十津川警部とたどる時刻表の旅 (oneテーマ21)

著者 :
  • 角川学芸出版
3.50
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本棚登録 : 77
感想 : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041102145

作品紹介・あらすじ

旅好きに、鉄道好きに、西村京太郎が『寝台特急殺人事件』以来、35年にわたり自身の創作活動をベースに、列車旅の楽しみを伝授する。時刻表に隠された謎、路線・列車情報を駆使した取材術、イベントや駅グルメの情報収集など、「時刻表とは事典である」と語る著者ならではの、エピソードとノウハウが満載。著者が生んだ名探偵、十津川警部が全国津々浦々を飛び回る姿も収録した、鉄道と旅をもっと楽しむための究極ガイド、ついに刊行。

感想・レビュー・書評

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  • 十津川警部のファンである。西村京太郎さんの鉄道ミステリーがどうやってできたのか。そして、時刻表の楽しみ方。おもしろい鉄道のことなど、電車の旅をしたくなるわくわくするお奨めの一冊。

  • 西村さんの著作が、五百冊を超えたとのこと。
    凄いですね。
    また、鉄道関係は、マニアの方も多く、鋭い指摘(?)もあるようで、実際の取材は欠かせないとか。
    大変ですが、ぜひ今後も、頑張って欲しいですね。

  • 十津川警部シリーズの西村京太郎によるエッセー、一作目。

    二作目になると、こなれたのか、自作との絡みや、登場している駅や路線の背景などの分量が多くなるが、一作目の本作は、まだ著者本人の感想や、その時の想いの分量が多く、時刻表の旅とタイトルに銘打っている割には、あまり時刻表について語っていない。

    尤も、冒頭に数字は苦手といきなりカミングアウトしているので、時刻表そのものの話が少ないのは、いまだに時刻表が苦手だからかもね。

  • 1

  • 十津川警部っていうともう渡瀬恒彦しか思い浮かばないんだけど、この人の本はものすごく久しぶりに読んだ印象。
    あまりに句点が多くて面食らったが、人間慣れるものですね。読みにくいことこの上ないのは間違いないですけれども。
    鉄道が好きなのかと思ったらそこまででもなく、商売道具だからこそ鉄道を冷静に見つめることができているのだな、と思いました。もちろん元から多少は好きだったんでしょうが。
    シリーズのファンならすごく楽しい本でしょうね。

  • トラベルミステリーの創作活動における苦労話や、新たに発見した楽しい話などを、過去に刊行された著書と関連付けて紹介されています。
    西村先生のバイブルでもある分厚い「時刻表」の細かい数字、文字の中に数多くのミステリーが潜んでいるんですね。
    又、西村先生からの視点ならではの、旅のガイドブックとしても面白いかもしれません。

  • 感想未記入

  • トラベルミステリー。この著者の本は本当に最初のころによく読んだものである。
    今の時代は、効率のいい移動が求められるが、旅はきっとそんなものではないはずである。

    そして、ネットで乗継を検索するのも便利だけど、本当は時刻表でアレコレ考えるのが、もっと楽しいことを思い出してほしい。

  • 西村京太郎ほど鉄道愛好家に慕われる作家はいないだろう。
    今の鉄道愛好家では乗ることができない多くの廃線になった鉄道,駅の話題がでてくる。

    時刻表を利用した謎解きは,とても楽しい。

  • 鉄道の旅には憧れる。

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著者プロフィール

1930年東京都生まれ。1963年、「歪んだ記憶」でオール讀物推理新人賞を、1965年、『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞を、1981年、『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞を、2005年日本ミステリー文学大賞を、2019年、吉川英治文庫賞を受賞。2022年3月3日逝去。オリジナル著作は650作。

「2023年 『長野電鉄殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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