医療防衛 なぜ日本医師会は闘うのか (角川oneテーマ)

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著者 : 今村聡 海堂尊
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年3月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041102060

作品紹介

情報操作から医療を守れ!海堂尊のベストセラー小説『螺鈿迷宮』の主人公達が日本医師会に乗り込む!斬新ノンフィクション。

医療防衛 なぜ日本医師会は闘うのか (角川oneテーマ)の感想・レビュー・書評

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  • 日本医師会は「開業医の利益団体」ではなく「医師の代表機関」であるという前提で日本医師会とは何かを論ずる本。
    医師を代表する団体=医療を守るための民間団体、医療を守る=市民を守るというのは論旨の飛躍であり巧妙な論旨のすり替えである。

  • ○日本医師会の今村氏と作家の海堂氏の著作。
    ○日本医師会の意義、役割、仕事などについて、現代医療(医療費?)のあり方を交えながら解説したもの。
    ○「日本医師会=抵抗勢力」と単純に考えていたが、それが覆された。お医者さんも苦労しているんだ・・・

  • 掛け合い漫才形式で日本の医療体制について論じた本。
    エンターテイメントというには面白みに欠け、医療書というには情報に欠ける。要するに微妙。

  • 医師会の「ひかり」の部分が書いてある。国民の味方、医療費を適正に、日本の医療を守るために国に対して働きかけを行っている、なのにどうして医師は、儲けすぎているという誤解を招くのだろう。
    誤報を出すことにより、利益を得るものがある。まず、マスコミ、情報を作ることで、利益に直接結びつく。次に、一部の政治家(医師会と対立する)や財務省などもそのように感じた。それでも、医師は優遇されていると考えれる。
    TPPに反対、混合医療については医師会の主張は理解できる。また最終消費者が誰なのか、医療は消費ではないのか、ということを考えなければならない。

    本書の構成、天馬大吉、別宮葉子とのインタビュー形式等いうのは、読み物として分りやすくなっている。読者の疑問がインタビューの質問となり、より深く医師会の主張ばかりではないといえるだろう。医療とお金、控除対象外消費税については、現医師会長の重点テーマである。

    27
    医療費
    「自助、共助、公助」
    自=自己負担金、共=保険部分、公=税金部分
    71
    診療報酬明細書の発行の義務化
    裏話のような内容。既に結果は決まっていた。被害者としての意見を入れること。厚労省のたくらみ。
    112
    直間比率。控除対象外消費税。ゼロ税率。
    138
    医師会は政治力を持つ。
    140
    薬のネット販売。自己責任、という言葉で反対との明言は避けている。

  • 日本医師会の宣伝本。「医師会は開業医の利益誘導団体ではない」と何度も繰り返しでてくる。損税問題についてはよくわかったが、いったい医師会はこれから日本の医療をどのようにしてゆきたいのか、そしてそのためにはどのような医療制度を構築したらよいかという大命題が書かれていない。これをお金を出して買うやつは少ないだろう。消費税問題を理解させるために医師会が講演の時に配るための本だと思う。国民のためというよりもやはり医師の利益誘導のために動いている団体としか思えない。こんなことに会費を使っていると良識ある会員からクレームは付かないのだろうか。

  • 医師優遇税制にまつわる歴史のイメージなままで
    医師会を見てしまっているのかも、と思いました。
    時代は変わる。時代ごとに求められるニーズは変わるはずなのに、
    それを司る法律や規則が変わらないのだからどうしても問題は起こる。情報を鵜呑みに出来ない事実に気がついた今の時代に、
    情報の取捨選択を他人任せにはしないようにしないと。
    それにしても、医療費に対する税金の話は、
    どこで知れば良いんだろう?と思うくらい、
    全く知らない事実で、知らないという事さえ知らなかった。
    どんな事実や現実も同じで、知らないから、では許されない事や、
    知らないという事は恥ずかしいことなのだ、と、
    しっかり認識していかないといけない。

    この本は会話形式で進み、あの人の話題が出たり、と読みやすかった。

  • 【書式について】
    架空の対談形式のため、「間」が無いorとり辛い為、読み辛い。
    キャラクターを知っているわけでないし…。


    【内容について】
    「医師会叩いてたらすむ」という主張もあったが、

    この本がやってることは、「官僚叩いてたらすむ」


    時々、正論も出ていた。
    1%の悪いことを拡大し取り上げるのがメディアだ、とか、
    発展途上にあり、完璧なんてものが本来無い医療に、完璧かつ安全であることが当然だと思い込んでおり、要求する「患者様」の存在とか。


    架空のキャラクターを実際の行政官のように登場させるのは、趣味が悪い。
    「陰謀」などと根拠のないことを恥ずかしげも無く言ってしまうし…。


    ただし、様々な財政上の問題に、多くの人が読めるような工夫をして切り込んでいたので、そこが高評価。

  • 日本医師会がどんな組織かわかる本。そして、日本の医療がどういう状況にあるのかもわかります。医療制度のここを修正したいという意志が感じ取れます。

    しかし、やはりなりたくてなるものじゃないにしても、ならずに済むなら病気にはなりたくありません。なってからを考えるのではなく、ならないようにすることを考えたいなあと、本の内容とは関係ないことを漠然と考えた本でした。

    (以上、ブログ全文)
    http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4235014.html

  • 「日本医師会は、開業医の利益団体ではない」このフレーズを根底においた、仮想対談集です。少し抜けた架空の登場人物をからめることで僕らの代弁をさせているのでしょうが、むしろ読みづらくなってしまっています。
    医療費と医者の懐の区別は、確かについていない。よき行為に対しては、それなりの対価がいるのは、どんな仕事でも同じですが、メディアや行政と対立すると、悪の組織のようになってしまう、という恐ろしさ。
    医師会には闇もあるのだろう、と言った上で、いいことを、いいと言って行かなければ物事はよいことに進んで行かないという姿勢。これは見習わなければならない。

  • 日本医師会側から日本医師会についての本。
    勿論変な贔屓目ではないと思うけど、誤解を解くという意味では
    自分も見方が変わりました。
    マスコミ不信を元々持っているので医療全般に関しては
    マスコミの情報操作は理解していたが、
    開業医集団といわれる理由やそれを否定する裏づけは
    今回やっと触れることができた。

    ただ作者の小説の登場人物+医師会理事の会話形式で進むのが、
    なんとも理解しづらかった。エンターテイメントとして狙ったはずが、
    そこまで面白い会話でもないし、すべて文字の会話はわかりづらい。
    内容はいいだけに勿体無い。
    いっそのこと漫画とかだったらよかったかな。

    ■消費税に苦しむ原理
    収益に対しては消費税が取れないのに、
    仕入れに関しては消費税を払っている。
    本来は仕入れと売上の差額を納税するもの。
    計算の上診療報酬内で1.53%を補填しているが、
    実際の5%消費税と考えると隔たりがある。
    しかも36/10000項目のみが対象
    非課税のため差額返還が認められないので、
    0%課税をすればよい(輸出などと同じ)

    GMは社員の保険料が高すぎて競争力の低下を招いた

    2010の医療費
    大学病院+8% 個人病院-6%
    →代わりに大学病院は大学運営交付金を削られている。
     (穴埋めに医療費が使われている)

    日本は災害保険積み立てをしていない

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