- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041102541
感想・レビュー・書評
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ドラマのイメージで読み始めると、ずいぶんと違います
駆け出し検事のコミカルな話
まだ一巻なので今後はわかりませんが、さらっと読めてしまう軽い感じでした詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【最終レビュー】
図書館貸出・文庫本有。
〈4月(春)クール地上波連ドラ:日テレ系・水10枠『正義のセ★』〉
*公式サイト
https://www.ntv.co.jp/seigi-no-se/
―原作本・1冊目―
〈碧野圭さん著:『書店ガール』シリーズ〉
〈オムニバス:『エール!』シリーズ(全3冊)〉
+:等身大に生きる女性が主人公
これらのテーマとの共通項を感じています。
[市井の人々=一般人の目線]
この視点をメインに据えていること。
確かに、事件に携わる検事・事務官等が物語の軸としてはあるものの
全体像としては、上記の目線を大事にしている印象。
至って、日常茶飯事、どこにでもある光景の中で遭遇する出来事。
その中で、一人一人が、それぞれの視点で向き合い
〈何を感じ取り、取捨選択し、目の前に起きていくことに対し、自らがどう吸収していくのか〉
という
〈『見る・聞く=両方の力』の重要性〉
そんな問いが、サラリ投げかけられているかのようでした。
おっちょこちょい、不器用な主人公ですが
同性の立場柄
ささやかな部分において、自分とどことなく重ね合わさるところもあったり…
余計な先入観を持たず、何かしらを感じられる、そんな作風が醸し出されている雰囲気。
私的にはそう捉えています。 -
冒頭の小学生の時の話のインパクトが強くて、次の章で大人になっていてびっくり。
人がその人の道や性格は幼いころから作られるのだろうか。
それとも、強いエピソードがこの人を作っているのか。。。
なかなかにして面白い。 -
仕事もプライベートも充実したいお年頃の女性検事の話
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検事を主人公とした作品は、殺人事件の犯人捜しとか、冤罪を扱うとか、あるいは罪と罰の問題を問うとか、人間の実存に問いかけるような、等々重い題材がとかく多いが、これほど明るく爽やかな主人公ものはないのでは。
主人公の家族も、アットホームでほほえましく、職場あるいは被疑者たちでさえ、本当の”悪”はいないようだし。
もちろん、女性なりの悩みとか扱っているが、けっして”重く”ならず、如何にも阿川佐和子氏らしい小説。
気軽に読めると言っては、著者に失礼か。とにかく、続編も読みたくなる。 -
連ドラ原作っぽい。読むべきタイミングに読めた。
著者プロフィール
阿川佐和子の作品





