決断が、歴史を大きく動かしていく。
    読み応えがあって、面白かった。
    したたかな公家。
    憐れな明智光秀。
    画期的な信長。
    章ごとに視点人物を変えることで、それぞれの内面を描いていく。
    史実としての結末を知っていてもなお、ひりひりとしてしまう緊迫感がある。

  • 面白かった!
    やっぱり山本兼一の時代小説は、面白い。

  • 御意

  • 歴史は進化する? 信長は明智光秀の謀叛で滅びたと思っていたが、実は当時の正親町の帝による勅命と五摂家筆頭の近衛前久の策略で明智を動かしていたという話。本能寺の変の後の明智の破滅ぶりは悲惨だったが、もし本能寺の変がなければ、その翌日に信長は内裏を焼き払うつもりだったらしい。朝廷も生き残りに必死だったみたい。進化なのかエンターテイメントなのか、どっちでもいいや。

  • 本能寺の変はなぜ起こったのか?現代にも引き継がれる歴史的にナゾが多い事象を、山本兼一流に構成した作品。
    正親町天皇を始め公卿や連歌士といった武士とは異なる視点からの切り口も、本能寺の変への新たな視点として興味深く、事件当日へ向けての展開はどんどん緊迫感を増し、読者を強く引き込んでゆく。
    明智光秀という智将であり誇り高き武士が、謀反人としてのそしりを受け後世まで汚名を晒すような事件を、単なる一人の武士の恨みからという理由での仮説に疑問を持つ人は少なくないだろう。(だからナゾであるのだが)それらをこれまでとは異なる切り口から予測させてくれる作品であり、現実的にはこういう展開もあるだろうなと思わせられる作品だった。

  • 7月13日は今年の大河ドラマのまさに天王山…そんなタイミングでのこの選書はなんとミーハーな!と苦笑してしまうが……
    山本さんの描く本能寺、利休と同じカウントダウンで時間を濃縮する手法は読む者を一気に動乱の天正時代へと引き摺り込み凄みのある筆力により安心して物語の世界を堪能できる面白い一冊に仕上がった。
    ただ争点となる事件の動機は「朝廷陰謀説」を選択しそれを忠実に再現しているため思考は偏ってしまったようだ。「光秀忠義説」を勝手に自負する私にはちょっとこの光秀は納得出来なかったなぁ。
    でもあれこれと想いを巡らせるのが歴史ロマン、いいんじゃないでしょうか、楽しめました

  • 織田信長をめぐって、色々な人の様々な葛藤。読んでてすごい勉強になった一冊でした('ε'*)

  • 公家が、たくさん出ているので、そちらが好きな方にはオススメですv

  • 「信長死すべし」という言葉が正親町帝から近衛前久に発せられ、それが吉田兼和や観修寺春豊、里村紹巴を経て明智光秀に偽勅として伝わり本能寺の変は起きたという流れです。

    明智光秀の聡明さが仇となり、内裏に諮られますが、そこに公家の凄さを感じることができました。

    確かに、武力を持たない公家が官職を与えるという権限だけをもって武士をコントロールし、生き延びる知恵として謀があるとすれば、信長の知恵や計画も浅はかなものに思えてきます。

    明智光秀の本能寺襲撃が成功したとしても失敗したとしても生きる道を残し、さらにもう一手読む公家の生き様は、時代を超えてたくましさを感じます。

  • 本能寺の変をとりまく1ヶ月半の流れが、手に取るようにわかる。
    本当はこの小説に書かれていたとおりなのではと思えるほど完成度は高いと思います。
    日本史が好きになるかも。

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