正義のセ

著者 :
制作 : 荒井 良二 
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.50
  • (23)
  • (57)
  • (83)
  • (11)
  • (2)
  • 本棚登録 :401
  • レビュー :78
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041102541

作品紹介・あらすじ

子供の頃から正義感が強かった凛々子。晴れて念願の検事となり意欲に燃えるものの苦戦の連続。そのうえ恋人から結婚と仕事の選択をせまられたり、同期の親友が不倫スキャンダルに巻き込まれたり…。同僚や先輩、刑事や家族に支えられながらひとつずつ難関に挑む凛々子は、ついにある大失態をおかしてしまう…。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • ベストセラー「聞く力」の著者でタレントでもある阿川佐和子氏の小説。
    小説はこれまでにも、いくつか出しているんですね。
    島清恋愛文学賞も受賞しているようだし。

    豆腐屋の長女である主人公凛々子の小学生時代から物語は始まる。
    いきなり起こる殺人事件。
    殺されたのは、幼い妹の温子が時折遊びにいく御茶屋のおじいさんだった。

    そして次に起こる秋田から来た転校生へのいじめ。
    そのいじめ問題に対する先生の軽薄な言動に傷つき、先生に立ち向かっていく凛々子。
    その時の教師からの凛々子に対する一言「君が犯人の取調べをしたら抜群にうまいだろうなあ」という言葉と先の殺人事件に対する量刑が彼女の正義感に火をつけたのだろう、凛々子の将来を決める。

    時代は一気に飛んで、大人の凛々子の世界に。
    凛々子は、実際に司法試験に合格し検事になった。

    新米検事ながら、正義感の塊のような凛々子は恋愛をも犠牲にして、様々な問題にぶつかり悩みながら成長していく。
    それでも、東京の下町の家族の姿が、凛々子の悩みを優しく包んでくれる。
    第一巻ということなので、物語自体はあっさりとしている。
    司法試験をどうやって乗り越えたのかとか、前の彼氏との出会いとか、読者が気になるような部分はやや端折り気味な気がする。
    だから、わずか2時間ほどで読めてしまう。
    底の浅いホームドラマのようで、もう少し奥深さが欲しい気がするが、その点は二巻、三巻で解決されていくのだろうか?
    とりあえず、二巻も読んでみよう。

  • おもろしろい!おもしろくてページをめくる手が止まらなかった!
    主人公の凛々子はもちろん、出てくる登場人物、みーんないいキャラしてるなぁ!
    検事ものって男の人が主人公でもっとギラギラしててってのが多くて、そういうヒリヒリした世界も好きだけど、こんな楽に読めるお話も大事!
    今後凛々子がどんな成長を遂げるのか、愉快な凛々子ファミリーはどう絡んで来るのか本当に楽しみ!
    それにしても、明日香ちゃんとはその後どうなったのかな。このあとの話で出てくるのかな。出てきて欲しいな。

  • 阿川佐和子さんの性格の良さを感じるムスメに読ませたい本。正義感が強くて頭はいいけど恋愛が下手だったりとダメっぷりもあり、愛嬌のある主人公♀凛々子みたいなムスメに育って欲しいなと親目線になってしまった。3冊だけど軽く読める本です。

  • 悪いけど、なんか陳腐なストーリーだなあと思った。
    豆腐屋の娘が検事になって、仕事、恋愛、色々あってと。
    結局はハッピーエンドかな?

  • 評価は4.

    内容(BOOKデーターベースより)
    子供の頃から正義感が強かった凛々子。晴れて念願の検事となり意欲に燃えるものの苦戦の連続。そのうえ恋人から結婚と仕事の選択をせまられたり、同期の親友が不倫スキャンダルに巻き込まれたり…。同僚や先輩、刑事や家族に支えられながらひとつずつ難関に挑む凛々子は、ついにある大失態をおかしてしまう…。
    テンポ良く話が進むのであっという間に読み終えられる。お堅くなりがちな検察物ではなく、ライトな女性検事成長物語である。

  • どこかで見た事がある様な主人公。

  • 主人公のまっすぐさに惹かれました。凛々子の新米検事に見逃せません。恋に仕事にすっと読めました。

  • 2018_03_20-032

  • 【最終レビュー】

    図書館貸出・文庫本有。

    〈4月(春)クール地上波連ドラ:日テレ系・水10枠『正義のセ★』〉

    *公式サイト

    https://www.ntv.co.jp/seigi-no-se/

    ―原作本・1冊目―

    〈碧野圭さん著:『書店ガール』シリーズ〉

    〈オムニバス:『エール!』シリーズ(全3冊)〉

    +:等身大に生きる女性が主人公

    これらのテーマとの共通項を感じています。

    [市井の人々=一般人の目線]

    この視点をメインに据えていること。

    確かに、事件に携わる検事・事務官等が物語の軸としてはあるものの

    全体像としては、上記の目線を大事にしている印象。

    至って、日常茶飯事、どこにでもある光景の中で遭遇する出来事。

    その中で、一人一人が、それぞれの視点で向き合い

    〈何を感じ取り、取捨選択し、目の前に起きていくことに対し、自らがどう吸収していくのか〉

    という

    〈『見る・聞く=両方の力』の重要性〉

    そんな問いが、サラリ投げかけられているかのようでした。

    おっちょこちょい、不器用な主人公ですが

    同性の立場柄

    ささやかな部分において、自分とどことなく重ね合わさるところもあったり…

    余計な先入観を持たず、何かしらを感じられる、そんな作風が醸し出されている雰囲気。

    私的にはそう捉えています。

  • 幼い頃から正義感が強い凛々子が、やがて検事となり成長していく物語。もう少しひとつひとつの事件を掘り下げてもいいのではと思える。カタブツの凛々子の人物像や、家族、同僚達など、せっかく面白いキャラクターが出てくるのに、もったいないなぁ。

全78件中 1 - 10件を表示

阿川佐和子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

正義のセを本棚に登録しているひと

ツイートする