犯罪者 クリミナル 下

  • 角川書店 (2012年9月25日発売)
4.24
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Amazon.co.jp ・本 (376ページ) / ISBN・EAN: 9784041102961

作品紹介・あらすじ

浮かび上がる一人の男の驚くべき犯罪計画。そして、謎を追う三人が一発逆転をかけて臨む、メディアと警察を駆使した奇策とは!? 息つく間もない、圧巻のノンストップ・クライム・サスペンス!

みんなの感想まとめ

緊迫感あふれる犯罪計画と、それを追う三人の姿を描いたこの作品は、読者を引き込む圧倒的なサスペンスが魅力です。物語は、前半で徐々に明らかになる事件の全貌が、後半で絶望的な展開を迎えつつも、希望を感じさせ...

感想・レビュー・書評

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  • いやー終わってしまった!!

    すごい作品でした!!





    前半は事件の全貌が徐々に明らかにされ
    あまりの闇の深さに戦慄し、
    この先どうなってしまうのかとハラハラさせられましたが




    後半に入って絶望的な流れになるも
    もしかしたら!?とワクワクさせられる展開がたまらなかったです!!!





    そして事態は二転三転して
    もうやめられないですよ
    読むのを。


    でも読むのが遅いので
    まだまだページがあるけど
    今は夜中の2時を過ぎてしまって
    どうする??
    ってなってました笑



    結局次の日も仕事だし寝ようと思ったんですけど気になって寝れなくて

    3時半まで読んで、読み終われないから次の日に持ち越しました(もっと早く読めたらな、、、)



    すごく丁寧に書かれているので
    読むのに時間がかかりましたが、
    分厚いだけあって濃厚で充実した読書時間になりました(*^^*)



    個人的には結末至上主義なところがあるので、スッキリ終わるのが好きなんですが
    この終わり方はとても現実的でこの物語らしいなと思いました。



    一人一人が抱えてる闇も
    国や企業の闇も大きすぎて
    そんな簡単にはスッキリしないですよね



    フィクションなのに、とてもリアルで
    そんな物語を考えた作者がすごいなと感服です


    脚本家さんなんですね!
    読んでると映像が浮かびますもんね(*´꒳`*)




    また次の作品で3人に会えそうで嬉しいです(//∇//)

    • bmakiさん
      「幻夏」2回読みました♪
      めっちゃ良かったです!
      「天上の葦」まで突き進んで下さい♪
      「幻夏」2回読みました♪
      めっちゃ良かったです!
      「天上の葦」まで突き進んで下さい♪
      2025/02/19
    • どんぐりさん
      かなさん

      相棒!!
      すごい人気シリーズʕʘ‿ʘʔ
      どおりで本も面白いわけです!!
      かなさん

      相棒!!
      すごい人気シリーズʕʘ‿ʘʔ
      どおりで本も面白いわけです!!
      2025/02/19
    • どんぐりさん
      まきさん

      幻夏、読み始めました!
      すでに面白いです!
      楽しみます(*´꒳`*)
      まきさん

      幻夏、読み始めました!
      すでに面白いです!
      楽しみます(*´꒳`*)
      2025/02/19
  • 下巻も非常に面白かったです。畳み掛けるような描写にハラハラドキドキしっぱなしでした。それぞれの登場人物が非常に丁寧に描かれていて、感情移入しやすかったです。結末も非常に満足のいくもので、心に残る作品になりました。

    • かなさん
      ペコさん、こんばんは!
      読了お疲れ様でした(・∀・)
      楽しんでいただけてよかったです♪
      次は「幻夏」ですね!!
      こちらもレビュー楽し...
      ペコさん、こんばんは!
      読了お疲れ様でした(・∀・)
      楽しんでいただけてよかったです♪
      次は「幻夏」ですね!!
      こちらもレビュー楽しみにしてます。
      2025/02/09
    • ペコさん
      かなさん♪おはようございます(^^)次は幻夏ですね!ほんと楽しみです。いつもお勧めありがとうございます。
      かなさん♪おはようございます(^^)次は幻夏ですね!ほんと楽しみです。いつもお勧めありがとうございます。
      2025/02/10
  • 巨悪ですよ
    いやそっちじゃなくて悪の方
    きょ!あ!く!
    (誰も何も言うてない)

    巨悪との対峙!
    なんともスケールのでかいお話しでした!
    そしてスケールがデカいのに細かいとこの積み上げも隙がない
    うーん、なんて言うかな
    普通だとあちら立たすとこちら立たずみたいになるようなことをしれっと両立させてる
    しかもひとつふたつじゃなくて
    そんなとてつもない力量を感じました

    クライマックスは圧巻の一言!
    でもって映像を見てるような描写力
    手がつけられんわ!

