ブラックチェンバー (カドカワ・エンタテインメント)

  • 角川書店 (2012年5月31日発売)
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感想 : 6
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  • 本 ・本 (472ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041102367

作品紹介・あらすじ

ロシアマフィアがらみの事件捜査中に拉致された河合は、ブラックチェンバーと名乗る組織に救われる。警察を辞めて組織に加わった河合は、巨額が動く国際犯罪を追い始めるが…。疾走感あふれるクライム・サスペンス!

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった!!けど、後味悪い!
    警察があんなに汚染されてるとは思いたくないけど、強ち全部作り話とはおもえないところがなお、こわい。

  • ロシアマフィアを追い詰めた刑事が殺されかけた。それを救った組織であるブラックチェンバー。刑事はブラックチェンバーに勧誘され、警察では扱えない領域へと踏み込んでいく。騙し合い、利益を追求し、泥沼にはまっていく。その末路とは。

  • 2013.9.5読了。図書館。面白い本だが、間伸びの感が強い。

  • やっぱり面白い
    中盤でいろいろな登場人物が出てきてしまい少しダラダラした感があったが大沢在昌らしいいテンポがいい感じで良かった

  • 大沢有馬の作品は、通勤本としてきわめて優秀。優秀すぎて、駅を乗り越すくらいです。職場にも、意外と多い「新宿鮫」ファン。本作品は、「グローバル新宿鮫」と言った感じで、主人公は英語ペラペラになるようです。(全て日本語表記なので真偽は不明)
     往復乗車時間2時間ー(揉まれている時間+寝ている時間)で、3〜4日で完読できます。
     水戸黄門的に心地よいワンパターン物語で、主人公はアウトローの正義の「デカ」、悪役はあくどいヤクザと官僚警察官、そしてチョット踏み外してしまう情に弱いヤクザと警察官の3パターンで展開して、だいたい第3のパターンの登場人物は途中で死んでしまいます。もちろん最後に生き残るのは、正義の味方と悪役。おかげで、どんどん話が再生産される訳です。
     このワンパターンが心地よくて、大沢在昌本は殆ど読んでしまっていて、この本たまたまブックオフで発見できて良かったので。と言うのは読んだ本の題名を殆ど忘れてしまっているので、発行年の新しさのみが未読の指標に成っているので。

  • 暴力団とロシアマフィアが共同経営する六本木のストリップバーを内偵中に拉致された警視庁の河合は、殺される寸前際的な違法取引を監視し犯罪組織に打撃を与える一方で、奪ったブラックマネーを資金源にしているという“ブラックチェンバー”と名乗る組織に救われスカウトされます。
    複線も張り巡らされていて、途中から先が見えてきても尚、謎が全て解ける感じでは無く、最後まで軽い興奮状態で読むことが出来ます。
    残りページが少なくなってきて尚話が展開するので、纏まるかと不安でしたが、うまく収束。
    大沢在昌作品らしいハードボイルドです。本当はもう少し書きたいのですが、ネタバレをしてしまいそうなので、書くのを控えます。

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著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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