- Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041102961
作品紹介・あらすじ
隠された巨大企業グループの残忍な罪業。浮かび上がる一人の男の驚くべき犯罪計画。そして、謎を追う三人が犠牲者を救済するために一発逆転をかけて臨む、メディアと警察を駆使した奇策とは!?真の勇気と正義を問う、感動のノンストップ・エンタテインメント。
感想・レビュー・書評
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通り魔事件による4人の犠牲者、メルトフェイス症候群という奇病を発症した124人の乳幼児たち、巨大企業グループタイタスフード、これらの結びつきと真相がわかってくるともう一気に読んでしまった。
それぞれが一匹狼的な相馬、鑓水、修二、中迫だけど、チームワークで、自身が信じる正義を貫き敵に挑んでいく姿がかっこいい。滝川との攻防戦には終始ハラハラドキドキ。出来過ぎた終わり方でないのもかえってよかった。
絶対「天上の葦」も読まなくっちゃ! -
上下巻合わせて800ページ越えの超大作
途中だれることなく、最後まで面白かった。
特に下巻の仕掛けるところは、心臓に悪いくらいハラハラドキドキ。
疲れた体にはきつかった。
登場人物すべてにはっきりとしたキャラクターがあり、本の中にすぐに引き込まれる。
さすがドラマ「相棒」の凄腕脚本家 -
こういうエンタメ小説は感想が書きにくい。
めっちゃ面白かった、としか言えなくて。
ここで若者は「語彙力」なんて言っちゃうのか。
乳幼児を襲う奇病、保育園に配られた食品サンプル、
大手食品会社と政治家の癒着
白日の通り魔殺人事件。
結びつかないと思われている点を結び付けていく人達。
手に汗握りました。
映像を見ているようで、
というか映像に起こすために書いたみたいな感じで、
気持ちよく裏をかかれたり、
ヒヤヒヤしながら逃げたりした。
闇に葬られそうになったことが
明るみにでることによって
さらに戦わなくてはならないけれど、
それでも、よかったと思う。
小さな未来が見える生活はきっと明るい。
「天上の藁」のチーム誕生。 -
なんとかどうにかうまくいきますように!とハラハラしながら読みました。おもしろくて続きが気になりすぎて、上下巻一気読みしました。
3人が出てくる次巻があるようなので、ぜひ読みたいです。 -
先に2作目読んじゃって順番逆になっちゃったけど。
上下巻、あっという間だった。目まぐるしく時間も視点も変わるのにそれが全然気にならない。しかもストーリー二転三転。すごいなぁ。
怒涛の展開はエンターテインメント性抜群だけど、読みっぱなしで終わらないこの読後感。
しかも、このテイストで同じメンバーで続編もって、ほんと、すごいな。
理不尽な社会。信じやすく臆病で妬み深い国民性。
今、まさにドキッとするフレーズがたくさんあったな。
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企業と政治家の結びつき。
緻密な犯罪計画と周到な行動での事件解明。
今、隣で起こっているような事件の連続。
終始ハラハラドキドキで一気に読み上げた。
ここまで描ける日本人作家はなかなかいないと思う。 -
久々に本当に読み応えもある小説で、本作がデビュー作とは信じられないほどの重厚さ、社会性、余韻もある作品でした。次作の「幻夏」もすぐに読みたくなりました。
著者プロフィール
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