    そして、スカッと終わらないところがまた良い
    巨悪はまだまだ闇に潜んでニヤリとしてそうな終わり方
    理不尽な「世間」にイラっとさせられる終わり方

    このなんだかすっきりしない終わり方が、この物語が自分たちの住むこの現実の世界と地続きなってると感じさるのよね

    この物語に描かれた世界は自分たちも目を向けなければいけないモノなんだって

    そしてなぜ太田愛さんは2005年というちょっと古い時代を物語の舞台に選んだのかってのを考えるとこの物語がちょっとだけ変わった角度で見える気がします

    • ひまわりめろんさん
      ありがとうございます
      我々としては『幻夏』での映画化を視野に入れて制作に励みたいと思います
      ありがとうございます
      我々としては『幻夏』での映画化を視野に入れて制作に励みたいと思います
      2024/01/19
    • ゆーき本さん
      相馬推しの私 泣く!!
      相馬推しの私 泣く!!
      2024/01/19
    • ひまわりめろんさん
      わいはまだ読んでない!w
      わいはまだ読んでない!w
      2024/01/19
  • ようやく読み終えました…長かった…!!
    上巻もかなりよかったのですが、さらに輪をかけて面白みが増しハラハラドキドキの展開も加わり読み応えある上下巻でした。
    作戦通りに行かず滝川に追い詰められるところはさすがに修司は死なないとは分かっていながらもドキドキしました(^^;;

    これが太田愛さんの小説家デビュー作とは…すごすぎる作品でした。鑓水相馬修司シリーズの全作品読了してしまったので、新作が出ることを祈る!!

  • すごい作品です。映像が浮かぶような文章、ドキドキハラハラする展開、早く先が知りたくてページをめくる手が止まりませんでした。
    真相を突き止めた3人が、巨大企業と政治家による陰謀を暴くために動く。
    権力者って怖い…。

  • 下巻は上巻で仕掛けられた謎が解明されていく中で、大企業が雇った殺し屋の滝川や政治家の秘書の服部との攻防がなかなかの迫力で、文章が上手いからか頭の中で映像化しながら読めました。
    それぞれが何かを失いはしたけれど、前を向いて進める終わりだったのでよかったです。
    シリーズ2作目の「幻夏」は読んだので、3作目の「天上の葦」でまた鑓水、相馬、修司に会いたいと思います。

  • 上巻の凄惨な殺人事件から始まった紆余曲折も今回で終結…という単純な終わり方ではない。中心となる鑓水、相馬、修司だけではなく、タイタスフーズの中迫、産廃業社の真崎らも巨大な組織を相手に「闘う」。

    得体のしれない滝川の存在には身震いしてしまう。彼は獲物を逃さない。最後まで彼の正体はわからないが、途中、真崎や中迫、そして修司と対峙した時に心の揺らぎを見せる。まるで機械のような、感情のない動物として描かれてきた彼が、一時、迷いを見せる。でも改心することはまずない。もし現実的にこうした人物を巨大組織が飼いならして都合のいいように使っているなら、何と恐ろしいことだろう。

    弱者が強者を覆すための要因や、そうした格差が生まれた背景も語られる。メルトフェイス症候群(架空)患者の親を代表して奔走する山科。かたや、安定した国家を作り上げたという自負を持つ政治家磯辺。そして己の保身と出世しか見えていないタイタスフーズの森村。報道機関の利害関係を利用した鑓水の策により、巨大組織の闇が公になる。

    社会的背景が緻密に描かれる中で、3人組の疾走感ある活躍はまるで映画の名場面を観るようだった。とにかく滝川の出現が怖い。策士鑓水はほとんど無傷なのに、相馬と修司は満身創痍。爆発、発砲といった目に見える激しい場面と、世の中の矛盾を突く理論的展開とが、物語の中で緩急をつける役割を果たしていると思った。

    上巻の序盤では、相馬が捜査を外された時点で、上層部が滝川に関して何らかの情報を持っていたような印象だった。すべてはそこから始まっている。終わり方は曖昧だが、それが世の中なのだという皮肉も感じられる。最初と最後が見事につながり、余韻のあふれる作品だった。

