日本人を操る8つの言葉 (oneテーマ21)

  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 54
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041102220

感想・レビュー・書評

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  • 今住んでいる場所、今過ごしている時間、これが私にとっての日常で勿論日本に住んでいる限りは常識になっている。海外に暮らした筆者が見た日本は住んでいたフランスとは異なる日常。これは当たり前のことだが、この違いに気づき明確に認識できるのは異なる国で過ごした筆者ならでは。あとがきにあるように研究者でも評論家でもないエッセイストが素直な感想を言う。中にはうーむ違うかなぁ、と思う点があるが、そんな事はどうでも良く、感じたことを書き連ねるのが面白い。我々の日常は我々だけの日常、『常』とは書いても対象は自分だけ。たまには外からの目線に触れて、自分が中心じゃない事に(当たり前)気づきたい。
    因みにこうしてレビューを書いてる私も日本人らしいのか。

  • 世間という物差しで評価する日本人に、違う物差しの存在や、物差しで計る必要な無いことがたくさんあることを知ってもらえる本です。 なぜなら日本人は、評価が人格にも影響してしまうからです。 

  • 港南&三田Lib

  • 外国人を夫に持つ日本人女性によるエッセイ的な一冊。
    8つの言葉、は正直タイトルだけで、主にフランス人と日本人を比較して、日本人ってここがダメよね、と、主婦同志が話しているのとあまり変わらないレベルの話題を海外のナマのエピソードがあるがゆえに付加価値が上がっている印象。気候も生活習慣も違うわけだから、ことさら比較してダメ出しするよりもその違いを受け入れることのほうがずっと前向きかと思いますがねぇ。

  • 外から見た日本。
    日本の社会のあり様を村社会に表すことがあるが、本文中の日本のサラリーマンを泰平の江戸時代、藩に生きる武士に例えた一説は、とても納得、共感した。

    もちろん、文化的差異が生じるのは、当然であるが、日本の良きところ、忘却してしまったところ、顧みることをさせてくれる。
    著者によって緩やかに書かれた、一筆一筆が心地よい。婆ちゃんとお茶でもしながら、話を拝聴してよう。

    時として、異文化圏からは奇異に映ることもあるだろう。
    一長一短で、日本人の良いところ悪いところ、そうだよなーとリラックスしながら、小話を聞ける一冊でした。

    中々、好きでした。

  • 人間関係
    スケジュール
    派閥
    世間体
    自己実現
    情報
    若さ
    創意工夫


    ご説ご尤ものことばかりでしたが、そうでない日本人もたくさんいるし、欧米流のやり方が良いとばかり言えないこともたくさんあって、じゃぁどうしたらいいんだと、何ともスッキリしない読後感になりました。

    (2012/6/22)

  • 南仏プロヴァンス在住のデュラン・れい子さんの書。
    「チャンネル桜」に出演されるのと、20万部のベストセラー「一度も植民地になったことがない日本」で有名。

    チャンネル桜に登場されているので、もう少し、保守的・日本賞賛的な本かと思ったけども、海外在住ならではの視点で日本を眺め、やや冷ややかに意見されている。

    全般的にエッセイ風で、もう少し深い考察があったほうがよいと思うが、この本のタイトルにある通り8つの言葉は、確かに日本を操っているのかもしれないと思う。
    ただ、だから「悪い」というのではなくて、そういう視点と逆価値のものがあるということを日本人が知る必要があると思う。そう感じた。

    ----------------
    【目次】
    第一章 人間関係
    第二章 スケジュール
    第三章 派閥
    第四章 世間体
    第五章 自己実現
    第六章 情報
    第七章 若さ
    第八章 創意工夫
    ----------------

  •  外から見る日本は、また違ったものが見えてくる。著者は、日本にあふれている事柄の中で、次の8つに絞って「日本人独特のヘンなこだわり」について述べている。

     人間関係
     スケジュール
     派閥
     世間体
     自己実現
     情報
     若さ
     創意工夫

     年末になると書店や文房具店で決まって行なうフェアがある。それは手帳だ。手帳がそこかしこあふれかえっている。著名人監修の手帳などというものまで出て、手帳で人生が変わるといった文言が踊る。手帳に自分の人生をゆだねるのはどうかと思う。有名人の手帳で、使いやすいと思ったものはなかったので、自分に合う手帳を自分の書きたいように書くのが一番だ。著者は、手帳がこれほどまでもてはやされるのが理解できないと述べている。「手帳狂想曲」は、どこまで続くのか。

     マスコミの情報におどらされやすい日本人に、著者はマスコミを意識しすぎていると指摘している。人気のスイーツが日本発上陸といった報道をするとすぐ群がる。グルメ検索サイト「食べログ」の一部業者によるやらせ記事が浮かんでくる。情報といえば、去年の原発事故における政府による「大本営発表」。図らずも「(ウソ)という魔法の言葉で(原子力ムラという)楽しい仲間がポポポポーン」と不都合な真実が「見える化」になった。世論調査に対する疑いの目も出てきている。

     こだわりを持つのはいいが、肩を抜いてあの高田純次を見習って「適当」になると気楽になるかなと思うことがある。油汚れ並みにこびりついているだけにそう簡単にはとれない。著者の視点は、なかなか面白い。これからも独自の視点から日本について論じて欲しい。

  • 2012/04/24-18:33 目新しい事はあまりない

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著者プロフィール

1942年、東京都生まれ。文化学院美術科卒業。博報堂でコピーライターとして活躍。76年、スウェーデン人と結婚、スウェーデン、オランダ、ブラジルに住む。77年、「英国国際版画ビエンナーレ」で銅賞受賞。ヨーロッパ各地で個展、グループ展開催。欧米アーティストの日本への紹介にも携わる。2000年、南仏プロバンスに移住し執筆活動を開始。初の著書『一度も植民地になったことがない日本』(講談社+α新書)が20万部を超えるベストセラーに。14年、母の介護のため帰国。その傍ら岐阜県高山市主催の生涯学習講座で中学・高校生の「杉原千畝プロジェクト」を指導している。日本ペンクラブ会員。

「2016年 『日本人なら知っておくべき「日本人」の名前』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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