  • ダースベイダー・・・

    のような殺人鬼が、白昼の広場で人々を襲う。

    4人の命が一瞬にして奪われ、修司だけがギリギリ命を繋ぎ留めた。

    その光景がダイレクトに頭に浮かぶ。

    平和な小説を好んで読む僕は、その鮮やか?な描写に、読むのを止めようとも思ったが・・・。

    本作の醍醐味は、この殺人鬼がとにかく不気味に、有能に描かれていること。

    もう一つ、下巻早々にこの殺人鬼に殺められる真崎の、死して尚発揮されている存在感が、僕にとっての大きな魅力。

    修司、相馬、鑓水、中迫と殺人鬼・滝川の対決がスリルたっぷりだが、対決後の描写が、どうにも冗長に感じられて残念でならない。

    でも、フォロワーさんの薦めで読むことができてよかった。

    次作の『幻夏』も楽しみ。

  • 修司と相馬、鑓水の3人は通り魔事件の裏に、
    巨大企業・タイタスと与党の重鎮政治家の存在を掴む。
    そこに浮かび上がる乳幼児の奇病。
    暗殺者の手が迫る中、3人は幾重にも絡んだ謎を解き、
    ついに事件の核心を握る人物「佐々木邦夫」にたどり着く。
    乳幼児たちの人生を破壊し、通り魔事件を起こした真の犯罪者は誰なのか。
    佐々木邦夫が企てた周到な犯罪と、
    その驚くべき目的を知った時、3人は一発逆転の賭けに打って出る。


    乳児の顏を壊死させる奇病メルトフェイス症候群。
    原因は大企業タイタスフーズが保育園に配った離乳食のサンプルだった。
    それを闇に葬るべくして起こったのが深大寺駅前の通り魔事件だった。
    上巻でどうしても違和感を感じてしまった真崎の金銭の要求。
    真崎の本当の気持ちが明らかになり涙が零れた。

    いくつもの伏線があり、事件の真相がわかるにつれ、
    先が気になって仕方なかった。
    鑓水が立てた作戦が上手くいくのか…。
    緻密に練られた計画が気持ちよくバシッと決まるわけではなく、
    次々とアクシデントにみまわれドキドキが止まらず苦しかった。

    産廃業界の闇・大企業の隠蔽体質・政界との癒着
    社会問題も沢山提起していて、これほどの多くを盛り込みながら
    ミステリーとして仕上げた構成力と筆力素晴らしかったです。
    とても素晴らしい作品で、読み応えもあり面白かったのですが、
    長かったーーー。疲れたーーー(笑)

    この三人のコンビ最高です!
    ずーーーっと、このコンビが活躍する物語を描いて欲しいです。

  • #読了 #犯罪者クリミナル下 #太田愛
    やっぱり長編は、後半になるほど大勢の登場人物の相関図がはっきりして、俄然面白くなってグイグイ引き込まれる。
    ひたすら真実を追い、命をかける姿が勇敢で、でも傷だらけで儚くて人間らしい。筋書き通りにいかない所が逆にリアル。
    凄く面白かったです。

  • 通り魔事件による4人の犠牲者、メルトフェイス症候群という奇病を発症した124人の乳幼児たち、巨大企業グループタイタスフード、これらの結びつきと真相がわかってくるともう一気に読んでしまった。
    それぞれが一匹狼的な相馬、鑓水、修二、中迫だけど、チームワークで、自身が信じる正義を貫き敵に挑んでいく姿がかっこいい。滝川との攻防戦には終始ハラハラドキドキ。出来過ぎた終わり方でないのもかえってよかった。
    絶対「天上の葦」も読まなくっちゃ!

  • 再読
    やっぱりめちゃくちゃ面白い。止まらない。

  • 期待感高めで読み始め、そのままのテンションで読了。
    1本のサスペンス映画を観終えたような満足感。太田さんの執筆力、凄いな。こんなに長いのに、中弛みなど全くなく、目まぐるしく場面が展開していく中に、しっかり人情劇もあって。
    読み始めたら嵌まること間違いなしなので、その意味では覚悟を持って読み始めるべし。

  • ひとつずつ細い糸が繋がり、「なぜ」という部分まで描かれた下巻。
    ハラハラや恐怖、不条理な現実への落胆、悪の中にわずかに触れることのできる良心。
    全てを終わらせるために注がれた彼らの想いは本当に胸を打つ。
    綺麗なハッピーエンドではない。
    そこがまた現実に起こり得るものと近しく、心に痛みを残させる。
    失ったものはあまりに大きく、完全勝利とはならなかった彼らのこれからの日常に、少しだけでも幸せな何かが届けられることを願ってしまう。

    この小説は圧巻だ。
    驚かされる展開と緻密な計画と伏線、様々な分野の知識と心理の総動員。
    太田愛さんの小説は、間違いなくこれからも読み続けるだろう。

  • なるほど、なるほど・・・
    下巻の初めは上巻の謎解き、種明かし的な感じで始まる

    高知での真崎の動き
    倉庫で爆破されたと思われる二人の男女の正体
    何から何まで考え尽くされていてため息しか出ない

    そして、下巻に至ってまだ仕組まれる謎
    『佐々木邦夫』という人物は、生きているのでは?

    恐ろしい殺し屋滝川、彼を動かす冷徹無比な秘書の服部
    そして背後に見え隠れする大物政治家磯部

    タイタスフーズと磯部の癒着や隠蔽工作の全てを世間に晒すための三人の考えた「仕掛け」と「追い込み」
    滝川に追い詰められ逃げる修司の荒い息使いが聞こえる読んでいるこちらまで息が苦しくなる
    9時半までに辿り着けるか
    そこで何があるかは分からないが、何としても辿り着くんだと心の中で叫んでいた

    妻と愛息を失った真崎の生きる目的は理不尽に踏みにじられ、社会の外に置き去りにされていく者への寄り添いへと移っていくが、その真意が最後まで一部の人にしか理解されることがなかったのが切ない

    緊迫した場面も良かったが、最後三人が中迫の見舞いで
    久しぶりに会う場面、全面解決、万々歳とはいかなかったが、これからの希望が見えてきたようでほっとする

    圧倒的に男性が多い登場人物の中で被害者の会の山科早紀子や中迫の妹の碧子や妻の頼子がかっこよかった

    ちょっと書き込み過ぎ、仕込み過ぎという気がしないでもないが、長編にも関わらず一度もトーンダウンすることなくおもしろかった

  • 上下巻合わせて800ページ越えの超大作
    途中だれることなく、最後まで面白かった。
    特に下巻の仕掛けるところは、心臓に悪いくらいハラハラドキドキ。
    疲れた体にはきつかった。

    登場人物すべてにはっきりとしたキャラクターがあり、本の中にすぐに引き込まれる。
    さすがドラマ「相棒」の凄腕脚本家

  • すべて、うまくいってめでたしめでたしに、ならないところに、面白さを感じました。あとちょっとなのに、という歯痒さが、この本の醍醐味なのかもしれません。

    上下に渡る、壮大なのに、たった10日ほどの話。時間は、かかりましたが、読んでよかった!

  • 五人の死傷者を出した通り魔事件で、ただ1人生き残った修司は、暗殺者から逃げる中大きな陰謀につながる事件に巻き込まれていく。

    最初はバラバラのように見える点と点がつながって線になっていくような展開。ドキドキハラハラの場面も多い。
    長編ながらも飽きずに楽しめた。
    相馬も鑓水も修司も。みんなかっこいい。

    真崎の無念、中迫の信念を背負った『佐々木邦夫』
    心からすっきりできる勧善懲悪な終わりは迎えなかったものの、読後感は悪くなかった。

  • 見事な傑作!!
    最後のテレビ中継も入れようとする怒涛の展開にハラハラした。殺人者の滝川の追い込みぶりが恐怖。大雨の中に五億円を置いて、それに気づいた民間人に見つけられた時は、あ〜あと思ってしまったが、それにも大きな意味があり、後々亡き真崎が喜んでるくれるような展開で感動した。
    修司、鑓水、相馬の3人はすごい。そして、たくさんの脚本を書いているとはいえ、初の小説でこれほどの読み応えのある小説をかいた太田愛さんにただただ感動です。この3人のシリーズをさらに読んでいきたい。

  • 2023.5.29読了

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著者プロフィール

香川県生まれ。「相棒」「TRICK2」などの刑事ドラマやサスペンスドラマの脚本を手がけ、2012年、『犯罪者 クリミナル』(上・下)で小説家デビュー。13年には第2作『幻夏』を発表。日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)候補になる。17年には上下巻の大作『天上の葦』を発表。高いエンターテインメント性に加え、国家によるメディア統制と権力への忖度の危険性を予見的に描き、大きな話題となった。

「2020年 『彼らは世界にはなればなれに立っている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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